テストエンジニアの適正

数回違う話をしたので、ちょっとテストエンジニアの話に戻りましょう。
今日のお話。
テストエンジニアに必要な適正とは?

世の中には様々な職業があり、それぞれの職業に
男性が向いている、女性が向いているというのは
男女平等と言えども多少はあると思います。

そういえば、以前の職場の上司にも
「テストは女性のほうが向いている」というようなことを
言われたことがある気がします。

ほんとにそうなのでしょうか?
だとしたらどういう適正があるのでしょう。
几帳面かそうでないかでしょうか?
女性のほうが男性よりも几帳面だと?
私はそんなことはないと思います。
几帳面って性格の問題で個人差があり、私はけっこう適当なほうなのです。
ほんとにA型かどうかはともかく典型的なA型とされる几帳面な男性よりは
私、はるかに几帳面さは劣っていると思います。

それでは何故女性のほうが向いていると言われたのか?
その方が言った意味とはおそらく違うとは思いますが
ちょっと考えてみたところ・・・

直観力

なのではないかなと勝手に思いました。

女の勘は鋭い。とか良く言われますね。
証拠もないのに相方の浮気を見抜くとか?(笑)
いや、そうじゃなくて。

テストエンジニアの仕事は製品出荷の最後の砦。
テスト仕様書に従ってテストをすることはもちろん最も大切なのですが、
残念ながらユーザは仕様書どおりに使ってくれるとは限らないので
特に根拠も無く「こんなことしたらエラーが出るんじゃない?」
なんて「思いつくこと」も大切なのです。
その操作に至る根拠は無くてもいいんです。
ユーザだって何考えて使うかわからないのですから。

ユーザに不具合を発見され、
「そんな使い方するの想定してませんよ。」
なんて言っても見つかってしまったら対応をしなければならないので
テスト期間内に直感的にでもなんでもいろいろな操作を試してみて
とにかくエラーを発見し潰してしまわなければならないのです。

私はいろいろなプロジェクトでテストをしてきましたが
「何でそんな手順で操作したの?」
「何でそんなこと思いつくかな?」
なんてことをあちこちで言われてきました。
そう、テストエンジニアには丁寧にテストを遂行する几帳面さに加えて
直感的に障害のあるところを攻撃する勘も必要なのです。
みなさんの近くにもそんな妙に勘の働く女性テストエンジニアが
一人や二人居るんじゃないですか?

テストエンジニアの方はもちろん開発の方でも単体テストはすると思います。
そんなとき仕様書どおりの操作をするのではなく
直感に従ってちょっとイレギュラーな操作もしてみましょう。
出荷前にバグを潰せるかもしれません。
女性も男性ももっと直観力を養ってテストで成果をあげていきましょう。

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