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Cutty Sark

Cutty Sarkは常に夢を追い続ける希望の帆船です。I still have a dreamのこころざしを持って海図にない航路を切り開きます。

海王丸海難審判が結審

2005.11.29

震度5強でマンション倒壊の危険

1995年1月17日火曜日,午前5時46分に起きた「阪神・淡路大震災」の震度は5~7でした。記憶に新たな「新潟県中越大震災」〔2004年10月23日17時56分〕の震度はやはり5~7でした。

国土交通省のトップページには今回の「構造計算書偽造問題対策連絡協議会の議事概要」〔姉歯一級建築士と一連の騒動〕が連日アップテートされています。
行政」と「建築設計士」と「建築確認民間委託会社」「ゼネコン」「販売会社」の5者を巻き込んだ大問題に発展しました。現在もその範囲は拡大中です。そして国内に住む全ての「マンション・オーナー」や「ホテル・オーナー」は戦々恐々です。国会で取り上げなければならないほどの社会問題に発展することは必定となるでしょう。
歴史に残る大事件に変貌してしまいました。この一連のリストにあるマンションを購入した方は気の毒ということり他はありません。何れ何らかの国家レベルの救済処置が無ければ到底終息できそうに無いと思います。泣き寝入りはあまりにも酷すぎます。時間と共に究明されることを祈ります。
そしてこの事件の確信犯には厳しく社会的制裁を与えるべきと思います。

先ごろ、海難審判理事所は
海王丸船長には「2ヶ月の業務停止
また、一等航海士に「戒告」を求め審判は結審しました。
   
この「海王丸座礁事故」は、
去年10月、練習帆船「海王丸」(航海訓練所所属)が、富山港沖で停泊中に台風23号の影響受けて、その強風に走錨(〔そうびょう〕錨が流される)し、座礁しました。この一連の事故の中で乗組員及び実習生など、あわせて30人が胸の骨を折るなどのケガをしたものです。
審判では、「船長は十分余裕のある時期に避難せず、一等航海士もそれを進言しなかった」などとして、元船長に2ヶ月の業務停止、一等航海士に戒告の懲戒処分を求めた様です。この場合の審判の結論ですが、とても厳しい審判とも言えますし、逆に全員の生命を預かるキャプテンの判断ミスともいえる難しい状況が伺えます。たまキャプテンに意見具申できる立場のチーフメイト〔一等航海士〕の怠慢と判断されています。
海難審判は非公開でTVで見るような一般的な法廷と異なります。昔々から海難事故はとても多く災害とも言えますし、人災とも言える難しい状況が多く発生します。その殆どが人命に関わる要素を含んでいる事が事態をより難解・深刻にしています。また、自動車免許の様に手続きと時間を書ければミスが消えるものでなく、この「業務停止」は事実上免許の取り消しと同等の社会的制裁を受ける事になります。船乗りはユニオン・シップという事もあり狭い世界なのです。それに外国人乗組員に侵食されてつつある国内の船員は3万人を切るのでは。〔勿論海王丸のクルーは公務員ですが〕

後日、審判庁による裁決が確定する事と思いますが、大変残念な結果になりました。

海王丸は更に「美しく」なって来年春には練習帆船として復帰します。
海王丸復旧工事状況
復旧完了

 

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