4.1.2 バージョンアップ・リリースアップの手順 【bswss-X.X.X.zip(tar.gz) の提供がある場合】
バージョンアップまたはリリースアップをする場合の手順です。
ここで説明する手順は、Webサービスサーバモジュール全体が bswss-X.X.X.zip(tar.gz)として提供されている場合の手順となります。
Webサービスサーバでは Apache Tomcat を利用しており、各リリースに同梱されているものを使用していただく必要があります。そのため、Webサービスサーバ全体(Apache Tomcat 自体)を一度削除し、再インストールし直す必要があります。
- Webサービスサーバ停止
Webサービスサーバを停止してください。 手順については「2.5.2 停止方法」を参照してください。
- Web サービスサーバのバックアップ
事前にbiz-Stream Webサービスサーバ(Apache Tomcat 自体) をバックアップしておきます。
- Web サービスサーバ削除
現環境のWebサービスサーバ(Apache Tomcat) は一度アンインストールします。
ガイドの「第7章 biz-Stream Webサービスサーバのアンインストール」を参照しアンインストールしてください。
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JavaVM のインストール
Webサービスサーバがサポートする Java 環境は、動作環境を参照してください。
メディアの /bswss/jre にもサポート対象のJavaが同梱されていますので、お客様の環境に適したものをインストールしてください。
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Apache Tomcat のインストール
メディアの /bswss/tomcat ディレクトリ以下にある Apache Tomcat のうち、お客様の環境に適したものをインストールしてください。
- biz-Stream Webサービスサーバ のインストール
メディアの /bswss ディレクトリ以下の bswss-X.X.X.zip(tar.gz) ファイルを使用し、Web サービスサーバをインストールします。
以下ここで展開したフォルダを「更新用フォルダ」とします。
上記のJava VM、Apache Tomcat、bswss-X.X.X.zip(tar.gz) のそれぞれのインストール方法は「第2章 biz-Stream Webサービスサーバのインストール」を参照してください。- 機能追加・修正・削除によって、旧リリースに以前存在したライブラリが削除されたり、新規ライブラリが追加されたりする場合があるため、旧ファイルは完全に削除して混在しないようにご注意ください。
- 上書きインストールは誤作動の原因となるため行わないでください。
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プロパティファイルの再設定
旧プロパティファイルで任意に変更された値があれば、更新後の新しいプロパティファイルにその値を反映させてください。
この再設定の意味は、ファイルの上書きを意味しません。初期出荷時以外の値に変更されている項目のみ、バージョンアップ前のファイルからコピーして変更してください。
新リリースでは、新たなプロパティファイルまたはプロパティファイル内の設定値が変更されている場合がありますのでご注意ください。
・ ライブラリ共通ガイド「3.1 プロパティファイル一覧」をご参照ください。- v4.2 までに存在していた ja_JP ロケールのファイル(xxxxx_ja_JP.properties) は、v4.3 以降不要となり削除されています。
- ライセンスの配置
ライセンスファイル(licence.properties)を<bsws_server_home>/libディレクトリに配置してください。 ライセンスファイルの入手手順は「2.3 biz-Streamライセンスのセットアップ」を参照してください。
- biz-Stream v4.x 以前の licence.properties は v5.x で使用できません。再度ライセンスを申請してください。
- Webサービスサーバ インストール後の設定
お客様環境に応じて必要な設定があれば「2.4 biz-Stream Webサービスサーバ インストール後の設定」を参照し、設定を行ってください。
- Web サービスサーバ起動
以上の設定完了後、Web サービスサーバを起動してください。 手順については「2.5.1 起動方法」を参照してください。
- インストール結果の確認
Webサービスサーバが正しくインストールされたことを確認します。「2.6 インストール結果の確認」を参照し確認を行ってください。
- ログファイルの確認
<bsws_server_home>/logsディレクトリにログが出力されるようになっています。
ログについては「3.2 Webサービスサーバで出力されるログ一覧」をご参照ください。
動作確認や調査のために一時的にログレベルを変更する場合は「3.4 ログレベルの変更方法」を参照してください。