時代は次世代のWebアプリケーション!!
2005.07.10
先週、株式会社アイ・ティ・フロンティアの井上社長と佐々木副社長の紹介で「Webソリューション」の開発チームと情報交換をしました。とても印象的であったので今日のテーマにしたいと思います。
ITFのこのエリアの二年間の功績は同じ業界人として「先行者の苦労とメリット」を共通な意識として感じます。市場を開拓することは、とても重要で且つ大変な苦労を抱え込むものです。
先駆者となる事を決断する経営者も実際に現場でドライブする事業部メンバーも共に苦労を強いられます。
僕らも五年前、「PDFをダイナミック生成する技術」の市場を開拓してきましたが、現在の様に市場に理解して頂けるまで多くの時間と労力を消費しました。しかし、その苦労があったので新しいリッチクライアントの製品も世の中に問うことが出来ました。
ITFの二年間の実績と今後の方針を熱く、淀みなく説明してくれたのは旧知の知人である田中道雄さんでした。また、概念を受け入れてくれた顧客の事例とその有効性をデモを交えてスマートに説明してくれたのはシャープな山脇一也さんです。
彼らのリッチクライアントに対する概念は、RIA（リッチ・インターネット・アプリケーション）と呼ぶもので、クライアントサーバーシステムの操作性、Webアプリケーションの容易な実装性、そしてインターラクティブコミュニケーションの表現力を兼ね備えた次世代のWebアプリケーションを指します。特にMacromedia Flashなどのリッチクライアント技術を中核に、画像や音声等も含めた様々なリッチメディアとバックエンドのシステムを統合し、従来のシステムでは不可能だった高い操作性と実装性をあわせ持つシステムを実現させるそうです。
彼らの概念に対して、我々はダイナミックHTMLを活用した「FacerLite」という製品を披露しました。
DHTMLの技術ですから完全にノン・プラグインです。
現在はバージョン1.0ですが、今後多くの機能を拡張します。
例えば、StrutsやJSFとの連携、JavaScript開発用フレームワークの提供、
開発者が独自に製品の拡張が出来るカスタムタグ・フレームワーク等の提供を行う予定です。
もちろん、サニタイジングを制御するXSS対策等もします。
我々はこのリッチクライアント製品「FacerLite」のインプット・ソリューションに対して、
既成製品ダイナミックPDF生成ツール「biz-Stream」のアウトプット・ソリューションとを統合することにより、新しい概念の製品群に育て上げる予定でいます。
お二人と議論していくと両社の目標とするこの市場と基礎技術に関して、概念も方向性も同じであることがよく理解できました。
また、田中さんも山脇さんも「FacerLite」の次期バージョンに期待を寄せているようです。
今後も情報交換を行い、協調して市場開拓をしたいと感じました。
時代は次世代のWebアプリケーション!!