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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

京都

2005.10.12

地球は太陽から熱を受け、夜間は放射熱として宇宙に排出している。

もし、二酸化炭素が増えたら?
二酸化炭素は放射熱を大気圏内で吸収し、大気中にこもらせてしまう。いうまでもなく地球温暖化の元凶です。ちょうど冬に温室でストーブを焚くようなもの。「温室効果(グリーンハウス・イフェクト)」と呼ぶそうです。二酸化炭素濃度の急増と地球温暖化の因果関係は我々が使い続けた20世紀の石油文明が原因である事は今日の小学生でも知っている知識。
ここに他人の手を借りて「古都、京都」を紹介します。
地球環境と葵アメリカン大学客員研究員 中野有氏のコラムを見て「あぁ。なるほど」と感じた。〔抜粋〕
『ジョージタウンを子犬を連れて歩いているとよく声をかけられる。子犬に話しかけられるのだが、「どこから来たの」の返事に京都からというと、かなりの確率で地球環境問題に行き着く。今や京都のイメージは、地球環境問題と日本文化である。』とある。
日本の古都でもっとも斬新な「京都会議(97年12月温暖化防止会議・京都議定書)」を開催した国。世界最大の二酸化炭素排出国の米国は未だ参加せず自主的行動のままである。クールビスもいいし、ウォームビズもいい。何か出来るところからやらなければという意識が強くなる。

当初各国は2000年までに二酸化炭素排出量を「90年レベル」に抑えることを公約したり目標値ととしいた。けれどその後90年レベルに二酸化炭素の排出を抑えても地球温暖化は止められないことが判った。さぁ、大変だ。日本なんかブラジル地球サミット開催の公約後すぐに「目標達成は非常に厳しい状況」と最初から音をあげている。
現在の大気中の二酸化炭素が二倍になれば世界の四大穀物の適正栽培地が半減するといいます。別な適正地を探すか(あればの話し)、代替穀物を生み出すか、温暖化を食い止めるかのいずれです。早ければ20-50年以内だそうです。振り返って国内の事情でいうと、日本の穀物自給率は三割程度まで落ち込んでいます。「えっ!! 食糧危機!!??」ということも現実的で深刻な状況がすぐそこまで来ています。
21世紀末には「餓鬼」との戦いかも。


地球環境に関連した海洋変動解説ページ「海洋の健康診断表」を開設
「2005年10月25日から気象庁ホームページ内に、地球環境に関連した海洋変動の現状と今後の見通しをわかりやすく解説するページ「海洋の健康診断表」がオープンすることになった。海洋は、温室効果ガスである二酸化炭素を吸収したり、熱を貯えることによって、地球温暖化を緩やかにする機能を持っているほか、その変動は、台風の発生・発達や異常気象などにも深く関わっている。」だそうです。
少なくとも政府の意識は30年間でやっとここまできたかという感じがします。

 

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