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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

赤坂由香利

2006.01.14

今までに聴いた事のない音質を持つ「赤坂由香利」を聴く!!


以前、知人から自分の姪の話しを聞いたことがあります。その姪はジャズ・ボーカルを目指しているそうです。場所は大阪でジャズ・クラブで前座を務めているとの事。最初はそのクラブで時給800円のウェイトレスからのスタートだったようです。今は、前座のボーカリストで時給が3500円だそうですが、まだまだ食えないと知人は「嘆いて」いました。そういえば、小社に20代の始めにジャズ・ボーカルを目指した女性メンバーがいます。今はキャリアを積んで中核になって欲しいと成長を期待しているところです。彼女曰く、「お金を頂いて一曲でも歌うとことは、とっても大変な事です。」と経験を踏まえて話していました。

赤坂由香利」は多くのジャズ・ボーカルが食うや食わずで凌ぎを削っているこの業界で、著名なあの「レイ・ブライアント〔P〕」の耳にとまり、その才能を賛美されたといわれる「ボーカリストでジャズ・ピアニスト」です。彼女の音質は一度聞けば忘れる事のない「低音でかすれ気味の独特の声」です。それが彼女の風貌や選曲にマッチして「赤坂由香利ワールド」を作り上げているのでしょう。

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〔観客は売り物の高級家具に座り飲み物とスナックを振舞われる〕

ジャズ専門誌の「スイングジャーナル」で彼女が昨年の5月に発表したアルバム「Rainy Afternoon」が、人気アルバム部門で13位にランクされています。彼女曰く「初回プレス2万枚でしたが、一年で綺麗に片づき後、手持ちで100枚は切っています。お早めにお求めください。」と苦笑しながら「一枚でも多く買ってください!!」とエンディング・ソングにハスキー・ボイスを出していました。

赤坂由香利トリオのベーシストは熟年「古野光昭」がジョインしています。彼も「スイングジャーナル」のベース部門で2年連続ランキング2位の人気度だそうです。音響がいまいちのこの会場で苦労しながらいい音を聴かせていました。
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〔かって聞いた事のない洗練されたハスキー・ボイスを持つ赤坂由香利〕

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〔2ndアルバム/Rainy Afternoon /13位にランクインした〕
Yukari Akasaka/ Vocal,Piano
Mitsuaki Furuno /Bass
Hideo Sekine / Drums
Manabu Ohishi/ Piano,Keyboard

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〔3rdアルバム/When October Goes〕
彼女の解説によると「秋からクリスマスまでを歌い上げたアルバム」です。と、言うとおりしっとりと落ち着いたバラードが多く入っているアルバムでした。特にタイトル曲の「When October Goes」は彼女の音質と雰囲気にぴったりの曲調でした。気のあせる年末にドライブ中に車内で聞くにはとてもいい曲目ばかりでした。都内のジャズクラブに出演していれば聴いてみいたと思います。

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〔赤坂由香利の特性キーボード〕

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〔演奏が終わると気軽にサインに応じる彼女〕

■参考・引用:「赤坂由香利公式サイト
埼玉県行田市出身。
音楽好きな両親の影響を受け、3歳からクラシックピアノを学び始める。
中学2年まではクラシック一筋だったが、或る日、友人の通うピアノ教室の発表会に行くと、その教室には「ポピュラー科」というものが有った。ドラム、ベース、ギター、サックス等と一緒に演奏している様子を見て、「こっちの方が楽しそう」と思い、早速その教室に通い始める。
その頃はジャズとは程遠く、いわゆる<ポピュラーピアノ>だった。
コード進行でピアノが弾けるようになると、当時流行っていた歌謡曲をピアノを弾きながら歌っていたが、もともとジャズ好きだった先生の影響により、次第にジャズに傾倒して行く。
明の星女子短期大学仏語科卒業後プロを目指すが、<弾き語り>という性質上、ホテルのラウンジやレストランでの弾き語りが殆どであった。
そんな中、ベーシスト鈴木良夫氏のマネージャーを長年に渡り務めていた、故・瓜坂正臣氏に出逢う。
「君はもっとライヴハウスで演奏すべきだ。」と云う瓜坂氏の協力により、95年8月8日新宿Jにて初ライヴを行う。
以降、着々と活動の場を広げ、共演ミュージシャンは、古野光昭(bass)、関根英雄(drums)、小山彰太(drums)、池田芳夫(bass)、小井政都志(bass)、直居隆雄(guitar)等、ベテラン揃いである。
一方、若手実力派との共演も数多く、川嶋哲郎(ts&ss)、河村英樹(ts&ss)、太田剣(as&ss)、岡淳(ts&fl)、力武誠(drums)、TOKU(flh&vo)、加藤真一(bass)等とのライヴにも定評を得ている。
<ドクター・ジャズ>こと内田修氏の強力な推薦により、2000年12月25日、待望のファーストアルバム「Blue Prelude」をリリース。
個性的なハスキーヴォイスは、あのレイ・ブライアントも絶賛。売り上げ枚数は、4700枚を突破した。
また、スイングジャーナル誌2005年5月号発表の人気投票では、女性ヴォーカリスト部門第6位、2ndアルバム「Rainy Afternoon」は2004年「アルバム・オブ・ザ・イヤー部門」第13位にランクイン。
現在、本格派ジャズシンガー&ピアニストとして、東京を中心に活動中。

 

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