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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

海洋汚染

2005.09.21

お米のとぎ汁は立派な「海洋汚染」です。

我々が家庭や河川や海岸で何気なく捨てている物がどのくらい「海」を汚しているのでしょうか?
昔々の和船の話ですが、
当時の船乗りにとって「真水」は当然ながらとても貴重なものでした。
海水から真水を抽出する方法を知らない、または知っていても設備が無い当時としては真水は統制しなければならいないものででした。
真水の使い方に順序があるようで、まず「お米」磨ぐのに使います。
次に「顔」を洗い、後に簡単な洗物用に取っておくそうです。
現在の船舶は蒸留器を設備している船も有りますし、無くなると港に補給のために寄港します。
なので昔のように真水を大切にすることはあまり必要はなさそうです。

但し、「米のとぎ汁」は昔も今も海洋を汚染します。とても重要な事です。
たとえば、
米のとぎ汁・三合分」を海水に捨てた場合、
お魚が住める水質に戻すために必要な海水の量は我が家の浴槽(300リットル)を「四杯」必要です。
因みに、我が家は米のとぎ汁を台所に流しません。
庭の大地に帰します。地球の蘇生力に頼る事にしています。

つい数日前に大きな海洋汚染が発見されました。
未処理廃水による海洋汚染」(2005/09/14)
【メキシコシティIPS(TIERRAMERICA)=ディエゴ・セバロス、8月25日】抜粋ラテンアメリカ、カリブ海諸国では生ゴミ、原油、殺虫剤が何のためらいもなく未処理のまま大量に海に排出されている。その結果としてエコシステムの劣化、漁獲量の減少、住民の健康被害等の損失は何百万ドルにも及んでいる。様々な研究が示すように、当地域では内陸から流れ込む廃水の8~9割は未処理のまま海に排水されている。汚染水の流れ込むのは、脆弱なエコシステムであり、市場で需要の高い魚、エビ、カニなど何百万もの海洋生物にすでに損害の兆しが見えている。

詳しくは、「IPSJ/JANJANヘッドライン」をご覧ください。

さて、海洋汚染については、
1994年に発効された「国連海洋法条約」の中で、海洋汚染とは「海の生物や人間の健康、漁業などの営みに有害なものを人間が、直接、または間接的に海に持ち込むこと。」と定義されています。汚染には、ゴミや産業廃棄物の投棄、船の事故などによる原油の流出といった一過性のものと、工場や家庭からの排水、河川や大気からの農薬などの化学物質の流入といった慢性的なものとがあります。現在、大きな問題となっているのは、私たち人間が出す生活排水に多量に含まれている、有機物による汚染です。海に注ぐ有害な化学物質は、食物連鎖を通じて濃縮されながら、生物の体内に蓄積されていきます。生態系の上位の捕食者ほど、高濃度の化学物質を取り込むことになりますが、地球の生態系のトップにいるのは私たち人間なのです。たとえば、水俣病は水銀に犯された魚介類を食べ続けた結果なのです。バクテリアがいくら汚染物質を分解しても追いつかないほど、地球の「海は汚染」されつつあります。

なので、先ほどの「お米のとぎ汁」の話に戻しますと、
しょうゆ大さじ1杯(15ml) であれば浴槽(300リットル)1.5杯です。
牛乳コップ1杯(180ml)であれば浴槽(300リットル) 9.4杯 です。
缶コーヒーコップ1杯(180ml)であれば浴槽(300リットル)14杯 です。
日本酒お銚子1本 であれば浴槽(300リットル)24杯 です。
極めつけは、
てんぷら油(500ml)です。
なんと浴槽(300リットル)330杯 が必要です。


メキシコ産のエビやカニを食べたいと思いますか?

おいしいお魚を食べたいです。
安全なお魚を食べたいです。

 

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