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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

アンジェラ安芸と伊藤君子

2006.06.18

GHOST IN THE SHELL・攻殻機動隊(こうかくきどうたい)」は1995年11月に公開されました。

その翌年既に今では全く省みられなくなったレーザーディスクが発売されました。当時映像を家庭で見る手段はビデオかLDと言われたレーザーディスクでした。しかしビデオに比べLDの鮮明さは圧倒的なものでした。LDの発売と同時に「GHOST IN THE SHELL プレミアムBOX」を手に入れました。当時かなり高額だった記憶があります。
制作はProduction I.Gで製作は講談社、バンダイビジュアル、MANGA ENTERTAINMENTの三社。配給は松竹です。
今では当たり前ですが、当時このLDは「英語版」もセットで同梱されていました。勿論今どきのDVDの情報量を持っていませんので、四枚組(定かではありません)みでした。今は「言語の切り替え」のみで5ヶ国語対応なんて朝飯前ですね。

なので初めから全世界バージョンの意図があったようです。もちろん世界各国で上映されました。そして1996年 8月に日本のあらゆる映像作品としては初めて「ビルボード誌全米セルビデオチャート1位」を記録しました。
快挙です。
また、
映画「マトリックス」にインスピレーションを与えたことは知らない人はいないほど有名です。
特に監督・ウォシャウスキー兄弟は"GHOST IN THE SHELL"を実写でやろうと思って作り始めたと公言しているくらいでした。彼らは製作開始直後のスタッフたちに「GHOST IN THE SHELL・英語版」を配ったそうです。この英語版もとてもいいです。草薙素子の吹き替え英語もぴったりでした。

そして、続編「イノセンス」が公開されました。
「イノセンス(INNOCENCE)」 は2004年3月に公開された押井守監督の作品です。
前作で失踪した草薙素子の代わりにバトーが主役です。

このエンディングに「伊藤君子」の"フォロー・ミー"が起用されました。
当初押井さんはエンディングは音を入れない。必要ない。と公言していたようです。
しかしエンディングの編集時に「気持ちを変えた」そうです。
そこで選ばれたのがペコちゃんこと「伊藤君子」でした。
もちろん、押井さんが知っていたのでなく音楽担当の川井憲次さんがリコメンドしたのでしょう。
この歌は既に彼女の持ち歌として以前にリリースしています。
原曲はアランフェス協奏曲です。2楽章の「アダージョ」をモチーフに詩をつけています。
ペコちゃんのハスキーで高音で深みのある声帯にぴったりです。

アランフェス協奏曲の2楽章をモチーフにした二つの作品を持っています。
ひとりはギターリストのジム・ホールで、もうひとりがペコちゃんと同じように「心に響く演奏」をした「マイルス・デイヴィス」の「スケッチズ・オブ・スペイン」です。このアルバムは1959年から60年に録音された作品で巨匠ギル・エヴァンスとの共同作品です。長いジャズ史の中でも屈指のコラボレーションと非常な評価を受けています。マイルスがまるで歌っているように延々16分を超える絶品です。


〔発売後すぐに購入した「FOLLOW ME」1988年リリース〕

伊藤君子は「イノセンス」のエンディング用に「深く深く深海に沈んで行くような」重厚さを加えたようです。

〔イノセンスの為に改めてレコーディングした"フォロー・ミー"〕
1. Follow Me (映画「イノセンス」主題歌)
2. River of Crystals (映画「イノセンス」挿入歌)
3. A Song for You
4. My Favorite Things
5. River of Crystals (オリジナルバージョン)

この歌は映画のエンドロールが始まる直後に流れますが、キャストが全て終わり「真っ暗」な映画館でなおも続く"フォロー・ミー"に観客は殆どと席を立たない現象を生みました。

この映画が公開された暫く経ったからライヴハウスに立つベコちゃんに「リクエスト」が殺到したようです。

■参考
  伊藤君子公式サイト http://www.kimikoitoh.com/

スクウェアが企画・製作した「ファイナルファンタジー」と言う映画がありました。

監督は坂口博信です。同名ゲームソフトの映画化で、隕石と共に飛来した地球外生命体による人類滅亡の危機に、科学者アキが立ち向かっていくというストーリーです。
スクウェアがホノルルに設立した「スクウェア・ピクチャーズ」で約3年半の歳月と"1億3700万ドル"の製作費が投じられました。そして日本人監督作品としては過去最大規模となる全米2500館以上で公開されたことも記憶に残っています。
しかし、この映画は米国での興行目標が3割に留まり、国内でも不振でした。
結局スクウェアは最大で130億円の損失を抱えゲーム会社の存続を左右する程のプロジェクトになってしまいました。

しかし、映画は不振でしたがゲームは順調に続編を提供し続けています。
そして、スクウェア・エニックスと合併により社名を変えて「ファイナルファンタジーXII (FFXII)」の発売に合わせてテーマソングの歌手を「アンジェラ・アキ(安芸)」に決定しました。
「FINAL FANTASY VIII」のテーマソング「Eyes On Me」は元々「フェイ・ウォン」を起用していましたが、同じ曲をアンジェラ・アキがカバーしています。


〔アンジェラ・アキ Home (初回限定盤)(DVD付) [Limited Edition] 〕
ディスク枚数:1
1. Kiss Me Good-Bye
2. Love Is Over Now
3. 心の戦士
4. MUSIC
5. This Love
6. お願い
7. 宇宙
8. Rain
9. 奇跡
10. 大袈裟に「愛してる」
   ディスク枚数:2
     1. 『HOME』ミュージックビデオ
     2. 『心の戦士』ミュージックビデオ
     3. 『Kiss Me Good-Bye』ミュージックビデオ
     4. 『This Love』ミュージックビデオ
     5. ファイナル・ファンタジーXII・コンプリート・ムービー Final Edition-
     6. 『This Love』ライブパフォーマンス(5/7「BLOOD+・アニメ・フェス」にて収録)

アンジェラ・アキ(安芸)」は日本人の父とイタリア系アメリカ人の母との二世で個性的名シンガーソングライターです。存在感のある高音をクリアーに歌える歌姫です。15歳の時にハワイに移住し、2003年に日本に帰国するまでワシントンD.C.に在住していたとの事。1977年9月に生まれの29歳です。彼女のピアノプレイはとてもダイナミックです。


〔独特の雰囲気を持つアンジェラ・アキは今後ととても期待できる歌姫に成長できる〕

今年6月にアルバムタイトル「Home」を「スクウェア・エニックス社ゲーム「ファイナル・ファンタジーⅩⅡ」のタイアップして、リリースしました。
このCDを早速購入して毎日聴いています。

 

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