biz-Streamマニュアル ダイレクト印刷ガイド 第3章 ダイレクト印刷を使用したアプリケーション開発の概要 3.3.2 ターゲット名の設定方法

3.3.2 ターゲット名の設定方法

  • ターゲット機能が動作するブラウザはInternet Explorerのみとなるため、ターゲット機能はV5.2.0以降
    動作サポート対象外となります。
  • ターゲット機能はEdgeブラウザのIEモードでも使用できません。
ターゲット名の設定は、以下2箇所の設定が必要となります。

  1. アプリケーション

    アプリケーション開発者が実装する印刷アプリケーションでPDFDirectPrintStreamクラスのsetTargetメソッドを使用してターゲット名を指定します。

    以下の例は、印刷要求サンプル (DirectSrv1.java) にターゲット名 (例:"brain") を指定したものです。

    例 1)
    PDFDirectPrintStream direct = new PDFDirectPrintStream(response);	// インスタンス生成
    		direct.setResponseUrl("http://brain/webbs4/DirectSrv1_1");	// 印刷応答URL
     		direct.setSaveFileName("c:/temp/direct.pdf");				// ファイル保存
    		direct.setPrinterName(printer); 							// プリンタ名
     		direct.setNumberOfCopy(Integer.parseInt(copy)); 			// 印刷部数
    		direct.setSelectedTray(tray); 								// 出力トレイ
    		direct.setTarget("brain"); 									// ターゲット名
    
    • ターゲット名に JavaScriptやHTMLで使用される予約語、特殊文字を指定すると、正常な動作ができないことがありますので、使用しないでください。


  2. HTML、JSP

    印刷指示するHTMLやJSPにターゲット名 (例:"brain") を指定した処理を追加します。
    ターゲット名の指定方法としては、次の3つの方法があります。

    【ターゲット機能使用方法1】 自ブラウザウィンドウに名前をつける
    ターゲット機能
    印刷指示を行うブラウザウィンドウと同一のウィンドウに印刷応答結果を返すには、下記の例のように印刷指示するHTMLにターゲット名 (例:"brain") を設定することで実現できます。

    例 2)
    
    <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
    <html><head>
    <%@ page contentType="text/html; charset=shift_jis"
     import="java.util.*,java.io.*,java.text.*,java.lang.*" %>
    <%@ page pageEncoding="Shift_JIS"%>
    <TITLE></TITLE>
    <meta content="text/html; charset=shift_jis" http-equiv=Content-Type>
    
    <script language="JavaScript">
    <!--
    self.name = "brain";
    // -->
    </script>
    
    </head>
    <body>
    
    • ターゲット機能を正常に動作させるためには、スクリプトを 「ON」 にする必要があります。



    【ターゲット機能使用方法2】 フレーム全体構成の指定で名前をつける
    ターゲット機能
    上図のように、印刷応答画面を上のフレームに表示させたい場合は、下記の例のように印刷指示するHTMLにターゲット名 (例:"brain") を設定することで実現できます。

    例 3)
    <HTML>
    <HEAD>
    <TITLE></TITLE>
    </HEAD>
    <frameset rows="150,*">
    <frame src = "/webbs4/result.html" name="brain">
    <frame src = "/webbs4/frame.jsp" name="down">
    </frameset>
    </HTML>
    



    【ターゲット機能使用方法3】 新しいブラウザを開くときに名前をつける
    ターゲット機能
    ボタンクリックなどで新しくブラウザウィンドウを開き、そこに印刷応答画面を表示したい場合は、下記の例のように印刷指示するHTMLにターゲット名 (例:"brain") を設定することにより実現できます。
    例 4)
    <html>
    <head>
    <script language="JavaScript">
    <!--
    //印刷指示画面OPEN
    function bizJump(){
    	w = window.open("/webbs4/open_win.jsp", "brain");
    }
    // -->
    </script>
    </head>
    <body>
    <input type="button" value="button" onClick="bizJump()">
    </body>
    </html>
    
    
    • ターゲット機能を正常に動作させるためには、スクリプトを 「ON」 にする必要があります。