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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

温室効果ガス

2006.06.28

温室効果ガス1.25%増加

先日いくつかのメディアでこのニュースが流れました。
同じソースなので大体同じような内容です。

纏めると、
「米海洋大気局(NOAA)は、地球の温室効果ガス指数に関する年次報告書をまとめた。温室効果ガスは2005年中に前年比1.25%増加した。メタンや地球のオゾン層を破壊するフロンガスは横ばいか減少したものの、二酸化炭素と窒素酸化物が増加している。」(温室効果ガス指数は1990年の大気レベルを「1」としています。)

この米国報告書から、昨年は「温室効果ガス指数」が90年の計測開始時時から15年間で「25ポイント」上がったということです。

温室効果ガス」は地球に無くてはならないものであることは誰でも知っていること。
僕らはこの自然帯域の温室効果ガスという温室の中で過保護に生きているのです。

人間は進化し続ける動物であるために「産業革命」を起こして「楽しく便利で快適な空間」を作ってきました。
と、思っていました。
ヒトがまだ活発に行動を起こしていない時代に動物が呼吸によってCO2を排出するのに対して、植物は光合成によりCO2を固定させます。この時代こそが地球上のCO2の収支バランスが理想的に保っていた時代であったと思われます。

なんとなく地球が造られた「自然の摂理」という意思が感じられるような気がしますが、どうでしょうか?

しかし、
ヒトは人間となり、を発見し、木を燃焼させる事によりより、人為的にCO2を発生させる様になりました。
そしてそれが飛躍的に発展したのが「石油と産業革命」ということになると思います。

この事が年々CO2濃度を着実に増加傾向に導いています。そして地球で最も重要な自然帯域「温室効果ガス」のバランスを少しずつですが破壊し始めたのです。

そして、僕らはこの温室の中に居て、
この温室を守るために自分の身の回りでいったい何ができるのでしょうか?

当然ながら、
地球温暖化」をハッキリと目で見えるようになるには長い時間が必要です。

学者さんの言う様に「50年とか100年単位」で「地球温暖化傾向」は現れるそうです。僕らは温暖化の元凶であるCO2を今の調子で吐き続けてもその事を自分で確認する事はできません。今生きている居る人はみんな亡くなった後のことですから。

映画の「THE DAY AFTER TOMORROW」の様にすぐにNYを高波が襲うような出来事は来ないのです。と、思います。
となると、それは、
僕らの世代の次の次くらいに「大いなるツケ」としてやってくるのです。

以前ツバル」をブログしました。このブロクで「地球温暖化がもたらす海面上昇で水没の危機に瀕する南太平洋の島国ツバルは、ついに「全国民移住」という苦渋の決断をくだしたそうです。」とお伝えしました。CO2のツケの一つに過ぎません。
ご存知の様に「ツバル」は南太平洋にある小さな島国です。独立国としては最も少ない人口といわれています。元々海抜が最大でも5m程度しかなく、地球温暖化の海面上昇の影響も最も受けやすい国ということが云えます。この島が、国ですが、「移住」を決定したと言うことです。もちろん、海面の上昇によってです。

ここに難解で僕ら一般人がどの様にしていいか判らない事がいくつか在ります。
その一つは、CO2排出削減を導入した場合に、得する産業と損をする産業の構造上の問題があります。次に本当に「早期対策」が必要か?という事です。後20年もしたら画期的な技術が発見または発明されると予見ができた場合には慌てて対処するよりは、当然ながら費用対効果に効き目があること。
さらに、CO2の大量排出国とそうでない国との公正さにおける利益や経済の配分の実施の危うさ。等々です。

といっても、何もしない訳にはいかないでしょう!!
と、言うのが「今を生きてる」僕らの役目でもあると思われます。

 

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