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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

油断禁物

2005.07.26

海の遊びは「油断が命取先々週の三連休と先週の土日で海の事故がたくさんありました。小さなお子さんや青年の命が楽しい海辺の遊びから一転して悲惨な出来事に変るのです。とても悲しいことです。事故は都会から遊びに来る観光客に混じって最近は地元の子供たちも事故に会うようです。
船による海難事故もここ数週間でとても多く発生しています。知人と話をしている時に「なぜ広い海上で船同士があんなにぶつかっちゃうの?!」と素朴な疑問をぶつけて来ますが、飛行機でも車でも船でも機械と人が合わさって運転しているので、当然人的やメカ的や外部環境によって事故は起きる訳です。説明しても納得はして貰えそうにありませんでしたが。
今夜は季節外れの台風がやって来ます。特に女性社員に5時の帰宅を呼びかけています。しかしながら豪傑揃い(失礼)の弊社の女性陣のせいか一向に帰る意思が無さそうですが。そもそも、なぜ今頃台風が接近するのか? 今回の台風の周辺の天気図を見ると、例年に比べ太平洋高気圧の勢力がちいさく、その上例年だと東西に張り出すのに対して、今年は南北だ。すると台湾付近にでも大陸性の高気圧があれば、その間を通ろうとする。当然日本接近のいい条件だ。これが今回の台風の進路だし、その上嫌なのは梅雨前線を同伴させている。同伴しなくてもいいのに。彼女の暴風雨圏も広いし、今夜の豪雨が思いやられる。今夜から明日の朝まで雨は免れない。こんな日は書類整理とか日ごろご挨拶できない方に訪問調整のメールでも書こうっと。
実は台風の本当の原因は海上で発生しているため良く判っていないのが現状。それと台風は絶対に海がないとだめ。一般的には発生した渦は、周りから暖かく湿った大気が中心に向って吹き込むことにより中心付近は暖かくなり上昇し気圧が下がり、やがて雲が出来る。中心付近の気温は上がればさらに上昇し、雲も発達してきあつも下がる。気圧が下がればそこに吹き込む風も強くなる。風が強く吹き込めば、上昇気流も強くなり雲も更に発達して気温も上がり気圧は下がる。この繰り返しで、台風はどんどん発達していく。
台風や低気圧が来ると解っていると意外と事故は起きません。そうでないとても穏やかで美しい海を満喫しているときが実は「油断大敵」なのです。

この台風で心配事が一つ。ご存知の方もいると思いますが、「古代船・海王」が石棺を曳航して有明海から大阪湾まで運ぶ実験航海プロジェクトがあります。既に24日午前には熊本県宇土市を出航しています。手こぎなので、時間的な制約や潮流などの条件から動力船に引航しながら、山口水産大学校の端艇部(懐かしい。カッターのことです。)と口之津海上技術学校の学生計約40人が交代で操船しています。石棺のふた(重さ約3トン)を載せた台船を引航します。ものすごく大変なパワーです。カッターを漕いだ経験ある方のみ理解できる大変さです。この台風で往生しているでしょう。無事に航行できる事を心よりお祈りします。
海王】仕様
全長11.90メートル・最大幅2.05メートル(内径1.76メートル)・重さ推定約6トンの丸木船の船底と舷側版を組み合わせた木造の準構造船(丸木船の進化型)です。モデルとなった船は、宮崎県西都市・西都原古墳群第169号墳(5世紀後半)から出土した船型埴輪で、神戸商船大学名誉教授の松木哲(さとる)氏が基本設計。黒田藩御用船大工の家系をひく和船大工の棟梁・松田又一氏の助言のもと、福岡市志賀島の藤田造船所が建造しました。原木は樹齢約500年の米・オレゴン州産のアメリカ松(通称ベイマツ、最大直径約1.5メートル)です。国内では1本原木が入手困難であるため、このベイマツを二本接合して一隻の古代船に復元しました。平成16年6月に建造着手、同10月に完成。名称を公募し、厳正な審査を経て「海王」に決定しました。

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コメント

medakaxさま、台風のように人に影響を与えるような行動を起こす必要というのは、とっても大胆ですね。人への影響は少人数の場合は、力やお金で動かすことが出来そうですが、多くの人を動かす場合、この二つ以外にきっと重要な何かがあるのでしょうね。そう感じます。ブログは最近始めたばかりで書きたい範囲が大きすぎて未だに「序文」くらいです。時間あればまたお寄りください。

投稿者 わたなべ はるみ : 2005年07月27日 18:46

油断大敵・・・。常に心掛けておきたい言葉ですね。
先日の地震といい、昨日の台風といい、万が一に備えて準備しておくことが大事だと本当に思います。
ビジネスシーンにおいても同じことが言えますね。
上手くシステムが稼動しているからといって、障害が起こらないとは限りません。常日頃、いつ起こるか分からない危機に対して注意を払いウォッチしておくかが重要だと感じます。

少し話題を変えまして、台風は自然発生して私達の生活に様々な影響を与えます。ポジティブに考えると、私達も台風のように人に影響を与えるような行動を起こす必要があるのではと思いました。
最初は小さい渦かもしれませんが、いろいろな人を巻き込み次第に大きなうねりとなっていく。
台風の目のような人間になれたらいいなと思いますね。

投稿者 medakax : 2005年07月27日 17:27

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