biz-Streamマニュアル Webサービスサーバ ガイド 第2章 biz-Stream Webサービスサーバのインストール 2.7.3 Java で開発するための環境構築

2.7.3 Java で開発するための環境構築

JAX-WS を使用するサンプルプログラムを実行する場合はこの手順を実行してください。

JAX-WS を使用する場合

WSDL(Web Services Description Language)では、Webサービスサーバ で提供している Webサービスの仕様を定義しています。
クライアントアプリケーションは、下記 URL から WSDL を取得し Web サービスを利用するための入出力メッセージのフォーマットやプロトコル等の情報を入手します。

  1. PDF生成、Excel生成等コンテンツ生成のための WSDL 取得先 URL
    http://ホスト名:ポート番号/axis2/services/bizstream?wsdl
    (例)http://wsssrv:8080/axis2/services/bizstream?wsdl
  2. コンテンツ管理のための WSDL 取得先 URL
    http://ホスト名:ポート番号/axis2/services/cms?wsdl
    (例)http://wsssrv:8080/axis2/services/cms?wsdl

スタブファイル作成の実行手順

JAX-WS を使用するサンプルプログラムを実行する場合は以下の手順を実行してください。

  1. クライアントツールの準備

    クライアントツールが必要となりますので、製品メディアに同梱されている下記を用意し、任意のクライアント環境に展開してください。

    クライアントツール /bswss/client/bswss-client-X.X.X.zip または
    /bswss/client/bswss-client-X.X.X.tar.gz
    展開後のディレクトリ構成は、Webサービスサーバガイドの「2.7.1 クライアントアプリケーションに必要なライブラリの準備」を参照してください。
  2. スタブファイル生成用認証ファイル

    スタブファイルを生成するための認証ファイルを作成します。
    2.7.1 クライアントアプリケーションに必要なライブラリの準備」のインストール後のフォルダ構成の、bswss-client-X.X.X/java/bin/authfile.txt を開き、「wsssrv」をWebサービスサーバのホスト名に変更してファイルを保存します。

    http://bizuser1:bizuser1@wsssrv:8080/axis2/services/bizstream?wsdl

    http://bizuser1:bizuser1@wsssrv:8080/axis2/services/cms?wsdl

  3. スタブファイルの生成
    スタブファイルの生成を行います。
    bswss-client-X.X.X/java/bin/ に移動し、wsimport.bat または wsimport.sh を実行してスタブクラス群を生成します。 必要に応じてスクリプト内の JDK の PATH を編集してください。

    【実行例】 (wsssrvは Webサービスサーバのホスト名)
    .\wsimport.bat -s ..\src -d ..\classes -Xauthfile authfile.txt http://wsssrv:8080/axis2/services/bizstream?wsdl
    .\wsimport.bat -s ..\src -d ..\classes -Xauthfile authfile.txt http://wsssrv:8080/axis2/services/cms?wsdl
    • biz-Streamでは SOAP1.2を使用していますが、wsimportではデフォルトでSOAP 1.1を使うため上記コマンドを実行すると警告が表示されます。機能には特に問題はないので警告は無視してかまいません。
  4. クライアントアプリケーション開発に必要なライブラリの配置
    クライアントツールの bswss-client-X.X.X/java/lib ディレクトリに同梱されている全てのJARファイルをコピーし、ユーザのアプリケーションから参照できるようにビルドパス・クラスパスに設定してください。
  5. スタブのソースのコンパイル
    アプリケーションプログラム(「第11章 サンプルプログラム(Java)」)と上記の手順3で生成したスタブのソースを一緒にコンパイルし、アプリケーションを実行してください。