インフラ道(ネットワーク編・その1)

先週、社内のサーバールームでL2スイッチの交換作業を行いました。

 既存のスイッチが故障したわけではなく、保守期間が切れて更新も行えない
との事だったので、新規で一台購入してサポートにも加入し、現在動いている物を
障害が発生した時の代替機として保管する、という運用方針が決まったためです。

 新規購入した機器は、それまで使用していたスイッチと同メーカーでありながら
上位機種だったため、スペックも向上しているのでは。。?

 と、交換作業に入る前、期待感を抱いていました。

 少々心配だったのは、内部処理に使用しているファームウェアのバージョンが
異なるため、現在のネットワークの設定をそのまま移行し、反映させる事が出来る
だろうか?という点だったのですが、同じメーカーという事もあり、難なく設定
する事が出来ました。

 さて、いざ交換作業が終わり、自席に戻ってネットに接続したり、メールの
送受信を試してみると。。


 その時は「お?画像を読み込んだりメールを受信するスピードが少し上がったのでは?」
という印象を抱きました。

同じメーカーのスイッチでありながらも上位機種である分、ポートへの信号の
振り分け時等、処理能力が向上しているのかもしれない。。

その日は週末、社内のサーバーを止めて作業を行うために休日出勤していたのですが、
皆の反応が楽しみだな。。と思いながら、何となく充実感を抱きながら帰宅しました。


 さて、月曜日。。

職場で同じ部署の何人かに「ネットの回線速度、速くなったと思いませんか?」
と得意げに尋ねてみると。。

「・・ん?そうですかね?良く分かりませんが。。」

と、つれない返事。。

 しかし、実際に自分もその日につないでみると、元々この程度のスピードは
出ていたかも・・作業していた時は交換した直後だったので「速くなった」と
思いたい自分の願望が先立って、錯覚していたのかも・・?
という気になりました。

そもそも、社内のネットワーク回線のスピードはこれまで、通常の業務で
ストレスを感じるほど遅かったわけでもないし、交換した機器も新・旧、
とは言ってもどちらも既にギガビット対応だった事もあり、やたら大容量の
データを送受信してみるか、速度が上がったりしない限り、体感的にはあまり
差異が感じられないのかもしれません。

思い返してみれば、この10年余りの間に自宅でインターネットの回線を切り
替えた事も何度かありましたが、「おぉ!」と飛躍的に速度が速くなったと実感し、
感激した覚えがあるのは、電話回線からISDNへ、ADSLから光回線に切り替えた時の
2度ほどだったような気がします。

たまに、回線サービスに関する業者の営業の方が弊社に見える事があるのですが、
光回線が普及した昨今では「回線速度の向上」だけでは他社のサービスと差異を付ける
事は難しいらしく、様々なオプション・サービスをご提案頂いたりします。

 気になったのでこんな「速度診断サイト」で試してみたところ、
「超高速です。心よりお祝い申し上げます。」
なる測定結果が出たため、まぁ良しとするか。。

・・ただ、現状では旧型機と同じ設定を行っているためにさほど速度が変わらない
可能性も否定出来ず、購入したスイッチの仕様をもっと掘り下げて見れば、設定次第
では新機種で飛躍的にパフォーマンスが上がる可能性が皆無とも言い切れません。。

ネットワーク機器一つ取っても、社内インフラの仕様を把握し、極めるにはまだまだ
道は険しそうです。。

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