Windows 7 が発売されてから2ヶ月と少し経ちましたが、みなさん使ってますか?
今回は、Wnidows 7 における「互換性のための機能」についてお話します。
Microsoft社は、Windows 7 における互換性についての主な取り組みとして、以下の5つを掲げています。
- 事前チェック
- 互換機能
- 互換ツール
- 仮想化技術
- ロゴプログラム
それぞれは、
- 事前チェック
- ユーザが、現在使用している環境を Windows 7 へ移行す際に、問題の有無
を確認するためのツール Windows 7 Upgrade Advisor を提供しています。 - 互換機能
- これは Windows VISTA でお馴染みの互換性機能です。
Windows 7 では、互換性トラブルシューティングというのがあって、 アプリケーションのアイコンを右クリックして「互換性トラブルシューティング」を選択するだけで、適切なWindows XP互換モードでアプリケーションが動作するのだそうです。 - 互換ツール
- IT管理者が、現在使用している環境を Windows 7 へ移行するための互換フィックス
を作成するためのツール Application Compatibility Toolkit (ACT) を提供しています。 - 仮想化技術
- ユーザが、Virtual PC 上の仮想環境で動作する Windows XP SP3 上へ、現在使用しているアプリケーションをインストールし、それを Windows 7 から起動することにより使用するための環境を提供しています。
- ロゴプログラム
- 開発者サイドが、互換性のあるアプリケーションを作成するためのサポートプログラムを提供しています。
となっています。
これらのうち一番話題になっているのは、「XPモード」と呼ばれる、仮想化技術の機能ではないでしょうか。
Microsoft社としては、あくまで最終手段として使用して欲しいようですが、Windows 7自体にあまり目新しい新機能が無いだけに、話題になっています。
さて、この目玉(?)機能の実力は?
この機能を使用するためには、以下のような制約があります。
- SKU(Stock Keeping Unit)のProfessional以上が必要
- Windows Virtual PC 及び Windows XP Modeを別途インストールする必要がある
- Windows 7をインストールするPCのCPUが Intel-VT 又は AMD-V に対応している必要がある
私は、Windows 7 の「XPモード」を試すためだけにPCを用意するのが面倒で、この「XPモード」は未体験です。後日、「XPモード」を体験しましたら、その感想等を報告したいと思います。