ある二つのソフトを用いて、Office文書を様々なフォーマットに変換する手法について語ります。
それは、OpenOffice.orgとJODConverterです。
OpenOffice.orgは、名の通りそのまんま、オープンソースのオフィスソフトの一つ。Microsoft社の「Microsoft Office」と高い互換性があります。
JODConverterは、OpenOffice.orgを利用して様々なフォーマットに変換してくれます(対応しているフォーマット)。
では、やり方について、Windows環境下で、
まずJava1.4以上が動作する環境を用意して下さい。
両ソフトをダウンロード&インストールします。OpenOfficeがインストールされたディレクトリのprogramフォルダで以下のコマンドを実行して下さい。
- 《 OpenOfficeをサービスとして実行 》
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program> soffice -accept=socket,host=localhost,port=8100;urp;StarOffice.ServiceManager
これは、OpenOfficeをサービスとして実行する為のおまじないになります。
次にJODConverterを使って、JODConverterがインストールされているフォルダに移動し、以下のコマンドを実行して下さい。
- 《 JODConverer実行 》
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jodconverter-2.2.2> java -jar lib/jodconverter-cli-2.2.2.jar (input-document) (output-document)


《 JODConverterで変換前のExcelファイルと変換後のPDFファイル 》
このツールは、フリーなのである程度思い通りにコンバートされないとかきめ細やかな点は欠けていますが、お手軽的にはcoolです。
では、次回は、お手軽でcoolなこのツールをQAの業務でどのように使っているのかを紹介したいと思います。