リズムを会得
2005.09.18
昨夜は「オルフェウスの竪琴」をお話しました。
そして今夜は「中秋の名月」ですね。実は地球の軌道と月の軌道〔満月から三日月になりまた満月に戻る期間〕が微妙にずれる為に旧暦の8月15日が完全に満月にならない事もあるそうです。でも2002年から今年の2005年の間はほぼ欠けることなく満月を迎えているとか。宇宙には自然のリズムがあって、我々人間はこちらの尺度で時間を決めているだけです。なので「宇宙のリズム」が本来全てなのです。そこに合わせると自ずと「自然の摂理道理」に事が運ぶものです。
〔中秋の名月は今夜から少しずつ欠けて行く事になる〕
太陽も含めてすべての星々は、見かけ上では北極星を中心にした回転運動をしています。よくこれに似た夜空の北極星を中心にした美しい夜空の写真を何度も見ました。北極星を中心にすべての星が軌道線を描いて波状のいくつもの円を描いているのです。日周運動のことです。これも宇宙のリズムです。
これは北極星がたまたま地軸の北の延長線上にあるためにそのように見えます。星空の中で、北極星さえ捜しだせれば正確な方位(東西南北)と自分のいる場所の緯度がわかる…ということは、船乗りたちにとってはとてもありがたい事でした。大海原のまん中にいて自分の位置がわかるのですからね。
今では、六分儀という計測器で測定します。
六分儀が登場するまでは、船乗りには非効率な航海と遭難とが付き物でした。
コンパスも六分儀が出来る前の革新的計測器でした。これは常に陸地を見ながら沿岸航法をしていた当時の人には画期的なものでした。紀元前当時の船乗りは「北極星を航海の目印」にしていたそうな。この技術をいち早く活用していたフェネキア人は地中海の王者でした。その後長い年月を経て、西洋史でいうところの「大航海時代」になってもオランダやスペインやイギリスの帆船もこの星を見ながら七つの海を股にかけていたのです。
日本でも同じです。
江戸時代に盛んに行われた日本の近海航路を行き来する船乗りたちも、この北極星を「キタノヒトツボシ」とか「ネノホシ」と呼んで目印としていたそうです。「ネノホシ」の「ネ」は「ネ、ウシ、トラ…」の十二支で方位をあらわす言い方でいう「北の呼び名」です。漢字で書くと「子」。ちなみにこの十二支で方位をあらわす言い方では、方位を12に分けて北から「ネ、ウシ、トラ…」と時計回りにあてていきます。この言い方では南はウマになりますね。漢字で書くと「午」。そこで北から頭の上を通って南へつなぐ線を「子午線」。もうひとつついでに言えば、東から西は動くように見える星々がこの子午線を通過するときを「南中(なんちゅう)」といいます。南中の時にその星の見かけの高度は、一番高くなりますから『見ごろ』ということになります。
今夜の中秋の名月は夜空に美しく輝く事でしょう。
日々ビジネスで寸時も気が抜けない当社のメンバーもひと時の「戦士の休息」としましょう。
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コメント
Hi, WATANABE-san
Today is one of important traditional festivals in China, Mid-Autumn Festival (or Moon Festival). This festival means Reunion. So, every one always try to stay with his family as much as possible.
One greeting to you: Happy Moon Festival to you and your family. Enjoy the perfect moon tonight!
Best Wishes,
XU Peng
投稿者 XU Peng : 2005年09月18日 21:17