5.1.2 バージョンアップ・リリースアップの手順
バージョンアップまたはリリースアップをする場合の手順です。
ここで説明するアップデート手順は、biz-Streamライブラリをアプリケーションサーバ上で使用されていることを想定しています。
- アプリケーションサーバ停止
biz-Streamライブラリ を導入しているアプリケーションサーバを停止してください。 - ライブラリとプロパティファイルのバックアップ
現在利用されている、アプリケーションサーバ上のbiz-Streamライブラリおよび以下の関連ファイルをバックアップしておきます。
・ biz-Stream ライブラリ(xxx.jar)
・ プロパティファイル(xxx.properties)
・ ログ設定ファイル(logback.xml)
・ DTDファイル(bsxml.dtd) - ライブラリとプロパティファイルの削除
現在利用されている、アプリケーションサーバ上の以下のファイルを全て削除します。
・ biz-Stream ライブラリ(xxx.jar)
・ プロパティファイル(xxx.properties)
・ ログ設定ファイル(logback.xml)
・ DTDファイル(bsxml.dtd)
※ 上記の他に setenv.bat、setenv.sh、eula.txt、readme.txt などの旧リリースのファイルが存在する場合はそれらも全て削除してください。 -
JavaVM のインストール
Java 環境を変更する場合には、新しい JavaVM をインストールしてください。 - ライブラリのインストール
インストール方法は、ライブラリ共通ガイド「第2章 biz-Streamライブラリのインストール」をご参照ください。 以下ここで展開したフォルダを「更新用フォルダ」とします。 - ライブラリの更新
更新用フォルダから、以下のファイルを全てコピーし、アプリケーションサーバが認識できる場所に配置してください。
・ biz-Stream ライブラリ(xxx.jar)
・ プロパティファイル(xxx.properties)
・ ログ設定ファイル(logback.xml)
・ DTDファイル(bsxml.dtd)- biz-Stream では、各リリースにて機能の追加・修正・削除等を行っているため、それぞれのリリースに同梱されるライブラリには差異があります。旧ファイルは完全に削除し、新リリースのものと混在しないようにご注意ください。
- 上書きインストールは誤作動の原因となるため行わないでください。
- biz-Stream は、同梱しているモジュール一式をそのまま使用した状態で製品テストを行っていますので、お客様の判断で一部のjarを除外したり、同梱以外のバージョンのjarを個別に入手して差し替えたりした場合はサポート対象外となる場合があります。
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プロパティファイルの再設定
旧プロパティファイルで任意に変更された値があれば、更新後の新しいプロパティファイルにその値を反映させてください。
この再設定の意味は、ファイルの上書きを意味しません。初期出荷時以外の値に変更されている項目のみ、バージョンアップ前のファイルからコピーして変更してください。
新リリースでは、新たなプロパティファイルまたはプロパティファイル内の設定値が変更されている場合がありますのでご注意ください。
・ ライブラリ共通ガイド「3.1 プロパティファイル一覧」をご参照ください。- v4.2 までに存在していた ja_JP ロケールのファイル(xxxxx_ja_JP.properties) は、v4.3 以降不要となり削除されています。
- DTD ファイルの更新
DTDファイル(bsxml.dtd) をご使用されている場合、旧DTDファイルでお客様が任意に変更された値があれば、新しいDTDファイルにその値を設定してください。 - ログ設定ファイルの更新
logback.xmlにログ出力先を設定してください。
・ ライブラリ共通ガイド「4.4 ファイル出力先の設定」をご参照ください。- v4.8.0以降では、ログ出力設定用のプロパティファイルlogback.propertiesが廃止になっていますので、ログ出力先はlogback.xmlに直接設定するようにお願いします。
- ライセンスの配置
ライセンスファイル(licence.properties)をアプリケーションサーバに配置してください。
ライセンスファイルの入手手順は「2.3 biz-Streamライセンスのセットアップ」を参照してください。- biz-Stream v4.x 以前の licence.properties は v5.x で使用できません。再度ライセンスを申請してください。
- アプリケーションサーバ起動
以上の設定完了後、アプリケーションサーバを起動してください。 - ログの確認
logback.xmlで設定した場所にログ一式が出力されることを確認し、エラーやワーニングが出ていないことを確認してください。
・ ライブラリ共通ガイド「4.1.2 出力されるログファイル一覧」を参照してください。