5.1.3 ホットフィックスの適用手順
同リリース内のホットフィックスを適用する場合の手順です。
ここで説明するアップデート手順は、biz-Streamライブラリをアプリケーションサーバ上でご使用されていることを想定しています。
なお一部のホットフィックスでは、修正モジュールのみの適用ではなく biz-Streamライブラリ全体の再インストールを必要とする場合があります。その場合は「5.1.2 バージョンアップ・リリースアップの手順」をご参照ください。
- ダウンロードファイルの解凍
ダウンロードファイルをパソコンのハードディスクで解凍してください。
以下ここで展開したフォルダを「更新用フォルダ」とします。 - アプリケーションサーバ停止
biz-Streamライブラリ を導入しているアプリケーションサーバを停止してください。 - ライブラリとプロパティファイルのバックアップ
現在利用されている、アプリケーションサーバ上のbiz-Streamライブラリおよび以下の関連ファイル一式をバックアップしておきます。
・ biz-Stream ライブラリ(xxx.jar)
・ プロパティファイル(xxx.properties)
・ ログ設定ファイル(logback.xml)
・ DTDファイル(bsxml.dtd) - ライブラリの更新
bsxml.jar など一部のファイルのみを提供しているホットフィックスの場合には、アプリケーションサーバ上にある提供ライブラリ(xxxxx.jar) と同名のファイルを削除してから、更新用フォルダからライブラリをコピーしてください。 複数のライブラリを提供しているホットフィックスの場合には、アプリケーションサーバ上の該当する biz-Streamライブラリを全て削除してから、ホットフィックスのライブラリを導入してください。 - プロパティファイルの再設定
プロパティファイル(xxxxx.properties) がホットフィックスで提供されている場合には、アプリケーションサーバ上の同名ファイルを削除してから、更新用フォルダから該当ファイルをコピーしてください。
旧プロパティファイルで任意に変更された値があれば、更新後の新しいプロパティファイルにその値を反映させてください。
この再設定の意味は、ファイルの上書きを意味しません。初期出荷時以外の値に変更されている項目のみ、バージョンアップ前のファイルからコピーして変更してください。
新リリースでは、新たなプロパティファイルまたはプロパティファイル内の設定値が変更されている場合がありますのでご注意ください。
・ ライブラリ共通ガイド「3.1 プロパティファイル一覧」をご参照ください。- v4.2 までに存在していた ja_JP ロケールのファイル(xxxxx_ja_JP.properties) は、v4.3 以降不要となり削除されています。
- DTD ファイルの更新
DTDファイル(bsxml.dtd) がホットフィックスで提供されている場合には、アプリケーションサーバ上の同名ファイルを削除してから、更新用フォルダから該当ファイルをコピーしてください。 DTDファイル(bsxml.dtd) をご使用されている場合、旧DTDファイルでお客様が任意に変更された値があれば、新しいDTDファイルにその値を設定してください。 - ログ設定ファイルの更新
ログ設定ファイルはlogback.xmlです。このファイルがホットフィックスで提供されている場合には、アプリケーションサーバ上の同名ファイルを削除した後、更新用フォルダから該当ファイルをコピーしてください。 旧設定ファイルでお客様が任意に変更された値があれば、新しい設定ファイルにその値を設定してください。
・ ライブラリ共通ガイド「4.4 ファイル出力先の設定」をご参照ください。- v4.8.0以降では、ログ出力設定用のプロパティファイルlogback.propertiesが廃止になっていますので、ログ出力先はlogback.xmlに直接設定するようにお願いします。
- アプリケーションサーバ起動
以上の設定完了後、アプリケーションサーバを起動してください。
- ログの確認
logback.xmlで設定した場所にログ一式が出力されることを確認し、エラーやワーニングが出ていないことを確認してください。
・ ライブラリ共通ガイド「4.1.2 出力されるログファイル一覧」を参照してください。