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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

丸 maru 八丁堀

2006.07.03

マラガはスペインのアンダルシア地方南部の地中海に面した都市です。アンダルシア特有の雰囲気と石畳の坂があります。 画家のピカソの出身地としても有名ですね。

先日知人が彼氏とスペインに一週間のバカンスに行ってきたと自慢げ(?)に披露しておりました。
特に「フラメンコと闘牛」に興味を持ったようで盛んに興奮しながら説明していました。
それはサ・ゾ・カ・シ楽しい休暇であったことでしょう。

マラガの「港も町並もフラメンコも闘牛」もいい所です。


〔アンダルシア特有の石畳の坂があるマラガ市内の町並み〕

男性のよく声の通る高域の歌と爪を指を駆使する伴奏のギターと贅肉を排除した男女の踊りの3要素から成る「フラメンコ」は「アンダルシア」から生まれた芸術といわれています。
この地で見るフラメンコは独特です。昔は小さなお店でもフラメンコを簡単に踊っていました。

フラメンコの起源はインドから来たジプシーにあると言われていますが、やはりこの地方の情熱的な文化に溶け込んだからこそあのような素晴らしいアートに発展して行ったのでしょう。
そう思います。
そういえば25年以上前に今田勝が「アンダルシアの風」というレコード(当時は当然CDはありません)がリリースしましたが、アンダルシアの雰囲気を良く表した曲調でした。


〔マラガ全景 地中海屈指の歴史のあるマラガ港〕
紀元前1100年に始まったフェニキア人の植民地化政策により、当時「マラカ」と呼ばれたマラガは「カディール」と呼ばれたカディスとともに紀元前800年頃に建設されました。当時から主要な良港であったといえます。
その後、70年以上にわたるギリシャによる支配、カルタゴ人による支配へと変わり、紀元前202年、第一次ポエニ戦役に勝利したローマはマラガをローマ支配都市にしています。
ローマ化の始まりです。この辺は塩野七生女史のハンニバルを主眼においた「ハンニバル戦記」が面白いですよ。
そして、マラカは「フラビア・マラシータ」となり、地中海の海上交通の要となりました。


〔ジブラルタル海峡〕
地中海に入るにはまずはこのジブラルタル海峡を通過しなければなりません。ヨーロッパとアフリカが間近に見えるこの海峡は「日中」は両大陸の肌の違いを感じるし、「夜間」は二点の灯台がその存在をアピールしているだけで、趣がまた違った印象を与えます。
ともかく、大西洋から地中海へ。

さて、アンダルシアの飛び地が下町の「八丁堀」にもありました。

昔からスペイン人には生活の一部として切り離せない「バル」という存在があります。かしこまったレストランとは異なり、その多くはカウンター席で気軽に一杯やるという感じ。日本の下町に一杯ありましたね。あれです。
スペインの「バル」は昼間はその日の朝取れた魚をすぐにランチとして調理し、夜はお酒とおつまみと会話を楽しむというもので、日本で言うところの「近所の居酒屋」です。

とにかく「にぎやか!」というかうるさい(失礼!)の一言。但し、簡単に周りの人とすぐ会話ができてしまう。
そんな気軽さ、にぎやかさが「バル」なんですが、これが「八丁堀」にあるのです。

先日知人先輩に連れられて足を踏み込んだ八丁堀「maru(まる)」にご案内します。

この先輩の「幅広いグルメさ」と「実地調査済みお店リスト」の数には「舌を巻く」がぴったりです。
お誘いを受ければ必ず次回も来たいお店になります。
場所も広範囲だし、和食からバルまで、なんとレパートリーの広いことか。
よって、今回もご相伴させて頂きました。


〔一階のスタンド・バーと二階のバル〕

夜な夜なこの看板に誘われて八丁堀アンダルシア「maru」にやってきます。早い時間であれば席をキープできますが、午後8時ともなれば予約無しでは到底入れません。それほどこの界隈では著名です。雰囲気とコストパフォーマンスがビジネスマンに気に入られているのでしょう。
ともかく「騒々しい」が前提です。


〔この細い急な階段の上に異様な世界がある?!〕

看板はこの赤い「丸」が目印です。店内に入れば異様としかいい表せない独特の雰囲気があります。客同士もスタッフも以心伝心は早そう。スペインの街角にあるバルそのままの感じです。


〔今日のメニュー〕
よく見ると一階のお店で買ったワインは持ち込み自由(500円のみ)と書いてあります。このざっくばらんな適当なところも受けている証拠ですね。



〔集まってくる若者の活気と焼肉の匂いとキョーレツなハイテンポの音楽が充満する店内〕

先輩知人を待っている間にお店の前に立っていると「とっつあんと孫」が楽しそうに遊んでいました。
すると一階の酒屋の店先で働いていた「女将さん」らしき人になにやら声を掛け「これから上で稼いでくらぁ」といって二階に消えました。さてはここの親父か。

二階に上がると件のおやじが「スペイン産のリベリコ豚」を一生懸命焼いていました。
噂によると、
このおやじ、焼きながら「美味しいところ」は自分でそのまま食べてしまうらしい。

だだ、不思議なのが女性スタッフ。
全ての女性スタッフが「モデルか?」と思わせるような「美形とスタイル」なんです。
美形のご婦人の写真はご法度なので残念ながら、現地にてご確認くださいませ。

そうすると、
おじさんたち数人でくるグループは「多目的」かも。それも一興!! 一度お試しあれ。


■参考 Stand bar「maru(丸)」
  東京都中央区八丁堀3-22-10
  03-3552-9210(1F) / 03-3552-4477(2F)
  5:00p.m.-11:00p.m.(土曜・日曜・祝日定休)
  http://tomosnetwork.web.infoseek.co.jp/Link/bar3.html

 

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