Node.js の統合開発環境 Nide

以前掲載したNode.jsの話題の続編です。

今回は、Node.jsを使った、Webベースの統合開発環境 (IDE) である Nideを紹介します。

まず、Node.js 環境をインストールしておく必要があります。
今回も,Linux環境にて実施します.
Node.js 環境の構築方法については,前回の記事を参照して下さい.

Nideは、パッケージモジュール管理ツールnpmを使ってインストールします。

《 Nideのインストール 》

> pwd
/home/hoge/Node.js
> ls
nave    node_modules
>
> npm install nide
........
>

これで,Nideのインストールは完了です.
Nideは,上記の node_modules ディレクトリ配下に格納されます.

《 node_modules ディレクトリ配下のnide 構成概要》

./node_modules/
|-- .bin
|   `-- nide -> ../nide/main.js
`-- nide
    |-- .npmignore
    |-- README.md
    |-- client
    |-- main.js
    |-- node_modules
    |-- package.json
    `-- server

nideコマンドへのパスを設定しておきましょう.

《 nideコマンドへのPATH設定 》

> pwd
/home/hoge/Node.js
> ls
nave    node_modules
> export PATH="/home/hoge/Node.js/node_modules/.bin:$PATH"
> 

これで,準備完了です.
さっそく,使ってみましょう.
Nideプロジェクト用のディレクトリを作成し,そこにプロジェクトを作成します.

《 nideプロジェクトの作成 》

> pwd
/home/hoge/Node.js
> ls
nave    node_modules
> mkdir MyProject
> ls
nave    node_modules    MyProject
> cd MyProject
> pwd
/home/hoge/Node.js/MyProject
> nide init
........

以上でnideプロジェクトが作成された後,
ローカルサーバーが起動して,WebベースのIDEが立ち上がります.

起動したNide IDE

《 起動したNide IDE 》

プロジェクト名等を設定して,前回のサンプルコードのソースコードファイルを追加します.

ソースコード編集画面

《 ソースコード編集画面 》

ハイライト等はできていますが,入力補完機能はありません.
編集したファイルは,自動的に保存され,簡単にその差分を管理することができます.

以下の例では,サンプルコード最終行のポート番号の部分を変更しています.
編集前に戻す場合は,「Revert」ボタン押下だけで編集前に戻ります.

ソースコードのバージョン管理画面

《 ソースコードのバージョン管理画面 》

終了させるには,起動させたコマンドラインで,
Ctrl + C を入力し,ローカルサーバーを終了させます.

Nideは,WebベースのIDEなので,nideサーバにアクセスできれば,ユーザの環境を選びません.

まだバージョンが 0.2.0 で,これからの進化が楽しみです.
みなさんも,触れてみてはいかがでしょうか.

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