3.1.2 基本的なコーディング方法
既存のPDF生成アプリケーションに対して、PDFEngineをCsvEngineに書き換えるだけでCSV出力を行うアプリケーションとなります。
ここでは、CSV出力機能のコーディングに関して説明するため、biz-Streamライブラリを利用したPDFを生成するユーザ・アプリケーションがすでにあるものとします。
biz-Streamライブラリを利用したPDFを生成するユーザ・アプリケーションの開発方法およびレイアウトの作成方法に関しては、biz-Streamの各マニュアルをご覧ください。
最も簡単なPDFを生成するユーザ・アプリケーションは以下のように記述できます。
public void makePdf( ) { try{ PDFEngine pdf = new PDFEngine("test.pdf"); XMLSuper xml = new JaxpXML("layout.xml", pdf); xml.parse(); xml.setPageSize(); xml.calcDataSize(); xml.toPDF(); xml.close(); }catch(Exception e){ e.printStackTrace(); } }
これをCSV出力に移行する場合、次の赤行のような変更を加えることになります。
(PDF生成エンジンの出力先に指定していた出力ストリームをCSVEngineのインスタンスに変更するだけです。)
public void makeCsv( ) { try{ CsvEngine csv = new CsvEngine("output1.csv"); csv.setCharacterEncoding("UTF-8"); csv.setLineSeparator("\r\n"); XMLSuper xml = new JaxpXML("layout.xml", csv); xml.parse(); xml.setPageSize(); xml.calcDataSize(); xml.toPDF(); xml.close(); }catch(Exception e){ e.printStackTrace(); } }