biz-Streamマニュアル ライブラリ共通ガイド 第6章 フォントについて 6.8.1 フォントプロパティ生成ツールの起動方法

6.8.1 フォントプロパティ生成ツールの起動方法

Java環境

対応するJavaバージョンは「1.2 biz-Stream ライブラリのサポート環境」と同じです。

起動方法

フォントプロパティ生成ツールは、Javaのスタンドアローンコンソールアプリです。BizPreviewと同じようにbiz-Streamライブラリのクラスパスの設定が必要です。 BizPreviewについてはライブラリ共通ガイドの「2.4.1 インストール結果の確認」を参照してください。 ライセンスファイルは無くても実行可能です。

コマンドプロンプトを起動し次のコマンドを実行します。

  1. biz-Streamライブラリをクラスパスに設定します。
  2. フォントプロパティ生成ツールを実行します。
    実行例

    setenv.bat
    java com.brainsellers.pdf.font.tools.BizFontPropGenerator -i /フォントパス/フォントファイル名 -o /出力先パス/出力先ファイル名 -e

  3. -oで指定したファイルへフォントプロパティが出力されるので、それをuserfont.propertiesへ手動にてコピーします。またはツールの出力先を直接 userfont.properties にすることもできます。

起動パラメータ

引数名 必須 説明 指定例 省略時
-i 入力対象フォント、またはディレクトリ -i C:/Temp/Fonts/meiryo.ttc
-i C:/Temp/Fonts
-o 出力対象ファイルパス -o C:/Temp/userfont.properties
-p プロパティ内のパスプレフィックス -p /bs/fonts パス置換を行わない
-e 埋め込みフォントとするフラグ 埋め込みとする
-d ダイナミックフォントとするフラグ 埋め込みとする
-n native2asciiで出力するフラグ native2asciiを行わない
  • eとdは排他です。両方指定された場合は埋め込みとします。
  • oにて指定したパスにファイルが既に存在する場合は追記ではなく内容を上書きします。正確にはパラメータチェック後にファイルを削除した上で新規ファイルとして書き込みを行います。
  • pにて指定したパスの存在チェックは行いません。
  • nは基本的に未指定で問題ありません。フォントファイルパスにマルチバイト文字が含まれ、かつUTF-8でプロパティが正常に読み込みできない環境の場合に指定します。

起動方法の例

例1 特定のファイルのみを対象とする場合

setenv.bat
java com.brainsellers.pdf.font.tools.BizFontPropGenerator -i C:/Temp/Fonts/meiryo.ttc -o C:/Temp/userfont.properties -p /bs/fonts -e

説明
  • C:\Temp\Fontsにあるmeiryo.ttcのみを対象とします。
  • C:\Temp\userfont.propertiesに出力します。
  • この際、フォントプロパティにあるフォントファイルへのパスは、C:/Temp/Fonts/meiryo.ttcではなく、/bs/fonts/meiryo.ttcへ置換します。
  • 埋め込みフォント定義で出力します。

例2 指定フォルダにある全てのTTF/TTC/OTFファイルを対象とする場合

setenv.bat
java com.brainsellers.pdf.font.tools.BizFontPropGenerator -i C:/Temp/Fonts -o C:/Temp/userfont.properties -p /bs/fonts -d

説明
  • C:\Temp\Fontsにある全てのTTF/TTC/OTFファイルを対象とします。
  • C:\Temp\userfont.propertiesに出力します。
  • この際、フォントプロパティにあるフォントファイルへのパスは、/bs/fonts/<フォントファイル名>へ置換します。
  • ダイナミックフォント定義で出力します。