4.1.3 ホットフィックスの適用手順【bswss-X.X.X.zip(tar.gz)の提供がない場合】
ここで説明する手順は、ダウンロードファイルで一部の修正モジュールのみが提供され、biz-Stream Webサービスサーバモジュール全体が bswss-X.X.X.zip(tar.gz) として提供されていない場合のアップデート手順となります。
- ダウンロードファイルの解凍
ダウンロードファイルをパソコンのハードディスクで解凍してください。
以下ここで展開したフォルダを「更新用フォルダ」とします。
- Webサービスサーバ停止
biz-Stream Webサービスサーバ を停止してください。 手順については「2.5.2 停止方法」を参照してください。
- Webサービスサーバのバックアップ
事前にbiz-Stream Webサービスサーバ(Apache Tomcat 自体) をバックアップしておきます。
- ライブラリの更新
更新用フォルダにあるライブラリ(xxxxx.jar) と同名の Web サービスサーバ上のファイルを削除してから、更新用フォルダからライブラリをコピーしてください。 biz-Stream のライブラリは、Web サービスサーバの以下のディレクトリにあります。該当するものがあれば、すべてのディレクトリのライブラリを入れ替えてください。
・<bsws_server_home>/lib ディレクトリ
・<bsws_server_home>/webapps/axis2/WEB-INF/lib ディレクトリ
・<bsws_server_home>/webapps/bsadmin2/WEB-INF/lib ディレクトリ
- プロパティファイルの再設定
プロパティファイル(xxxxx.properties) がホットフィックスで提供されている場合には、Web サービスサーバ上の同名のファイルを削除してから、更新用フォルダから該当ファイルをコピーしてください。
旧プロパティファイルで任意に変更された値があれば、更新後の新しいプロパティファイルにその値を反映させてください。
この再設定の意味は、ファイルの上書きを意味しません。初期出荷時以外の値に変更されている項目のみ、バージョンアップ前のファイルからコピーして変更してください。
新リリースでは、新たなプロパティファイルまたはプロパティファイル内の設定値が変更されている場合がありますのでご注意ください。
・ ライブラリ共通ガイド「3.1 プロパティファイル一覧」をご参照ください。- v4.2 までに存在していた ja_JP ロケールのファイル(xxxxx_ja_JP.properties) は、v4.3 以降不要となり削除されています。
- ログ設定ファイルの更新
ログ設定ファイル(logback.xml)がホットフィックスで提供されている場合には、Web サービスサーバ上のファイルを削除してから、更新用フォルダから該当ファイルをコピーしてください。 旧設定ファイルでお客様が任意に変更された値があれば、新しい設定ファイルにその値を設定してください。
・ ライブラリ共通ガイド「4.4 ファイル出力先の設定」をご参照ください。
- Web サービスサーバ起動
以上の設定完了後、Web サービスサーバを起動してください。 手順については「2.5.1 起動方法」を参照してください。
- インストール結果の確認
Webサービスサーバが正しくインストールされたことを確認します。「2.6 インストール結果の確認」を参照し確認を行ってください。
- ログファイルの確認
<bsws_server_home>/logsディレクトリにログが出力されるようになっています。
ログについては「3.2 Webサービスサーバで出力されるログ一覧」をご参照ください。
動作確認や調査のために一時的にログレベルを変更する場合は「3.4 ログレベルの変更方法」を参照してください。