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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

早間美紀

2006.01.08

待ちに待った「早間美紀カルテット」が来る!
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〔7:30pmやっと入り口のネオンが点いた〕
【入り口のボードには「早間美紀率いるカルテット 」示すメンバー構成が書き込まれている】

一昨年の秋のその夜は師匠の誘いでしばらくぶりのB&Sだったのでした。その時の彼女の印象は「小柄なピアニストだなぁ」という感じでした。ツゥー・ステージの演奏を十分に堪能し師匠とB&Sからコットー通りに出ました。表参道の帰り道に「あのパワフルでハイタッチで小柄なピアニストは誰!!??」の話題で持ちきりでした。二人にとっては「大発見!!」だったその夜は相当興奮状態でした。彼女は今夜のために米国から一次帰国した「早間美紀」というピアニストでした。その夜のクルーは「大野俊三(tp)山口真文(ts)早間美紀(pf)杉本智知(b)奥平真吾(ds)」のクインテットでした。

当時、師匠から誘われたときには「じゃぁ久しぶりに奥平真吾のドラミングでも聴きにいきますかぁ」と言ったノリでB&Sに集合したのです。勿論、奥平真吾は良かったのですが「彼女のピアノ」にすっかり度肝を抜かれた感じでした。
でも、その後ぷっつり「早間美紀」の国内での演奏活動はありませんでした。

そして突然の師匠からのメールです。早間美紀の来日スケジュールに関してでした。さすが師匠良くぞ見つけましたものです。
その間僕は、B&Sに一歩も近づくことが出来ないくらい多忙でした。師匠はというとどうも僕抜きで数回は足を運んでいた様子です。最も僕にメールを出しても返事を期待しない師匠特有の優しさと僕は拡大解釈をしていますが。どうでしょうかねぇ。
いずれにしても師匠の指示通りに二人の予約を確定しました。
が、なんと前日から季節外れの台風が関東地区に接近し、このままのコースを取ると、その晩は都内直撃の予想です。
こりゃあ、行けないゃ。とメールのやり取りが飛び交う当日でした。豪雨に弱い都内の交通事情を考えると、天気予報を信ずるしかなさそうです。ここが思案のシドコロ。
結局、帰りを心配して予約はキャンセルとなりました。
ところがです。
後日、師匠とB&Sに行った時、その話題をすると、京子ママ曰く「もぅ。大変だったのよぅ。台風ですごい雨でしょう。それに風もすごかったのょ。でもねぇ。大盛況だったのょ!!」の一言。しばし師匠と僕は京子ママの顔を呆然と見た後、互いにがっくりと「残念」に思ったものです。
そしてまたもやその後の彼女の消息はなし。
NYに帰ってしまったのです。

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〔B&Sのお店のロゴと井上陽介のベース〕

そして今夜の早間美紀(pf) は「N.Y.カルテット」というタイトルで登場したのです。
今夜のクルーは「ビタリ-・ゴロブニョブ(tp) 井上陽介(b) 倉田大輔(ds)」のカルテットでした。テーブルチャージも一昨年から500円UPの\4,500です。ロシア出身でNYで活躍するトランペッター、ビタリ-・ゴロブニョブをフィーチャーしての来日ツアーとなりました。
アンコール曲とまだ題名の無い三曲を含めて11曲を披露した。その内ビタリ-・ゴロブニョブのオリジナル曲を一曲吹きましたが数日前まで「名前の無い曲」でしたが、彼は日本は初めてでしたが「焼肉」に感激し、その曲を「ヤキニク」と命名しました。

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〔今夜もボディ&ソウルはジャズ愛好家を待っている〕

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〔7:30pmやっと入り口のネオンが点いた〕
早間美紀は京都生まれなそうな。そういえば気軽に休み時間に「世間話」に気軽に付き合ってくれる数少ないアーチストだと思います。会話の時とピアノの弾き方は全く別物のようです。ピアノ演奏はキラキラという感じに輝いていますし、小柄でとても小さな手のひらの癖にパワフルなんです。しかも重量感があります。勿論彼女の体重と関係ありません。念のため。
キラキラはその瞳にも十分に現れています。
知人に聞くと以前は越智順子のボーカルにピアノを努めていたようです。

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〔美紀ちゃんは気軽にCDに名前とサインを書いた後、「握手しましょうよ」と〕
■早間 美紀(はやま みき)
京都生まれ。NY在住。大阪音楽大学短期大学部ピアノ科卒。
ジャズピアノを藤井貞泰氏に学ぶ。96年横浜プロムナードコンペティションに早間美紀トリオで優勝並びに洗足学園賞を受賞。その後NYへ単独渡米。
渡米後すぐに、ジャズ&R&Bバー“アーサーズ・タバーン”のレギュラーピアニストとして演奏する傍ら、スムーズ・ジャズに傾倒して家で作曲をする日々を送り、R&Bドラマー、デニス・デイビスとの打ち込みセッションや、オマ―・ハキム(ds)やロイ・エヤーズ(vib)等の大物が参加したR&Bコンピレ-ションアルバムにキーボーディストとして参加。
2001年、とあるジャズクラブでケニー・ギャレット(a.sax)に出会って以来セッションを重ねながら、ジャズに対する新たな刺激を受け、多くのものを学ぶ。
2002年の大半は日本に住み、東京を中心にジャズライブハウスに出演し、数多くの日本人ミュージシャンと共演し、その後2003年にニューヨークに戻ってからは、ケニー・ギャレット(a.sax)カルテットでジャズフェスに出演した他、ビンセント・ハーリング(a.sax)カルテットや、ローランド・アレキサンダー(t.sax)クインテット等でも活躍。その他、カール・アレン(ds)、JD・アレン(ts)、シンディ・ブラックマン(ds)等とも共演。
同年10月に、早間美紀デビューアルバム“ウ゛ァイブラント”(2004年7月1日発売)のきっかけとなったライブ、ショーン・ジョーンズ(tp)クァルテットが名門ジャズクラブ“ジャズ・ギャラリー”でロイ・ハーグローブ(tp)をフィーチャーし行われ、その時の彼女を含む女性トリオと二人のトランペッターの演奏が話題を呼んだ。
2004年3月、レコーディングメンバーを率いて早間美紀クインテットが“ジャズ・ギャラリー”に出演し、大好評となる。5月には、ミリアム・サリウ゛ァン(b)のグループで“ケネディー・センター”で行われる“ウーマン・ジャズフェスティバル”に出演。現在、自己のグループの他、サイドメンとして数多くのセッションをこなし、また、ラルフ・ピーターソン(ds)セクステットのピアニストとして迎え入れられ、活躍中。
ジャズ以外では、毎週日曜日に黒人教会でゴスペルを演奏。
同年10月に、早間美紀デビューアルバム“ヴァイブラント” (2004年7月1日発売)のきっかけとなった、ショーン・ジョーンズ(tp)クァルテットのライブが、名門ジャズクラブ“ジャズ・ギャラリー”でロイ・ハーグローブ(tp)をフィーチャーし行われ、その時の彼女を含む女性トリオと二人のトランペッターの演奏が話題を呼んだ。
2004年3月、レコーディングメンバーを率いて早間美紀クインテットが“ジャズ・ギャラリー”に出演し、大好評となる。5月には、ミリアム・サリウ゛ァン(b)のグループで“ケネディー・センター”で行われる“ウーマン・ジャズフェスティバル”に出演。現在、自己のグループの他、サイドメンとして数多くのセッションをこなし、また、ラルフ・ピーターソン(ds)セクステットのピアニストとして迎え入れられ、活躍中。
ジャズ以外では、毎週日曜日に黒人教会でゴスペルを演奏。

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〔演奏とは打って変わってチャーミングな美紀ちゃんは気軽にデジカメに納まる〕


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〔B&Sの二階にある「ディヌ・ラルテ」は極上のパンを販売している。パン・カゥンターの奥はバー〕
やはり知る人ぞ知るでしょうか。僕はB&Sに行くときはここのパンを買う事にしています。とても美味しいです。師匠も引きずられて買っていました。既にブログされています。

■参考・引用
 早間美紀公式HP
 ブログ

 

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