ドキュメント変換ツールJODConverterを用いて、Office文書を変換するには2

では、前回の続きでお手軽でcoolなこのツールをQAの業務でどのように使っているのかを紹介したいと思います。

まず、超高速高性能銀河系No.1と帳票ツールのレアル・マドリードと呼ばれる、
弊社biz-Streamの製品の内、Excel/CSV 書き出し機能のテストに使用しています。

Excel/CSV 書き出し機能って何?
Excel 書き出し機能は、レイアウトデザイナで生成されたレイアウトファイルをExcel ファイル形式で出力する機能です。

では具体的に何をテストの指標としているのかって、
Excelは開いて保存するとすぐフォーマットが変わってしまったり、属性やFontまでコロッとお手軽に変わってしまうから、
いくら出力されたExcelファイルを目視で確認しても、手がくるってセルをクリックだのしてしまったり、
プロパティを開いてしまってなにか別の設定に切り替わっちゃうと
全く別物になってしまってお手上げっす。
じゃぁもっと視覚的に、属性だけをかいつまんで確認できないかなって
模索していたら出てきたのが馴れ初めです。
具体的にどうしているのかって、

1.まず、Excelファイルをドキュメント変換ツールJODConverterを用いてOpenOfficeファイルにコンバートします。

《 JODConverer実行 》
> java -jar lib/jodconverter-cli-2.2.2.jar c:\Sample8.xls(input-document)  c:\Sample8.ods(output-document)

コマンドの詳細



JODConverterで変換前のExcelファイル

《 JODConverterで変換前のExcelファイル 》




JODConverterで変換後のOpenOfficeファイル

《 JODConverterで変換後のOpenOfficeファイル 》


2.コンバートしたファイルをzipファイル形式に置換します。

《 zipファイル形式置換実行 》
C:\> rename c:\Sampe8.ods(input-document)  c:\Sample8.zip(output-document)

3.置換したzipファイルを解凍します。

《 解凍実行 》
C:\> unzip  c:\Sample8.zip(output-document)


解凍後のファイル

《 一度zip形式に圧縮したのを解凍 》


そうすると不思議な事にods型式かと思いきや、そうではなく、xml型式やら何やら色んなのが現れます。
一度zip形式に圧縮したのを解凍したxml形式のファイルの内、
content.xmlというファイルを前々回お伝えしたeXeedというxmlエディッタで開いてみます。



解凍したcontent.xml eXeedで表示

《 解凍したcontent.xml 》


色々なタグが階層ごとに事細かにでており、なんのこっちゃっという状態の中
という訳で、いよいよ次回は、色々なタグの内table:table-cellというタグの内容について着目します。
具体的にQAの業務でどのように使っているのかを、お知らせしたいと思います。

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