アメリカ国内限定だったAmazon Kindleが、10月19日に、日本を含む海外市場で発売開始となりました。
このニュースが発表されてから、いろいろと電子書籍端末について報道されているようですが、
日本ではどれくらい普及しているのでしょうか?
私は、以前から技術系PDF文書を読むのに、iLiadという電子書籍端末を使っています。
技術系文書は何百ページもあって、プリントアウトするのも大変ですし、かといって、その度にPCを立ち上げるのも手間ですし....
結構イイ値段なのですが、重宝して使っていました。
しかし、世間の流行りに流されて、すこし前に、Kindle DXにも手を出してみました。
個人的な使用感をもとに、以下に、iLiadとKindle DXの長所・短所をあげてみると.....

- iLiad の長所
拡張スロットが豊富(USB, MMC and CF)なので、ストレージ容量を容易に増やせる。
WiFiでネットワークに繋げる。
PDFのインデックス機能が使用できる。目次から該当ページへジャンプ可能!!
- iLiad の短所
Kindle と比べると厚い....
Kindle と比べると若干遅い....
- Kindle DX の長所
とにかく薄い...
画面がきれい...
辞書や音声読み上げ機能が付いている。(AZWフォーマットのコンテンツにだけ対応)
- Kindle DX の短所
PDFビューアーで、PDFのインデックス機能が使用できない。
拡張スロットがないので、ストレージ容量が増やせない。
といったところです。
みなさんは、どんな電子書籍端末を使ってますか?
やはり、現在出回っているものが、日本語コンテンツの表示に対応していないため、
購入するのに躊躇しているのでしょうか。
ご存知かと思いますが、iLiadもKindle DXも日本語フォントを持っていないので、
原則としては日本語のPDF文書は表示できません。
しかし、PDF文書が埋め込みフォントを使用している場合には、日本語文書も閲覧可能です。
PCに、Bullzip PDF PrinterやPrimoPDF等の仮想プリンタ・ソフトウエアをインストールして、日本語のPDF文書を PDF文書として印刷出力すれば、日本語埋め込みフォントPDF文書を作成できますので、比較的手軽に日本語のPDF文書でも閲覧することができます。
試してみたくなりませんか?
来年になると、さらに各社から新しい電子書籍端末が発売予定のようなので、
いろいろと情報をチェックしてしてみてはいかがでしょうか。