BrainSellers.com

Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

台風の名前

2005.10.03

中国の知人からせっかくの国慶節が「龍王」で台無しとの連絡が入りました。

20年ほど前から米国はウーマンリブに抵抗しきれず昔からハリケーンの名前は女性名と決まっていたのに男性名と交互に使うようになりました。
では日本を含む東南アジアはというと「アジアにちなんだ名前を付ける制度」を6年前に制度化したようです。しかし我々がTVや新聞で「見る聞く」台風の名前は発生順の番号ですね。この「アジアちなんだ名前」の制度は日本を含むアジア14の国の気象機関でつくる「台風委員会」予め用意した「アジア名リスト」から順に付けると云うものだそうです。全く知りませんでした。しかも知らないついでに言うと先月、日本に接近した17号の「サオラー」で一巡したそうです。聞いた事もない。ですから既に18号から二巡目に入っているそうですが、各国とも定着する気配がない様です。それはそうですよね。公開して、日本の全員が意識的に米国の様に号数でなく「名前」で呼ぶ文化を定着させなければ馴染みがありませんよね。日本の気象庁の見解も「号数の呼び方が基本」としているそうです。ではなぜ「アジア名をつける制度」を作ったのでしょうかねぇ。
このアジア名ですが「動植物、自然現象など計140個の名前リストを持っているそうです。日本は星座の名前を提案したそうです。」ですので140個の中に星座名があれば日本が提案した名前という事ですが、提案した本人が「号数」と訳のわからない事を言っているので、一般の人はその名を知る由もない。

さて、日本の「号数」で台風19号は中国や台湾では「龍王〔ロンワン〕」です。上陸して猛威を存分に振るいやっとこ熱帯低気圧になりました。今月2日は中国では「国慶節」〔建国記念日〕の行楽期間の最中です。迷惑な事です。

ここに一つの指針があります。
京都大学がまとめた資料ですが、日本全国50箇所の過去100年のデータを解析すると100年前に比べて最近20年間は集中豪雨の数が二倍以上に増えているそうです。これは地球温暖化で大気中の水蒸気が増え、局部的に雨が多く降ることの原因になるらしい。更に温暖化の気温上昇で大気中の蒸気が増え、雲が多くなり、潜熱を放出し、それによって台風やハリケーンの発生の確率が高くなるとの事です。
早い話が、温暖化で雲が出来やすくなり、雲が出来ると台風やハリケーンのエネルギーが高まり、巨大化する傾向にあると言うことになります。
まさしく、米国のカテリーナですね。米国でもここ20年で大型のカテゴリーⅣは二倍の発生率との事でした。
大型の台風の特徴というかか怖さというかは別として「雨量」と「海面上昇」の二つです。
いずれも脅威です。

 

Copyright(c) BrainSellers.com Corp. All rights reserved.