ちゃんこ鍋・佐賀昇
2006.06.09
宮沢りえちゃんが妖艶に「な。ええもんでしょ?」
本木君がぐっとシックに「ああ、ええなあ」
そして、りえちゃんが「たまにはこうして仕事のことぜーんぶ忘れて… 伊右衛門はん?」
本木君「ほんま、ええ水や」
このサントリーのテレビCMの本木雅弘が1991年に主役制作した「シコふんじっゃた。」という青春ド根性映画がありました。
ストーリーの厚みはありませんがとても「楽しめる」青春相撲映画です。監督は「Shall We ダンス?」でヒットの栄誉と奥さんを一度に手に入れた周防正行氏です。
相撲は「国技」として非常に保護されているスポーツですが、多くの人の娯楽になったのは神社仏閣が興行主となって「勧進相撲」を行なったのが始まりと言われています。この時入場料を取りますが、いわゆる「木戸銭」は社寺の建築費の資金集めが目的でした。
江戸での最初の「勧進相撲」は1684年〔天和4年〕の正月のことであったということです。この「勧進相撲興行」はとても有名でいろいろな歴史書にで出来ます。この年の二年前に有名な「お七火事」で日本橋はほぼ半焼し、3500人以上の死者を出しました。この勧進相撲興行は火事で焼けた「富岡八幡宮」の再建の資金集めが目的でした。
8日間も開催されたようです。それだけ力士の数が存在していたと言うことでしょう。
〔国技館の入り口付近には力士の上りが所狭しとはためいています。朝青龍の幟〕
すでになじみのある「ちゃんこ鍋」はお相撲さんの食事のことです。
先日、数名の知人と一緒に「ちゃんこ鍋」を頂きました。とてもおいしいちゃんこでした。幹事の方に感謝!
この会合はともてユニークで洗練された方々が多く集まります。数回前より無理を申し上げて参加させて頂きました。今はとても楽しんでいます。
お相撲さんが引退すると「ちゃんこ料理屋」として再デビューすると言う訳です。でも、これは力士の時と違い「経営」ですので、いろいろ大変なこともあると思われます。「ちゃんこ鍋」はもちろん部屋ごとに「秘伝」があったようですが、一般の人が食べやすくアレンジされていると思われます。
お相撲さんが食べるのですから「太る」ことを目的とした食べ物と考えがちですが、実際は意外と「野菜たっぷりでのヘルシー料理」なんです。
スープの味は「味噌」「しょうゆ」「塩」があるそうです。
始まりはやはり江戸時代だそうで、名の由来は、長崎に巡業した力士が中華鍋の「チャンクォ(ちなみにクォは鍋の意)」の料理法を取り入れたことから、という説が有力だそうです。
佐賀昇のちゃんこ鍋は「だし」「鶏団子の地鶏」「豚肉」「野菜」「うどん」という素材です。そこに佐賀名産「ゆずこしょう」をお好みで添えるというのが「佐賀昇」のスタイルでした。
まずは「鳥団子」ですが、
2度挽きにした地鶏の鶏団子で口の中でプツプツ旨みがはじけるというキャッチ・フレーズです。
「ゆずこしょう」は薬味として使いますが、
佐賀昇特別仕様だそうです。部屋の壁に「おみやげもおいてあるヨ!」と在ります。1000円です。
そして「出し」はかつおとこぶをふんだんに使って取った秘伝のだしらしい。
とてもさっぱりとしていておいしいスープです。
そして仕上げは「うどん」でシコシコ感抜群の麺でした。
でも会食メンバーは「ラーメン」も食べたいとお店のお兄さんにリクエストしていました。
当然即座に「却下」されていましたが。
ちゃんこ鍋もいいけど本物の「桟敷席」で見る大相撲はもっといいです。
■お店の情報
「相撲茶屋・佐賀昇」
〒104-0061 東京都中央区銀座7-18-15
電話/03-3545-1233
営業時間:17:00~23:00(LO:22:30)
定休日:日曜日、祭日
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