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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

「貴婦人」と「海難」

2006.01.31

懐かしの知人と再会

先週の27日に広島在住の懐かしい知人と再会し食事をしました。広島での生活はすでに二年を超えていますがとても楽しんでいるように見受けられます。週末は元々好きな釣りを楽しんでいるようです。先週の週末には「真鯛」を吊り上げ、生きのいい「真鯛のお刺身」を食したそうです。
自分で吊り上げ、自分で食すとは、なんとうらやましいことでしょう。それも真鯛です。
また、最近良く釣るのは「めばる」だそうです。めばると言えば「煮付け」が堪らない美味しさです。こうなったら近々広島に寄ろうと思っています。

彼が広島から東京に上京すると入れ違いに広島港に「貴婦人・海王丸」が寄港しています。
28日のことです。航海訓練所(横浜市)所属の練習帆船「海王丸(2,556トン)」が広島港に入港し、学生達の手により全装帆〔三十六枚のセール〕が披露されました。見学客へのサービスですね。「海の貴婦人・海王丸」を見ようと沢山のファミリーが押しかけ、一万人以上集まったようです。

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春節にちなんで

2006.01.31

中国の知人から春節のメッセージを頂きました。

中国人にとってこの時期、一年で一番の祝日とも言える伝統的な日です。
旧暦でお正月を祝う「春節」はともとも日本にもありましたが、今ではすっかり影を潜めて西暦のお正月に変わってしまいました。中国の人はこの行事を頑なに守り続けています。伝統を簡単に過去のものとしてしまう日本人と根本的に異なった文化を持っているせいでしょうか。
中国の春節は中国人が世界中には羽ばたいたせいか広く知られています。この旧暦のお正月春節は、中国だけでなく、韓国とベトナムを含めた東南アジアでも重要な祝日となっています。

とは言え同じ東洋でそれもお隣の出来事です。さらに日本の文化はその起源を大陸から受け継いでいます。確かにいくつかの大陸文化の変遷として「青は藍より出でて藍より青し」の如く日本人の気質と融合して花開いた文化もあります。そう言えばこり「青は藍より、、、」も中国の代表的なことわざですね。

この春節のメッセージをくれた若者も大陸文化をしっかりと受け継いだITのトップランナーです。
彼には恩師がいらっしゃいますが、彼を指して「出藍〔しゅつらん〕」といえるでしょう。

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京都市民意識と江戸の駕籠

2006.01.29

京都市民の9割以上が地球温暖化問題を意識しているそうです。

意識」と「行動」は大きな隔たりがありますが、しかしまずは「意識」が必要と思います。いつだったか近くのスーパーで買い物をしていた時のことです。既に買い物を終えた年配のご婦人が買ったばかりの生物をトレイから取り出し、持参したタッパーウェアに移し替えていました。そのトレイは据付のゴミ箱に「ポィッ!」。自宅のごみを極力なくしたいという理由でしょうか?
それとも使用したトレイを洗い、まとめてスーパーに返す手間を省きたいのでしょうか? いずれにしてもこの様な小さな積み重ねが大事です。大きなうねりとなり推進力に変わっていく事でしょう。
また別なスーパーの入り口には「ビニール袋」不用の方には「ポイント還元」という張り紙も見ました。一般消費者の意識は「還元」の言葉に弱そうですね。
ところで、
京都市が行った意識調査は「地球温暖化対策についての市民アンケート」でした。その回答者の9割以上が「温暖化問題に関心」を持っているという結果がでたそうです。特に買い物で「詰め替え商品を選ぶ」という人は約6割ありましたが「レジ袋をもらわない」は3割で、やはり手間が増えると敬遠する傾向があったそうです。やっぱり「還元」ですよ。市民生活は。

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OPECと灯油

2006.01.29

ここ六週続いてガソリンや灯油の小売価格の高騰が続いています。

つい数年前まで冬の暖房器具で一番手っ取り早いのが石油ファンヒーターやストーブでしょう。我が家もそうでした。年末年始を過ごした田舎でも各部屋にファンヒーターがありました。手軽ですぐに部屋全体がたちどころに温まります。しかし、最近では空気の汚れや匂いや保安の関係でエアコンで暖房する家庭が都会では圧倒的だそうだす。しかし多くの家庭ではまだまだ石油暖房器具のお世話になっていることでしょう。その石油がここ六週間連続で価格上昇です。
国内の石油大手元売は「新日本石油、昭和シェル石油、コスモ石油、ジャパンエナジー」ですが、各社2月出荷分から値上げするそうです。灯油やガソリンなど石油製品の卸価格を一月比でリットル当たり約二円値上げするとニュースを見ました。これで二カ月連続で卸値の引き上げとなりました。

近代石油産業は1859年8月に「エドウィン・ドレイク」と言う人がアメリカ東部のペンシルバニア州タイタスビルの近くの「オイル・クリーク」と呼ばれる地帯で世界で始めて機械を使って石油を掘り出した事から始まったといわれています。きっとジェームス・ディーンの「ジャイアンツ」の様な有様だったのでしょう。この映画の撮影終了間際の1955年9月30日に交通事故死で24歳の若さでこの世を去ったジェームス・ディーンの遺作ですが、石油を掘り当てるシーンは圧巻でした。記憶にとどめている方も多いと思います。

ドレイクが掘り当てた「原油」が精製すれば鯨油や石炭に比べてはるかに品質の優れた証明用の灯油を得られることを1850年代に人類は始めて知りました。それから昨今の「ピーク・オイル」と言われるまで「石油時代」の到来です。石油バブルという言葉で表現する知識人も多いです。

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赤坂由香利

2006.01.14

今までに聴いた事のない音質を持つ「赤坂由香利」を聴く!!


以前、知人から自分の姪の話しを聞いたことがあります。その姪はジャズ・ボーカルを目指しているそうです。場所は大阪でジャズ・クラブで前座を務めているとの事。最初はそのクラブで時給800円のウェイトレスからのスタートだったようです。今は、前座のボーカリストで時給が3500円だそうですが、まだまだ食えないと知人は「嘆いて」いました。そういえば、小社に20代の始めにジャズ・ボーカルを目指した女性メンバーがいます。今はキャリアを積んで中核になって欲しいと成長を期待しているところです。彼女曰く、「お金を頂いて一曲でも歌うとことは、とっても大変な事です。」と経験を踏まえて話していました。

赤坂由香利」は多くのジャズ・ボーカルが食うや食わずで凌ぎを削っているこの業界で、著名なあの「レイ・ブライアント〔P〕」の耳にとまり、その才能を賛美されたといわれる「ボーカリストでジャズ・ピアニスト」です。彼女の音質は一度聞けば忘れる事のない「低音でかすれ気味の独特の声」です。それが彼女の風貌や選曲にマッチして「赤坂由香利ワールド」を作り上げているのでしょう。

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〔観客は売り物の高級家具に座り飲み物とスナックを振舞われる〕

ジャズ専門誌の「スイングジャーナル」で彼女が昨年の5月に発表したアルバム「Rainy Afternoon」が、人気アルバム部門で13位にランクされています。彼女曰く「初回プレス2万枚でしたが、一年で綺麗に片づき後、手持ちで100枚は切っています。お早めにお求めください。」と苦笑しながら「一枚でも多く買ってください!!」とエンディング・ソングにハスキー・ボイスを出していました。

赤坂由香利トリオのベーシストは熟年「古野光昭」がジョインしています。彼も「スイングジャーナル」のベース部門で2年連続ランキング2位の人気度だそうです。音響がいまいちのこの会場で苦労しながらいい音を聴かせていました。
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〔かって聞いた事のない洗練されたハスキー・ボイスを持つ赤坂由香利〕

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〔2ndアルバム/Rainy Afternoon /13位にランクインした〕
Yukari Akasaka/ Vocal,Piano
Mitsuaki Furuno /Bass
Hideo Sekine / Drums
Manabu Ohishi/ Piano,Keyboard

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さゆりとホノルル

2006.01.14

さゆり」をホノルルで発見!!

ここ20年以上毎年夏になるとHAWAIIの休暇を楽しんでいます。
この島の魅力に取り付かれた一人と言えるでしょう。気候もいいのですがこの南国の島々は「大都会」と「ど田舎」が隣接し、ミョーに解けあった感じする楽園といえます。
朝の6時に散歩し、チャイナタウンで飲茶を楽しみ、午後は人がマバラなビーチの木陰で生ぬるいビールと読書で過ごし、夕刻シャワー後、都会の洗練されたレストランで「イタメシ」を食べ、毎週金曜日恒例のヒルトン・ホテルの大仕掛けの海上花火を楽しむなんて事が可能な旅行者が楽しめる島なのです。
もちろん最初の数年間はやはりビギナー旅行者が辿る観光としてのHAWAIIを肌で感じるために島巡りや観光地を歩きました。
それが一段落した数年前から観光地のHAWAIIでなく、HAWAIIが持つの文化、歴史、芸術、固有植物や動物さらに大自然等に興味が転移し、特にこの国の「王朝時代の生い立ちから衰退・米国への編入」までのHAWAIIにとても興味が沸いています。HAWAII関係の多くの書籍を読みました。そして益々この島国の「ゆったりと醸成した文化」に共感を覚えます。「さゆり」の著者アーサー・ゴールデンが他国の文化である「Geisha」に興味を持ったように。
〔当時なにも知らずに手に取った「さゆり」の原書〕
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HAWAIIと日本の親交は西南戦争がやっとの思いで終結してから四年後の1881年〔明治14年〕にハワイ王国カラカウア王を国賓と迎えた頃と言われています。この訪問を契機に条約締結や大規模移民が開始されたそうです。

この本をワードウェアセンターの端にある一階と二階を内部階段で繋いだ書店「ボーダーズ<BORDERS>」で手に取りました。3-4年前の事だったとうっすら記憶にあります。この場所のボーダーズは既に閉店しVictoria Ward Centreに移転しています。
当時「さゆり」という言葉も情報として持っておりませんでしたし、あくまでこの本のタイトル「Memoirs of a Geisha」の中の「芸者」というタイトルに反応しただけです。たぶんその頃ベストセラーになりつつあったのだと思います。このハードカバーの厚みのある本を立て掛けてあると「とても目に」つき易いです。僕が日本人だからかも知れませんが。
初めてホノルルに「ボーダーズ」を見たときは感激しました。それより二年ほど前にサンフランシスコで見かけ気に入って滞在中数回行きました。それがホノルルに進出し、展開をし始めた時でした。

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イサム・ノグチ と ドウス昌代

2006.01.09

今年の「お正月休み」は例年より少し日数が少ない上、公私の行事で個人的な自由時間を取れていませんでしたが唯一素晴らしい「二冊の書籍」に出会いました。

一冊は、
さゆり〈上・下〉です。
アーサー ゴールデン (著), Arthur Golden (原著), 小川 高義 (翻訳),文春文庫
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もう一冊は、
イサム・ノグチ〈上・下〉―宿命の越境者-
ドウス 昌代 (著),講談社文庫
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この二冊を選んだ理由はありますが、たまたまこの二冊は時代がオーバーラップしていました。お正月の三ヶ日と今週で六冊分の分量は決して多くはありませんが「読みたくて仕方が無いくらいの面白い本」でしたが、纏まった時間がとれずそれが結構ストレスに感じたほどです。

最初にドウス昌代 著「イサム・ノグチ」から始めようと思います。

美術に造詣の深い知人がいます。多くの美術展覧会や美術館廻りに出かけて行かれるようです。時々案内を頂きお誘いを受けます。
レオナルド・ダビンチレスター手稿も知人からのお誘いがキッカケとなり出かける事にしました。そういえば古の俊才「井真成(せいしんせい)」も知人からのお知らせでした。
そして今回は「イサム・ノグチ展」のお誘いでした。この展覧会は世界的に著名な「イサム・ノグチ」の彫刻から空間デザインへ~その無限の創造力~というタイトルでが東京都現代美術館で昨年の9月16日(金)から11月27日(日)まで開催されていたものです。
実は再三件の知人よりお誘いのお声がありましたが「多忙」を理由にお断りをしていました。知人はすっかり気分を害したのか、または会期も終了したせいか「ぷっつり」この件での会話がなくなりました。
いゃあ。悪い事したなぁと反省している次第です。

そして、僕はその事をすっかり忘れた年末の日曜日でした。
新日曜美術館という番組で「イサム・ノグチ」を見て衝撃を受けてしまいました。司会の山根基世さんとはなさんが担当するこの番組は日曜日に良く見る番組ですが、その日は違いました。ゲストのドウス昌代さんの「イサム・ノグチ」に対する姿勢・アプローチ・個人的な意見でなく調査の集約としての説明に一種の感動を覚えたのです。
そしてすぐさまAmazonでオーダーしました。その時、ついでの様に件の書籍二冊を注文しました。そしてすぐに知人にメールし、「お詫びとイサム・ノグチの素晴らしさ」を伝えお許しを頂いた訳なんです。このついでの「さゆり〈上・下〉」アーサー ゴールデン著も実は、トンでもないほど読み応えのある小説でした。ついでという行為に感謝です。

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海洋丸 再び就役!!

2006.01.09

海王丸がしばしの入院治療から復帰して再就役しました。
お疲れ様でした。


帆船時代の海洋冒険小説ではC・S・フォレスターの「ホーンブロワー・シリーズ」がとても有名で数年前日本でも深夜TV放映をしていました。この業界で知人になった企画専門の先輩は東京湾で小型ヨットを楽しんでいます。その様な知人を数人知っています。

ジャック・オーブリーを演じるラッセル・クローの「マスター・アンド・コマンダー」を以前ブロク゛しましたが、つい先日このDVDがツタヤで特売1000円で売っており、迷わず購入してしまいました。以来数回もこの映画を見ています。この映画の題材は1812年から始まった第二次英米戦争をテーマにしていると言われていますが、題名の「マスター・アンド・コマンダー」という職位が良く判りませんね。
「マスター・アンド・コマンダー」は海尉艦長〔コマンダー〕と航海長〔マスター〕を兼ねるという意味ですが近代の職制しか知らない僕には19世紀初頭の英国海軍の呼び名を勉強した記憶はありません。ただ、航海長兼海尉艦長は小型フリゲート艦で艦長が航海長を兼ねるときに使用するものと察しがつきます。映画の中でも彼は「SaleMaster!!〔航海長〕」と部下を呼んでいるシーンがある筈です。
航海長の職位は副長、海尉の次の職位となります。
なので、オーブリー船長の立場は大型帆船でそれも海兵隊が乗り込んでいる正規軍艦で女王陛下から任命されている職位と考えると「勅任艦長〔ポスト・キャプテン〕」が正規職位と思われます。この身分は国王陛下から授けられた終身身分だそうです。

昨年の台風で富山港の碇地から座礁・損傷した海王丸〔独立行政法人・航海訓練所の練習用帆船(2,255トン)〕がお正月、修理を終えて再び就役しました。5日午後には海上技術学校生97人による乗船式があり、そのニュースが報道されました。その後出港準備を行い、10日に横浜を出港して、26日には広島港に入港する予定だそうです。〔ニュース

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熱帯魚と地球環境

2006.01.08

熱帯魚を家の中で飼育してみたい。
海鮮レストランでは泳いでいるあの魚を食べたい。

子供の頃田舎の海は綺麗で神秘的でした。水中メガネと足ヒレと手製のモリで泳いでいる「魚」や「伊勢海老」や「ワタリガニ」を捕ったものです。その日初めて海の中にもぐると体力と肺は最大限に発揮できるので2分程度水中で活動できます。そして、二回目、三回目と回数を追う毎に潜水時間は短くなります。
そして、捕まえた海老やカニはその場で焼いて食べてしまうほど野性的(野蛮的!?)でした。でも子供ながら危険を予知するのでしょうか、10回程度水中に潜ると負担が大きく本能的に岸に引き返したものでした。
僕の知人に水族館や熱帯魚店は苦手という人がいます。いずれもガラスを通して巨大な水に囲まれている事が恐怖になり、その後きまって気分が悪くなるそうです。分かるような分からないような。

僕の週末の散歩の途中にいわゆる「熱帯魚店」があります。
色とりどりの熱帯魚は見ていて飽きもせず、お店に立ち寄ると20-30分はすぐに過ごしてしまいます。時折、指差しながら熱帯魚を店員に言いつけてタマで掬ってもらい、ビニール袋に入れて持ち帰るお客に出くわします。あんなに買っても十分に入る水槽がなるんだなぁとちょぴり羨ましくもあります。そういえば以前弊社のメンバーに自分の机の上に熱帯魚を飼っていた人もいました。よく面倒を見ていましたが1-2ヶ月で死んで、また新しい魚を買ってきているようでした。
一つのお店で泳いでいる「熱帯魚」は相当な数で、それが日本全国、世界規模と考えるとトテツモナイその数に「震え」がきそうです。
一体どこから「熱帯魚」はやってくるのか?

熱帯魚は日本の近海では限定された魚以外は生息しません。殆どが南海の海に生息しています。
熱帯魚は巨大ビジネスでもあり、この人間の嗜好による「観賞魚の捕獲は地球環境破壊」を前提としています。

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早間美紀

2006.01.08

待ちに待った「早間美紀カルテット」が来る!
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〔7:30pmやっと入り口のネオンが点いた〕
【入り口のボードには「早間美紀率いるカルテット 」示すメンバー構成が書き込まれている】

一昨年の秋のその夜は師匠の誘いでしばらくぶりのB&Sだったのでした。その時の彼女の印象は「小柄なピアニストだなぁ」という感じでした。ツゥー・ステージの演奏を十分に堪能し師匠とB&Sからコットー通りに出ました。表参道の帰り道に「あのパワフルでハイタッチで小柄なピアニストは誰!!??」の話題で持ちきりでした。二人にとっては「大発見!!」だったその夜は相当興奮状態でした。彼女は今夜のために米国から一次帰国した「早間美紀」というピアニストでした。その夜のクルーは「大野俊三(tp)山口真文(ts)早間美紀(pf)杉本智知(b)奥平真吾(ds)」のクインテットでした。

当時、師匠から誘われたときには「じゃぁ久しぶりに奥平真吾のドラミングでも聴きにいきますかぁ」と言ったノリでB&Sに集合したのです。勿論、奥平真吾は良かったのですが「彼女のピアノ」にすっかり度肝を抜かれた感じでした。
でも、その後ぷっつり「早間美紀」の国内での演奏活動はありませんでした。

そして突然の師匠からのメールです。早間美紀の来日スケジュールに関してでした。さすが師匠良くぞ見つけましたものです。
その間僕は、B&Sに一歩も近づくことが出来ないくらい多忙でした。師匠はというとどうも僕抜きで数回は足を運んでいた様子です。最も僕にメールを出しても返事を期待しない師匠特有の優しさと僕は拡大解釈をしていますが。どうでしょうかねぇ。
いずれにしても師匠の指示通りに二人の予約を確定しました。
が、なんと前日から季節外れの台風が関東地区に接近し、このままのコースを取ると、その晩は都内直撃の予想です。
こりゃあ、行けないゃ。とメールのやり取りが飛び交う当日でした。豪雨に弱い都内の交通事情を考えると、天気予報を信ずるしかなさそうです。ここが思案のシドコロ。
結局、帰りを心配して予約はキャンセルとなりました。
ところがです。
後日、師匠とB&Sに行った時、その話題をすると、京子ママ曰く「もぅ。大変だったのよぅ。台風ですごい雨でしょう。それに風もすごかったのょ。でもねぇ。大盛況だったのょ!!」の一言。しばし師匠と僕は京子ママの顔を呆然と見た後、互いにがっくりと「残念」に思ったものです。
そしてまたもやその後の彼女の消息はなし。
NYに帰ってしまったのです。

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〔B&Sのお店のロゴと井上陽介のベース〕

そして今夜の早間美紀(pf) は「N.Y.カルテット」というタイトルで登場したのです。
今夜のクルーは「ビタリ-・ゴロブニョブ(tp) 井上陽介(b) 倉田大輔(ds)」のカルテットでした。テーブルチャージも一昨年から500円UPの\4,500です。ロシア出身でNYで活躍するトランペッター、ビタリ-・ゴロブニョブをフィーチャーしての来日ツアーとなりました。
アンコール曲とまだ題名の無い三曲を含めて11曲を披露した。その内ビタリ-・ゴロブニョブのオリジナル曲を一曲吹きましたが数日前まで「名前の無い曲」でしたが、彼は日本は初めてでしたが「焼肉」に感激し、その曲を「ヤキニク」と命名しました。

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〔今夜もボディ&ソウルはジャズ愛好家を待っている〕

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お魚の漁獲量が限界だ~!

2006.01.08

誰もが感じた自然は「無尽蔵」ではない!!

全米科学財団〔NSF〕は慎重さで有名といわれていますが「種の絶滅危惧種」の報告書によると今後20から30年以内に地球上の全生物種の四分の一が永遠に姿を消すと警鐘しています。勿論生物種の絶滅速度は研究者の理論によって相当な時間的開きがありますが、どの研究者も絶滅がかなりの速度で進行しているという事実には異論がないと言うことです。
日本の環境省も「日本の絶滅のおそれのある野生生物」を発表しているようですが、この中に身近な植物の名前が出来ます。既に季節外れですが「秋の七草」という七種類の植物がありますが、この中に「桔梗〔ききょう〕」と「藤袴〔ふじばかま〕」が絶滅の危機にあるそうです。すると「秋の五草」になってしまうのは時間はかからないと聞きました。
これらの「絶滅の危機」の中で「野生魚」が今日のテーマなんです。
魚類に関して言うと「危機」の第一の原因は圧倒的に「生息地の破壊」だそうです。
第二が「乱獲」という事になります。
乱獲で言うと全てのお魚に乱獲しているのでなく「お魚の種類」に偏りがあります。全世界の捕獲量で「特定の10種のお魚」がなんと総捕獲量の3割を占めるということです。そして「特定の10種のお魚のうち7種」がここ数年で限界に達して居るらしい。これは脅威です。
特に日本人気質の「完全漁獲」がその一因でしょうか。また米国やソ連や北欧の食べない魚までを捕ってしまう「過剰漁獲」も要因でしょうか。いずれにしても今後はこれらの「特定の10種のお魚」は捕獲減少傾向になるでしょう。
特に、
■ペルーのカタクチイワシ
■アラスカのスケソウダラ
■日本のカタクチイワシ〔これがとっもい美味しいのです〕
■北東大西洋のアオギス〔関東とで殆ど捕れません〕
■北大西洋のカラフトシシャモ〔日本に大量に輸入されています〕
■大西洋ニシン〔もちろん輸入しています〕  だそうです。
他にも、マサバ、カツオ、タチウオは一部で過剰漁獲されているということです。
僕も含めて日本人は魚が大好きです。取る側で無く食べる側ですが、欲しい人がいるから捕る訳です。
また、
主要原因の「生息地の破壊」については今後予想通り地球の温暖化が進行すれば生態系の混乱や変化によって多くの生き物を絶滅させる事は明白でしょう。
特に自分で移動が出来ない植物やサンゴ礁も温暖化や海水温度や海面上昇によって打撃を蒙る事でしょう。

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WOON SUN

2006.01.08

益々パワフルなハスキー ヴォイスが響くWOONG SUNのステージ!!

今夜はお客様と韓流歌姫にぞっこんな師匠と三人でB&Sに集合しました。外は木枯らしの寒さですがB&Sの室内は程よい暖房で韓流歌姫を迎える紳士としてはジャケットを着用すべきですが、気分をすっかりリラックスした頃には脱ぎ捨てて「スィング」出来る暖かさでした。
そして、快い弾んだ気持ちで帰路に着く頃、冬の澄んだ寒さと強風の為か夜空を見上げると珍しく東京でも星が輝いています。
オリオン座が南中する頃夜空は華やかな「冬の星座」に代わります。冬の星座は「明るい星」が多いといわれています。空のクリアーさも手伝ってコットー通りの頭上にもキラキラ輝くオリオン座を捉えることが出来ます。
「明日も天気だけど寒そぅ。。。。」

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〔開演前に腹拵えをせねば〕

B&Sの食事はジャズを聴きながらお酒を飲み、簡単な「おツマミ」で済ますというものでなく、一般的なレストランでも十分な通用する食事メニューがあります。勿論専門店でありませんのでメニューの品数は限定されますが京子ママ曰く「うちの食事はとってもおいしいわょ」と。

2003年の年末に韓流歌姫はB&Sで国内初めてその美しくハスキーな歌声を披露しました。そしてあの厳しい京子ママを唸らせた。その時のクルーは鈴木央紹(ts),嶋津健一(pf),加藤真一(b),小島勉(ds)のカルテットにWOONG SUNのボーカルでした。今はカタカナで「ウンサン」と表記していますが、当時は「ウオンサン」といっていました。

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〔B&Sマッチ〕

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〔定番となった彼女のスチール〕

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サンゴ礁の死滅と保護

2006.01.07

一度死滅したサンゴ礁の回復は絶望的!!

サンゴ礁は全海洋面積のたった0.1~0.2%程度しかないそうです。そしてそこを棲み家にする魚は、最近の調査で全魚類種の4分の1程度が生息していると推定されている様です。近年の急激なサンゴ礁の減少は、生物の多様性にとってとても危険な状況と言えるかも知れません。つい先日のニュースで「野生魚の漁獲量が限界」に達し、代わって「養殖の増加で野生魚の減少分を相殺」したそうです。
なんか不自然さを感じるニュースです。とても良い事と思えません。
世界の漁獲量は、数十年間にわたって増加したのち「2000年に9,600万トンでピークに達して、その後2003年には9,000万トンに減少した」そうです。統計によると1人当たりの漁獲量は、1980年代後半の「平均17kg」から2003年には「14kg」へと減少したとの事。これは1965年以来で最低だそうです。この原因の一つに「サンゴ礁の減少」が要因としてあると思います。
そんな中で、
沖縄県・慶良間諸島の海」が日本のサンゴ礁で初の「ラムサール条約登録地」になりました。このラムサール条約は「特に水鳥の生息地として国際的に大切な湿地に関する条約」のことで、イランの首都テヘランの北、カスピ海の近くの「ラムサール」で初めて国際会議を開かれた事により「ラムサール条約」と命名されました。登録地の殆どが「水鳥の生息地としての湿地」でしたが、今回は「サンコ゛礁」です。勿論日本では始めてです。世界的に死滅のスピードが早まっているサンゴ礁に保護の手を差し伸べる事は「遅き」にはありますが、喜ばしい事です。

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