須永辰緒
2006.06.14
好きなジャズ・ヴォーカルに「akiko」がいますが、手に入れたCDは三枚です。
最初は知人に紹介された「simply blue」というライヴでした。2005年6月のリリースで、とても衝撃的なヴォーカルでした。このCDは横浜で著名なジャズ・クラブ "Motion Blue yokohama" で行った3 days ライヴからベスト・テイクを収録したものです。シンプルなアコースティックのピアノ・トリオをバックに、ごくスタンダードを中心にのびのびと歌っています。彼女のライヴ感覚がとても良く、なので必然的に録音もいい感じに仕上がっています。
ですが、
僕はこのCDよりも前二作が好きです。この前二作とも「須永辰緒」がプロデュースしています。タイトルは「ムード・スウィングス(Mood Swings)」と「ムード・インディゴ(mood indigo)」です。それぞれ2003年と2004年のリリースです。
そして最近彼女が「コラージャ(Collage)」というCDをリリースをしたことをAmazonのオプト・メールにより知りました。彼女のベストセレクションが詰まっているCDだそうです。
〔少し落ち着いたら聴こうと思っています。akiko Collage 2006/4/5 RELEASE〕
そして、
つい先日知人より須永辰緒の最新プロデュース作品を紹介されました。これがとてもいいです。
彼に聞いたんですが、須永辰緒はすでにこのシリーズは四枚リリースしているそうです。
僕が手に入れたのは三枚目です。
タイトルは「須永辰緒の夜ジャズ-Jazz Allnighers-No.3 」です。
〔知人が一押しした須永辰緒プロデュース「夜ジャズ-Jazz Allnighers-No.3」〕
■曲目リストです■
1. トゥ・イスコルホフ(ベント・アクセン-ベント・イェーデック・6-5-4-3)
TO ISKOL'HOF(Bent Axen) / BENT AXEN
2. クレオパトラ・アンド・ジ・アフリカン・ナイト(ジョニー・ハモンド・スミス)
CLEOPATRA AND THE AFRICAN KNIGHT(Smith) / JOHNNY“HAMMOND”SMITH
3. ソー・タイアード(ボビー・ティモンズ)
SO TIRED(Bobby Timons) / BOBBY TIMMONS
4. フーティン(ザ・ジャズ・ファイヴ)
HOOTIN'(Vic Ash) / THE JAZZ FIVE
5. ユー・ゴー・トゥ・マイ・ヘッド(ビル・エヴァンス)
YOU GO TO MY HEAD(Gillespie - Coots) / BILL EVANS, piano
6. アンダー・ザ・パリ・スカイズ(ロイ・ヘインズ・ウィズ・ブッカー・アーヴィン)
UNDER THE PARIS SKIES(Ronnie Mathews) / ROY HAYNES WITH BOOKER ERVIN
7. アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン(ジョー・ヘンダーソン)
I'VE GOT YOU UNDER MY SKIN(Cole Porter) / JOE HENDERSON
8. ソーラー(デイヴ・パイク)
SOLAR(Miles Davis) / DAVE PIKE
9. イングリッシュマン・イン・ニュー・ヨーク(中本マリ)
ENGLISHMAN IN NEW YORK(Sting) / MARI NAKAMOTO
10. コンゴ・コール(プリンス・ラシャ・クインテット・フィーチャリング・ソニー・シモンズ)
CONGO CALL(Lasha - Simmons) / PRINCE LASHA QUINTET
11. ザ・トロリー・ソング(エヴァンス・ブラッドショウ)
THE TROLLY SONG(Blane - Martin) / EVANS BRADSHAW
12. アイ・ロング・トゥ・ビロング・トゥ・ユー(エリック・クロス)
I LONG TO BELONG TO YOU(Kloss) / ERIC KLOSS
13. ナットヴィル(ビッグ・ホーンズ・ビー)
Nuttville / BIG HORNS BEE
14. 「スパルタカス」愛のテーマ(ユセフ・ラティーフ)
LOVE THEME FROM SPARTACUS(North) / YUSEF LATEEF
9曲目の"ENGLISHMAN IN NEW YORK"に中本マリのヴォーカルがフィーチャーされています。
マリちゃんの透き通ったクリアーなヴォーカルに昔々新宿「ピットイン」に通った頃を思い出します。もう30年も前のことです。当時から小柄なマリちゃんは可愛かったなぁ。
須永辰緒は現在DJのレギュラー番組を複数持っています。
職業としては「DJの他にプロデューサー,リミキサー」とレコード番長としても有名です。
また、「Sunaga t experience」というレーベルも持っています。
DJとしてのキャリアは20年以上だそうです。現在も東京、横浜、京都と全国を飛び回る日々。また、日本初のHIP HOPレーベルといわれる「MAJOR FORCE」でリミキサーとプロデューサーを経験しています。
ジャズレーベル「Verve」の初の日本人女性シンガーとしてデビューした「akiko」のプロデュースもこの時手がけています。
下記二枚のCDは知人が「これもいいよ」と知らせてくれたものです。
〔須永辰緒の最初のオムニバス版 夜ジャズ ~Jazz Allnighters~ .01 発売日: 2005/8/24〕
須永辰緒の夜ジャズ-Jazz Allnighters
曲目リスト
1. Spam-Boo-Limbo(e.s.t.)
2. ハーフ(urb)
3. バターカップ(ユッカ・エスコラ)
4. ビッグ・イーター(ザ・バッド・プラス)
5. エブ・タイド(ザ・ペドラーズ)
6. ハヴ・ア・ハヴァナ(イブ・グリンデマン・アンド・ヒズ・オーケストラ)
7. サンバ・イングレス(ザ・ジャズ・ディフェクターズ)
8. マイルストーンズ(マイルス・デイビス)
9. ブルーワーズ・キャッスル(ロニー・ロス)
10. ニカズ・ドリーム(アート・ブレイキー)
11. プリティ(ザ・ミラーズ)
12. セヴン・デイズ・オブ・フォーリング(e.s.t.) ※〈CDテキスト〉
〔モダン・ジャズとクラブ・ジャズを繋ぐ楽曲が収められた世界基準の最新EP! 12inch【Sunaga t experience / European Suite E.P.】〕
■参考
須永辰緒 オフィシャルサイト
http://www.organ-b.net/sunaga/
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