今回は、実際に実地調査にて利用しているツールを紹介したいと思います。
まず１つめは、YouDebugです。Hudsonの開発者が今月公開したばかりのデバッグのためのツールです。
普通、Javaでデバッグする際には、デバッグ対象のJavaアプリをデバッグモードで起動しておき、
IDEに統合されているデバッグツールでそのアプリと通信しながら、デバッグ作業を行いますが、
YouDebugの場合は、そのデバッグツール部分の機能を提供するものでUIはありません。
YouDebug自身(1つのjarファイル)とデバッグ手順を記述したスクリプトをJVMで実行します。
もう1つは、AspectJで、Java上でアスペクト指向プログラミングを行うためのツールです。
通常のJavaのソースコードとアスペクトのコードを用意し、実行時またはコンパイル時に両者を
混ぜて(weaving)、実行またはクラスファイルを生成します。
それぞれ、次のような特徴がありますので、状況に応じて使い分けてみてください。
YouDebugの場合→調査対象のアプリモジュールに手を加える必要がない（JVMの起動オプションは変更する必要がある）
AspectJの場合→調査対象のアプリソースに手を加える必要がない
