BrainSellers.com

Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

大道芸

2005.10.23

三軒茶屋の恒例・大道芸

昨日の雨と寒さとは打って変わって日曜日の今日は快晴で風も無く本来の「三茶・大道芸」日和でした。毎年この時期には天候に恵まれていましたが、今年の初日は雨で散々でした。その分今日は「大道芸人」さんたちも稼ぎどき(?)らしく、張り切って見せ場を作ってくれたようです。そんな三軒茶屋界隈を散歩しました。

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〔プラザでは「シルク・バロック」のための事前準備に大忙し〕

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〔準備はもう少し〕

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〔ロープ一本に自分の腕力だけで見せ場を作るアクロバットの美人芸人〕

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〔彼女の演技に拍手喝さい!〕

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〔思わずアクロバットにびっくりの女の子・ほっぺの絵はプロの手か?〕

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〔これからシルク・バロックの本番が〕
昨年も観衆を魅了させる御馴染み「タゲさん」と彼の率いるフランスヌーボーシルクのメンバーによるミニ・サーカスです。観客を笑わせ、演技で惹きつけ、一時釘付け?!

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投資額14億円

2005.10.23

楽天の対TBS資金は巷の噂では「2000億とも3000億」とも云われています。懐が寂しければこんな博打は打てないでしょう。筆頭株主で経営統合を申し入れた楽天に対し、ネットと放送の融合など、事業面で提携する可能性について、その裏付けを求める文書を週明けにも送付する方針を明らかにしています。首脳陣は週末一睡も出来ないほど多忙でしょう。この両社の交渉は事実上アベッド〔前進〕ですね。

さて、「クリストファー・コロンブス」が第一回で新大陸を発見した時に乗船していた旗艦は「サンタ・マリア号」です。この船を復元し当時のコースで航海したいという「夢」の様な構想を抱いたグループいました。そして復元された「サンタ・マリア号」はなんと総工費14億円でした。

彼の第一回の航海の資金調達計画は二回も却下された後、殆ど奇跡的にカスティーリャ両王のうち、イサベル王女が彼女の側近の示唆により逆転・承認となった事を以前のブログで書きました。コロンブスは殆ど蓄えはなかったようですのでイサベル女王の投資額の他に資金を集めなければなりませんでした。そして彼はそれをパロスで行いました。そのパロスの船主であり船長であり、実業家の「ピンソン兄弟」に依頼をしました。彼らの持ち船と熟練船員と資金をコロンブスが持っている利権の一部渡す事で協力を得ます。そして確保したのは三隻の小型の帆船です。探検隊の船隊としては言い難い陣容でした。旗艦は「サンタ・マリア号」で仕様が残っていませんので正確には不明だそうですが、100-120積載㌧といわれています。船主は「ファン・デ・ラ・コサ」という人で港町サンタ・マリアを活動拠点にしていたようです。コロンブスとコサは旧知の中で多分彼がコサを口説いたのでしょう。資金は「ピンソン兄弟」がら借受る事で凌ぎ、コサは船長として参加し、クルーも全て彼の同郷の熟練水夫を集めたようです。次が「ピンタ号」で80積載㌧で最後が「ニーニャ号」で60積載㌧でした。ピンタ号のオーナーはパロスの住人で「クリストバール・キンテーロ」という人です。船長はピンソン兄弟の兄の「マルティン」が務めました。自分の持ち船がアサインされた事でしぶしぶ提供したと言うのが実情らしいです。「ニーニャ号」はモゲールの住人「ファン・ニーニョ」の持ち船で、彼は自らセールマスター〔航海長〕として参加しました。全体では90人程度と云う事です。勿論投資家のお目付け役の王室役人と公証人、カーペンター〔船大工〕と外国人数名が乗り込みました。通訳のためです。

せっかく新大陸を発見したのにも関わらず気の緩みと「12月24日」のクリスマス・イブも手伝って「見張りに」少年の見習いセーラーを配置した結果、座礁です。座礁時の対応策は喫水をまず揚げる事です。ですから、すぐに積荷を海に投棄させました。悠長なことは出来ません。船体は座礁すると水平に接地していないためひずみができ、自重で亀裂を生じます。コロンブスは積荷を投棄しても喫水が上がらないので、メインマストを切り倒した様です。最も緊急を要する時に行う方法です。それでも浸水し、結局破棄せざる得ませんでした。

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楽天のTBS収益見通しプラン

2005.10.22

『TBS 週明けにも楽天に収益見通しなどの質問書提出』

TBSは21日、週明けにも楽天に対して、「経営統合提案」に関する質問書を提出する方針を明らかにした。楽天の提案書にあるネットの双方向性を利用した番組など、新規事業の具体的な「ビジネスモデルや収益見通し」の説明を求める。国重惇史副社長はTBSへの統合提案について、「我々にはアクションプランがある」と述べ、提案書とは別に、TBSに具体的なプランを追加提示する用意があることを明らかにした。

コロンブスの収益見通しプランの「インディアス事業計画書」の内容が気になります。楽天の「統合提案」はもっと気になりますね。一般的には計画はあくまで計画で実施ベースで変更・修正を余儀なくされる事は良くあることです。当たり前のように。計画自体を大幅に見直すことも良くあります。それが「事業」であり「実業」であると思っています。

コロンブスの第二回目の航海は「黄金の国・ジパング」や「香料と奇異なる産物」に目のくらんだ騎士、郷士など大勢の人々が詰め掛け、希望者を選定しなければならないほどの盛況ぶりだったそうです。しかし、その渡航者たちは「黄金や香料」を手に入れることが出来たのでしょうか?

このインディアス事業計画書は現在でも十分に納得できる事業計画書です。勿論それがホントのジパンク゛やインドであればの話ですが。非常に少ない情報しか得られない彼らの時代は殆どが「仮説」で動いています。彼も独特の「思い入れ」と「経験とカンと仮説」なんです。クリストファー・コロンブスはカトリック両王から全権を委任された「提督兼総督」です。船隊の編成から報復の航海、現地での生活、黄金や香料の交易権など全てに対して指揮・監督・命令できる立場でした。では渡航者は言うと本人達の意思は別として、出発から帰着までの全期間、コロンブスの指示に従い、一切の個人的な生活・交易等の自由は全く認められていなかったのです。このプロジェクトはカトリック両王の「全額出資の事業体」で、事業収益の10分の9を王室が取り、残りの10分の1と、もし仮にコロンブスに資金があれば、新たな事業の出資に関して8分の1の出資権があるだけなのです。このプロジェクトの利益は全て王室とコロンブスとの間で配分され、渡航者には一円も配分がありません。あるのは、事業経費として人件費である給与が支払われるだけなのです。当然の事ながらこの計画の細部について説明のないまま渡航者たちは名簿に登録し、彼らに忠誠を誓い、給与の前渡しを受けるのです。殆どの人は「手付金」ぐらいにしか思っていなかったお金が実は給与である事を現地で知り、期待値があまりにも大きいが故に不満となり、潜在的な時限爆弾を船団に積み込んだ事になります。

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越前そば

2005.10.22

越前そばがおいしい。

久々に有楽町線「護国寺駅」に降りる。弊社のお客様を訪問するためです。チョードお昼時なのでランチを摂るためにお店を探すと思いがけずお蕎麦屋さんがあったので入りました。お店の名前は「越前そば・森信」といいます。「越前そば」を食べさせるお店でした。一杯目は500円で二杯目は300円となっています。初めてでしたので勿論一杯のみ。とても上品でコシのあるいい「おろし蕎麦」でした。また、濃い目の蕎麦湯がお茶と一緒に出できます。僕は濃いそば粉が入った蕎麦湯が大好きで二杯お替りをしてしまいました。実においしい部類に入るお蕎麦屋さんでした。
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〔お店の入り口はほのぼのとしたデザイン〕

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〔ピカピカに磨いたカゥンターは気持ちがいい〕
応対する女性もカゥンター内の蕎麦職人(ご夫婦?)もキビキビと動作が美しい

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ダイエットと美容と「さば」

2005.10.20

ダイエットとさば

黒潮は一名を日本海流といいます。日本近海の最大の海流です。その存在はおそらく南海の漁民の間では太古から経験的に知られていたといわれています。古事記、万葉集にもその名が出てきます。前史時代の各地の遺物から見ても沖縄の宮古、八重山列島を経て一方が太平洋に、一方が黒潮分派となって対馬暖流となります。その事が、日本人の言語、歌謡、民具、漁具、衣服、建築、風習、伝説、民謡等々あらゆるものの伝播をこの黒潮によって辿ることも海洋研究者や文化研究者の間ではほぼ定説となっているようです。

魚群には殆ど彼らの過ごし易い海流と水温があります。「さば」は14-15度が中心で、海水の帯域では11-18度まで楽しく過ごせるようです。サバと同列の青身魚の「いわし」もほぼ同じ水温です。因みに秋の戻りカツオは18-30度で回遊する比較的温水の高めの海域を好むようです。

「さば」には、DHA(ドコサヘキサエン酸)や EPA(エイコサペンタエン酸などの不飽和脂肪酸が多く含まれている点が女性のダイエットや美容に優れており、最近では「秋刀魚」「さば」「いわし」を食する女性が多くなりました。愚生も40代までは全くおいしいと思いませんでしたが、ここ10年ほど「こんなにおいして魚はいない」と思うようになりました。年をとると体質改善されるのでしょうか? 日本人にとって、「サバやイワシ」は古くから蛋白源としての重要な食材です。平安時代には中男作物として貢納されていたり、鯖売りの行商が行われていたという記録があるそうです。また、年を誤魔化す時などに使われる「サバを読む」という言葉ですが、昔、鯖が大量に捕れ、かつ鮮度低下が激しいため、魚屋が数もろくに数えず大急ぎで売りさばいたのが起源という事です。なぜか頷ける起源ですね。食べ方は「しめ鯖」「塩焼き」「味噌煮」「干物」などあります。が、一番おいしいのがやはり「お刺身」です。ただし、どんな「サバ」でもお刺身で食べられるわけではありません。寄生虫のアニサキスがサバの体内に潜んでいるからです。俗に「鯖の生き腐れ」と呼ばれるように、一般の魚より幾分鮮度低下が激しく、人によっては蕁麻疹を発生させる事もままあります。何度も見ています。なので刺身として食べることには注意が必要です。

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追加ファンド

2005.10.18

『一文無しになってもやる!』

三木谷さんはTV放送で「880億円も投資した。悠長なことも言っていられない。」といい、いくつかの番組に相次いで出演し、「一文無しになってもやる」「日本を変えたい」と力説したとのこと。アナリストが分析するように「世論を味方にしてTBSに短期決着」を迫る狙いでしょうか。 決着を急ぐのは、長期化で借金だけ増える事態を避けるためだと云われていますが、当然長期化策も織り込み済みだと思います。そんなに短絡的な事ではないでしょう。今回一連の投資は過去最大の案件でずか、資金の大半は金融機関からの借入金だそうです。その辺が市場の短期決戦の論点でしょう。2005年6月期の連結長期借入金は約1580億円で、売上高の約4.4倍になり、市場では財務体質悪化を懸念する声もある様ですが、彼はきっと、ここまできたら「追加資金」を勿論「想定内の事」として組むでしょう。いや、既にシンジケートの組閣は終わっていると思います。

ここに、思い通りに「追加ファンド」をローンチした人がいます。
昨日に引き続き「クリストファー・コロンブス」の話です。
コロンブスは10年も費やし、やっと獲得した200万マラベティを超効果的に活用し第一回の航海を成功〔??!!〕させた。このプロジェクトは225日間の云わばパイロット・プロジェクトです。カスティーリャ王国はミニマム・プランのファンドを組んだに過ぎません。でも、コロンブスには他に選択の余地はなかったのです。
では、彼はこのパイロット・プロジェクトで何を得たのでしょうか?
国王の新書を携え「王のなかの王・グラン・カン」〔マルコ・ポールの東方見聞録でのインドの地方の王と言われている〕には遂に謁見出来ないまま終わり、また、「黄金の国・ジパング」の確実な「これだ」という証拠もないまま、とは言え「とりあえずアジアへの道」は確実に切り開きました。といった程度です。でも、それだけでも当時のヨーロッパ人にとっては画期的な新発見であることに変わりありません。でした。
実際の成果は小さくとも「彼」はそれを最大限に活用します。

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貴婦人

2005.10.16

貴婦人が優雅に現場復帰!

18世紀後半まで国内の大森林から無尽蔵に針葉樹を供給できた米国は帆船の大型化拍車が掛かりました。しかしその針葉樹という材料の性質と造船技術等の不整備で小さくとも堅牢な英国帆船に比べると漏水が多いとされていました。一方英国は徐々に樫材の不足が国家レベルの造船業への供給寡少が深刻になっていきます。英国は樫材の不足をチーク材で補っていましたが、当然ながら費用が嵩むという問題に直面していました。しかしチーク材は樫材よりもさらに耐久性に富むという利点もありましたので、木鉄交造船という新たな造船技法により徐々に改善しました。木鉄交造船は同じ大きさの帆船ならばオール木造船に比べて木鉄交造船方式の帆船を作る方が重量を三割程度軽減できたのです。鋼船の帆船が積極的に作られるようになったのは19世紀半ばを過ぎてからの事になります。

さて、
全て鋼板で出来ている「海の貴婦人」である「海王丸」ですが、皆さんも記憶にある様に去年10月の台風で大きなダメージを受けました。当時富山港沖に停泊していましたが台風の直撃を受けて仕舞いました。TVでその模様を見ていましたが岸壁に並んだテトラポットに何度も何度も波浪によって押し付けられていました。見ていて「とても気の毒な」でした。その後座礁したのです。
この事故は当然ながら「海難審判」扱いとなります。船長及び当直航海士の前後の操船に関する行動が審判の対象となる事でしょう。救いは乗組員と練習生167名全員無事の救助と沈没を免れた事でしょう。不幸中の幸いでした。

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ファンドと資金確保

2005.10.16

楽天の三木谷さんはTBSに経営統合を提案していますが、先週の13日にも新たにTBSの株式を1%未満分ですが買い増ししています。この新たな取得の判明で、TBSの態度がもしや「より硬化する」可能性もあります。既に850億円以上の資金が投入されているとか。TV放送を見ているとニッポン放送株の買収劇をしたライブドアの堀江さんと比較されている様子。柔らかくであるがどうも三木谷さんは比較されることは「いや」そうでしたね。楽天側のマスタープランは明らかでないにしても良く事前準備された姿勢が伺えるのでやはり堀江さんとは少々異っているのでしょう。しかし彼らの仕掛けた日本を代表するメディア企業へのM&Aの本質は同じと思います。TBSの悩みは三木谷さんの前向きな「経営統合」の提案と同時に村上さんの「村上ファンド」にも対応しなければならない点です。「非常事態宣言」でしょう。欧米と異なり日本にはこの分野の危機管理は緒に就いたばかりで多くの企業はまだ「ぬるま湯の中」と思います。

絶対的な自信を揺ぎなく持ち続ける起業家はきっと出資者の心を打つ魅力的な「なにか」を持っているのでしょう。「マスタープラン」を持つコロンブスのファンドの組閣はその様な「なにか」を感じさせて突き進んで行きます。
彼「クリストファー・コロンブス」は辛うじてカスティーリャ王室の王女と王に出資の合意を10年の歳月を掛けて得ることが出来ました。最初はポルトガル王ジョアン二世に断られ、次のカスティーリャ王室の提案しながら、一方で弟のバルトロメにイギリス王とフランス王に提案を並行的に進めています。事業計画の骨格は「インディアス事業」である事を昨日のブログで説明しまた。このファンドの組閣の可否はコロンブスが共同経営者を探せるかでした。彼は非常に自信を持っていたようでした。それもお金持ちで絶対的な権力者である必要が当時の時代背景にありました。全て仮説である「インディアス事業」のビジネス・モデルはハイ・リスク、ハイ・リターンの典型的なモデルでした。
まず当時の船乗りたちは「大洋の西への航海」と聞くだけで高額な給与を提示しても誰も集まりません。ましてコロンブスは外国人です。子飼いのクルーを持っていたわけでもありません。現在も当時も「船」は高価な建造物です。帆船の建造には最低二年は要しますので必然的にカスティーリャ内の帆船の調達という事になります。その交渉は国家レベルの強権がなければ出来ません。それと最大の壁はファンド(資金計画)です。資金調達計画は当時も今も状況はそなんに変わりません。大変です。

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楽天と村上ファンド

2005.10.14

楽天の三木谷さんは事前準備も十分なプランでTBSに経営統合を申し入れ「インターネットと放送の融合」の相乗効果で事業の未来像を語り15.46%の保有を明らかにして筆頭株主の大株主となった。 一方、村上世彰氏が率いる村上ファンドは株式市場の定説道理の理論で「安く買います。高く売ります」を高らかに云い放ち7.45%を保有したと発表しました。

実は「クリストファー・コロンブス」も独自ファンドを組閣した一人です。500年以上も前の事でした。彼の新大陸発見はルネッサンス期のヨーロッパ人の世界観を一変させる画期的な事件でした。それは歴史上とても重要なタイミングですが、実は現代のビジネス・シーンにおいても十二分に役に立つ起業家精神の先例となる活動でもあったのです。探検者と思い込んでいたコロンブスは実は事前準備を十分に練った今までにない「ビジネス・モデル」を発想した起業家だったのです。
彼はジェノヴァで生まれた当時最も交易が盛んな地中海商業世界に育った実業家だったのです。その上当代一流の「船乗り」であった事はその四回にわたる大航海で見せた卓越した航海術と船団長としての統率力が証明しています。

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京都

2005.10.12

地球は太陽から熱を受け、夜間は放射熱として宇宙に排出している。

もし、二酸化炭素が増えたら?
二酸化炭素は放射熱を大気圏内で吸収し、大気中にこもらせてしまう。いうまでもなく地球温暖化の元凶です。ちょうど冬に温室でストーブを焚くようなもの。「温室効果(グリーンハウス・イフェクト)」と呼ぶそうです。二酸化炭素濃度の急増と地球温暖化の因果関係は我々が使い続けた20世紀の石油文明が原因である事は今日の小学生でも知っている知識。
ここに他人の手を借りて「古都、京都」を紹介します。
地球環境と葵アメリカン大学客員研究員 中野有氏のコラムを見て「あぁ。なるほど」と感じた。〔抜粋〕
『ジョージタウンを子犬を連れて歩いているとよく声をかけられる。子犬に話しかけられるのだが、「どこから来たの」の返事に京都からというと、かなりの確率で地球環境問題に行き着く。今や京都のイメージは、地球環境問題と日本文化である。』とある。
日本の古都でもっとも斬新な「京都会議(97年12月温暖化防止会議・京都議定書)」を開催した国。世界最大の二酸化炭素排出国の米国は未だ参加せず自主的行動のままである。クールビスもいいし、ウォームビズもいい。何か出来るところからやらなければという意識が強くなる。

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ワイキキ・ビーチの砂

2005.10.11

ワイキキのは「陸と海底」を巡廻しています。

と云っても勝手に巡廻してるのでなく人工的に行っているのです。それはとても自然な発想で、それでいて環境破壊を最小限に留める方法を取っています。少々お金が掛かりそうですが、でも多くの観光客を受け入れ自然保護を主義とした「島」では必要なことなのでしょう。

Waikiki beachの砂の話を以前ブロクでお話しました。知人からいくつか質問が在ったので続編をお送りします。Waikiki beachの砂は環境破壊を最小限にする為に回収巡廻プロジェクトを行っています。今年も昨年も同様な方法で砂を回収していたらしいです。因みに新聞によると2000年度の回収作業は1400立方ヤード汲み上げたそうです。この砂の回収でずが想像するに特殊なポンプを有する浚渫船でやっているのでしょう。浚渫(しゅんせつ)と読みます。(浚渫船=Dredge-boat/引揚船=Salvage-boat)
浚渫船は引揚船と異なって、一般的には海底の土砂を取り除くことを目的としています。 しゅんせつをする船には粘土などの柔らかい土を、ポンプを使って掃除機のように吸い取る 「ポンプ式しゅんせつ船」と比較的堅い砂を大きなショベルでつかみ取る 「グラブ式しゅんせつ船」など、いろいろしゅんせつする場所の土の種類によって異なります。一般的に浚渫船には自力で航行する能力はありません。そこで、ある地点からある地点までタグボートによって曳航(えいこう)します。タグボートは良く横浜港の大桟橋でも良く見かけますので、皆さんも知っていると思います。

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レオナルド・ダ・ヴィンチ

2005.10.10

レオナルド・ダ・ヴィンチの「レスター手稿」が日本で初公開された。

知人の強いお誘いで閉館前の30分を入館させて頂いた。館内は極度に照明を落とした落ち着いた雰囲気でしたが、とても小さな展示場でした。人類史上最も多彩な能力を残した天才と言われているレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452~1519年)ですが、その「ダ・ヴィンチ」が晩年書き上げたという「研究の集大成」とした直筆ノートをはじめて見ました。「レスター手稿」です。
この「レスター手稿」ですが、実は世に12冊あって一冊を除いて全て博物館に所蔵されているそうです。博物館に所蔵されていない一冊が今回のものです。所有しているのはあの「ビル・ゲイツ」です。彼の手元に落札されるまでにその変遷は富豪の手を転々としていました。最初はローマの画家G・ゲッツィから英国の貴族レスター卿へ渡り、その後レスター卿から米国石油王アーマンド・ハマーへと渡った後に彼の手に落ちましたということです。

■開催概要
期間: 2005年9月15日(木)~11月13日(日)
会場: 六本木ヒルズ 森アーツセンターギャラリー (六本木ヒルズ森タワー52F)
会期中無休          
時間: 10:00~20:00(最終入館19:30)
料金: 一般¥1500、学生(高大生)¥1000、小人(4歳~中学生)¥500

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2005.10.10

グリーンピース・チャイナ(国際環境保護団体)が先ごろ北京航空航天大学で“拉風行動”の活動を開始しました。“拉風行動”は中国語で「風力エネルギー普及活動」とでも訳すのでしょう。現代の中国は米国や日本が経験してきた「成長は環境破壊が前提」のその時を迎えています。それにオリンピックや博覧会建設で沸いているからなおさらです。この時期に環境破壊を警鐘する意味での「若者に再生可能エネルギーへの理解」を深める事はとても意味のあることに思えます。
風力エネルギーの活用は身近なところで太平洋側の海岸線やハワイの東側の海岸線でも行われています。風力の他に太陽や波浪からエネルギーを生む方法は有りますがやはり石炭や石油の様に長い期間の研究と開発を蓄積したものとは違い社会基盤を支えるほど普及していないのが現状でしょう。まだまだ時間が掛かりそうです。それまで石炭や石油と「環境破壊」をうまく共存させなければ成らない使命が現代に生きる我々にあるように思えます。

環境保護と近い言葉として「自然改造」という「破壊」よりたいぶ柔らかな行為があります。この自然改造という言葉が最初に使われたのが「TVA」でした。1932年に米国連邦議会が承認した「テネシー河域公社」で使われました。33年に開始して42年に完了したこの10年にもおよぶ米国最大のプロジェクトでルーズベルトがニュー・デール政策の目玉として立案されました。当時の米国の自然は広大で大森林、砂漠など未開発の地域も多く有りました。大自然のテネシー川は大氾濫を何度も繰り返す過酷な自然のパワーでした。

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第三者割当増資

2005.10.09

戦略と資金調達
明治38年8月10日米国東部のポーツマス市で日本の小村寿太郎全権とロシアのウィッテ全権が約一ヶ月間にわたり歴史的な死闘を演じていました。
日露戦争で使った戦費は当時の金額で15億円で、その殆どを国債約6億円と外貨8億円の発行で賄いましたのでそっくり借金で残りました。日本はその懐の寂しさを考えると賠償金はなんとか12億円はほしいところでした。日露戦争の最大の山場は皆さんもご存知の歴史的な「奉天会戦」です。この戦闘で日本軍は25万人弱投入し、内7万人を失いました。ロシア軍は32万人を投入しましたが9万人が祖国へ帰れませんでした。加えて捕虜として2万人以上を日本に捕捉されています。しかし、死亡率の高さは人口的に見ても日本軍に分が悪い結果となりました。戦争はユリウス・カエサル以前から今日の米国のイラク介入まで、全て「お金」です。兵力に余力のあるロシア軍はシベリア鉄道をフル活動して新たにハルピンに120万人の大軍を集結し始めて日本に無言の圧力をかけて来ます。この大軍の質は極東軍でなく、上質な本国の精鋭部隊がコアと成って居ますので、当然日本軍が再び勝つことは至難のことです。この精鋭部隊で生成される大部隊を前に満州軍参謀長の児玉源太郎は急遽東京に帰り大本営陸軍部会で有名な演説をします。「ロシア軍の精鋭が集結しつつある。既に当方は40歳までの老兵をかき集め、満州に送った。手持ちの予備兵はいない。将校は定員を5割も割っている。ハルピンを奪うなら後9億円と46歳まで動員し急遽13万人を即席で訓練し、六ヶ月の戦闘が必要でる。その上、ウラジオスックまで攻めるにはさらに20億円を調達し、52歳まで30万人投入し、向こう12ヶ月間戦う必要がある。それも計画通りいってだ! さぁ。どうする。」この一言で会議は一気に「和睦」に傾きました。その後日本海海戦の圧倒的勝利により、「講和」のタイミングをやっと手に入れたというのが実情です。それも米国の介入によって。日本は人もお金も尽きかけていますがロシアはというと、こちらもあまり言い状態では有りません。ロシアの戦費は外債7億ルーブル強、内債6億ルーブル強を集めましたが、その資金も底を尽きかけていましたし、肝心の元満州軍司令官のクロパトキン将軍の「同じ過ちを繰り返さなければ勝てる」に信を置けず、かつ国内で「血の日曜日事件」を起きて、革命の匂いがプンプンしている。どっちもどっちの状態です。なので両国には、このポーツマス平和交渉を締結しなければならない事情がありました。

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ブルーリボン

2005.10.05

ブルーリボン賞!!」「赤目四十八瀧心中未遂」が2003年度の映画賞を総ナメ!
荒戸監督が、6年の歳月を費やして映画化した渾身の一作「赤目四十八瀧心中未遂」が2003年度の映画賞を席巻している。特に主演の寺島しのぶへの評価は凄まじく、東京国際映画祭、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、日刊スポーツ映画大賞、キネマ旬報ベストテン、毎日映画コンクール、ブルーリボン賞と、現時点で7冠を総なめ!
 
ブルーリボンといって思い出すのは映画界の華やかなプレスリリースです。在京のスポーツ各誌の映画記者で構成する「東京映画記者会」の映画賞が発端だそうです。取材活動をする記者によって、「映画への姿勢」「人柄」なども考慮した選考がなされ、受賞者にはモンブランのペンと青いリボンで結んだ賞状が贈られる事から「ブルーリボン賞」と名付けられたということです。

しかしここでは主演男優賞や主演女優賞受賞者が受賞の為にステージに登場し、華麗にお辞儀をするという賞でなく、「船のスピード」にこだわる「非常に権威と格調の高い称号」に対するお話です。 
勿論その起源は古くこのブログのテーマ名でもある「カティ・サーク」で代表される古きよき時代の高速帆船「ティー・クリッパー・レース」に端を発しています。その後のレースの場所はお茶から羊毛に替わり「ウールクリッパー・レース」にその真髄が引き継がれます。そして今回のテーマである大西洋を高速で走るというブルーリボン〔Blue Riband〕に醸成されたのです。

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台風の名前〔2〕

2005.10.04

昨日深夜に書いた「台風」のブログに明け方近くにコメントを頂きました。
それはアジアの台風の発生をリアルタイムで知らせるサイトの紹介でした。とても面白いサイトで生活にも役立つと思いここに紹介することにしました。知人曰く、「どうして台風にバラバラな名前がついているのか?」と素朴な疑問をずっと持っていたそうです。それが昨夜のブログで理解できたと。また、このサイトで今年発生した台風の「名前」も披露されています。日本では使っていませんが。。。

Weather News

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台風の名前

2005.10.03

中国の知人からせっかくの国慶節が「龍王」で台無しとの連絡が入りました。

20年ほど前から米国はウーマンリブに抵抗しきれず昔からハリケーンの名前は女性名と決まっていたのに男性名と交互に使うようになりました。
では日本を含む東南アジアはというと「アジアにちなんだ名前を付ける制度」を6年前に制度化したようです。しかし我々がTVや新聞で「見る聞く」台風の名前は発生順の番号ですね。この「アジアちなんだ名前」の制度は日本を含むアジア14の国の気象機関でつくる「台風委員会」予め用意した「アジア名リスト」から順に付けると云うものだそうです。全く知りませんでした。しかも知らないついでに言うと先月、日本に接近した17号の「サオラー」で一巡したそうです。聞いた事もない。ですから既に18号から二巡目に入っているそうですが、各国とも定着する気配がない様です。それはそうですよね。公開して、日本の全員が意識的に米国の様に号数でなく「名前」で呼ぶ文化を定着させなければ馴染みがありませんよね。日本の気象庁の見解も「号数の呼び方が基本」としているそうです。ではなぜ「アジア名をつける制度」を作ったのでしょうかねぇ。
このアジア名ですが「動植物、自然現象など計140個の名前リストを持っているそうです。日本は星座の名前を提案したそうです。」ですので140個の中に星座名があれば日本が提案した名前という事ですが、提案した本人が「号数」と訳のわからない事を言っているので、一般の人はその名を知る由もない。

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いわしの立場

2005.10.02

いわしの立場を弁解します。

東京近郊の漁場で取れる「いわし」の内、神奈川県水産技術センターで「まいわし、かたくちいわし、しらす」の漁況経過と2ヶ月予報をしています。中々ユニークでしょう。最近の漁業組合も。「マイワシ」の場合は主として「定置網」の漁獲高によって水揚げが左右されます。定置網については後で説明しますが、いわしの回遊する特徴をうまく利用した人間の頭脳プレーの賜物です。それによると7月のマイワシの総水揚げ量は「30トン」で前年同期の335トンを大きく〔!!〕下回っています。驚異的に下がっているといっていも良いですね。漁師は水商売ですから仕方なのです。先月の8月はに中羽イワシへと成長した0歳魚が意外と捕獲され水揚げ量も60トンです。(前年同期26トン) この中羽イワシというのが「刺身でも塩焼きでも煮ても開き」にしても最高なのです。平均単価は、全国的に水揚げ量が少ないこともあってか、この大きさでも100~150円/kgということでした。高いんだが安いんだかわかりません。
次に「かたくちいわし」ですが、定置網における7月のカタクチイワシ総水揚げ量は400トンで、昨年同期(115トン)の約四倍です。8月も引き続き長井~鎌倉・腰越地区を中心に、計300トンで昨年同期(158トン)を上回り豊漁ですね。こんな事を聞くと「いわし絶滅」騒ぎがウソの様ですね。

門にさして、を(お)がまるるなり、赤いわし」一茶の句です。
節分の夜に、ひいらぎの枝にいわしの頭を通し、戸口に刺しておく風習がありました。勿論僕の子供の頃祖母が器用に作っているのを見たこともありますし、近所の家々もみんなありました。その後「その日にやってくる鬼を追い払うため」と聞かされました。ひいらぎの枝ですが「目突き柴」もしくは「鬼の目さし」とも呼ばれていますが、そこになぜいわしの頭が必要かまではとんと判りません。
「いわしの頭も信心から」と言う言葉も昔ありました。
この場合の「いわしの頭」は最もつまらないものというたとえでしょうか?
いわし食ったる鍋のつる」という言葉も悪い事をした仲間同士のつながりをさすものです。これも良く小学生の頃仲間と悪さをすると祖母に言われた言葉です。「いわしで精進落ち」も同様な意味があるのでしょう。いずれにしても僕の大好きな「いわし」にまつわるいい言葉は見つかり難い。「味良く、栄養価高く、健康食品として最も安価で手に入れ安く、料理もし易い」万能の食材がなぜか分が悪い。この差別はどこから生まれたのでしょうか?!


神奈川県水産技術センター
神奈川県下のまいわし、かたくちいわし、しらすの漁況経過と2ヶ月予報

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奥沢の蕎麦

2005.10.02

早起きとリズム

土日も出来る限り朝6時起床を心がける。今日は少々寝過ごして7時起床。シャワーを浴びて「ウコン」のカプセルを一つ。ランチをおいしく頂くために二時間程度散歩を決心!
汗を掻いても大丈夫な様にトレッキング用のウェアを着込みいざ散歩へ。
今日はおいしい奥沢の蕎麦屋「織田」に行こう!
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〔匠の家具屋さんにはいつも気を惹かれるが何度もお店に入れず店頭で暫しうっとり〕

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〔元都立大の後に建った市民センターで一息! ここはいつ来ても涼しい。省エネ関係なしの施設!?〕

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〔昔良く定食を食べた「八雲食堂」は未だに健在だ! 今日は戻りオツカとか。気もそぞろに〕

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〔猫のひげという珍しい名前・ホントウに猫のひげに見えるでしょう〕

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未処理廃水による海洋汚染

2005.10.01

僕らは酸素を吸い込んで炭酸ガスを吐き出している。それが動物の呼吸作用です。魚はというと人間の肺の変わりに「えら」で水中に溶け込んでいる酸素を呼吸して生活しています。例えば海洋汚染で「重油の流失」があると直ちに海面にそれも広範囲に広がって油膜を作ります。なので大気からの新たな酸素の取り込みを遮断します。また、油でなくそれが薬品の場合はとてつもなく大きな問題になります。それは「水俣病」で日本人は十分に経験済みですね。今ラテンアメリカで未処理廃水による海洋汚染の問題が大きく取り上げられています。日本は大消費国です。「お魚」をたくさん輸入しています。勿論ラテンアメリカからもです。
さて、「お魚」は酸素なくして生きていけません。それも新鮮な「海」が必要です。
海中に溶け込むガスは海面から大気中のガスを吸収したものです。特にシケのときに大きくたくさん波立つので吸収が活発になり「海」は生まれ変わります。航海するほうとしては平穏な凪の方がいいのですが、「魚たち」にとっては単調な海流を嫌い変化のある「海流」を好みます。特にマグロやカツオはシケに漁があり、イカやサバなどもシケの前に群集し、大漁となる事が多いです。昔から「漁」はその様にやってきました。
また、大気中の炭酸ガス量よりも海中の方が比率がずっと多いそうです。そして大気中の炭酸ガスと海中の炭酸ガスは一定のバランスによって均衡を保っていて、海中の浄化に役立っているそうです。それが近年地球の温暖化によって大気中の炭酸ガスが増え続け、海中とのバランスに変化が現れ初めているらしい。海水の水面温度が上がると大気からの酸素の取り込みが少なくなるらしいのです。
「魚たち」には酸素が必要であり、海に注ぐ有害な化学物質は、食物連鎖を通じて濃縮されながら、魚たちの体内に蓄積されていきます。水俣病とおんなじです。生態系の上位の捕食者ほど、高濃度の化学物質を取り込むことになりますが、地球の生態系のトップにいるのは常に僕らです。地球の「海は汚染」されつつあります。

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