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biz-Stream

導入事例

■ 損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険株式会社

保障額ご説明PDF出力画面例

※図をクリックすると拡大図がご覧になれます。

大量のアクセスにも揺るがない高速PDF生成でスピーディなレスポンスを実現

損保ジャパンDIY生命の看板商品「1年組み立て保険」を、ユーザーにWeb上で手軽にシミュレーションしてもらうためのツール「DIY組み立てキット」。簡単な入力を行うだけで、1年ごとに変化する必要補償額をユーザー一人ひとりに合わせた形で瞬時に算出してくれる。

その複雑な計算に基づいた必要保障額および保険料の算出根拠をPDF形式でわかりやすく出力するシステムの基盤に、Web帳票システム「biz-Stream」が活用されている。

導入背景
  • HTMLで提供していたサービスはレスポンスに問題があった。
  • 大量のアクセス時にも、表やグラフの高速表示が可能なPDF生成エンジンが必要だった。
導入効果
  • 安定性と高速性を両立したPDF生成により、迅速なレスポンスを実現。
  • 自由なレイアウトなど、印刷に特化した表示を可能にし、商品訴求力が向上。
ネットワーク上での迅速なレスポンスと印刷を前提としたPDF出力が課題
写真:山田祐嗣氏

山田祐嗣氏
マーケティンググループ
Webマーケティングチーム
リーダー

通信販売をメインの販売チャネルとしている損保ジャパンDIY生命の看板商品「1年組み立て保険」は、1年ごとに保険料を見直すことができ、結婚・出産・子供の成長・マイホームの購入など、移り変わるライフステージに応じてムリやムダのない自分だけの保険を作ることができるのが大きな特長。

この「1年組み立て保険」が着眼している「必要保障額は年々変化している」という事実は、多くの生命保険加入者にとって盲点だったところ。必要保障額を1 年ごとに見直すことで、自分自身に最適な生命保険を作ることができ、無駄な保険料カットが可能になるという、まさに同社のコンセプトである「Do It Yourself」が活かされた、「自分にぴったりの保険に、納得いただいた上で、自分の判断で加入する」ことができる画期的で顧客満足度の高い保険商品だ。

発売以降、順調に販売実績を伸ばしている「1年組み立て保険」の販売に大きく貢献しているのが、Web上で現在の自分に最適な遺族保障をシミュレーションすることができるツール「DIY組み立てキット」だ。ユーザーは簡単な情報を入力するだけで、現在の自分に必要な保障額と保険料を簡単に知ることができる。気軽に試算することができるから、自分にぴったりの生命保険を探している新規顧客の開拓にうってつけのツールなのだ。この「DIY組み立てキット」のスタート当時を、ITソリューショングループ・マネージャー朝長健太郎氏はこう振り返る。

「Webサイトを現在の形にしたのが2002年11月。それ以前は、HTMLで同じ内容の計算結果の表示を行っていたのですが、非常に遅いレスポンスが問題でした。当時のマシンスペックやネットワーク回線の問題もあったのでしょうが、レスポンスの遅さのせいでユーザーがどんどんWebサイトから逃げてしまっている事実がログの分析から分かったのです。そこで一度、必要保障額の推移グラフだけを残して、『保障額のご説明』の表示をやめてしまったという経緯があります」

写真:朝長健太郎氏

朝長健太郎氏
ITソリューショングループ
マネージャー

しかし、コールセンターへの必要保障額の推移グラフに関する問い合わせは後を絶たなかった。「Webサイトで表示された結果を見て、なぜこうなるのか知りたくなった。詳しく教えて欲しい」というユーザーからの声の多さに、『保障額のご説明』の復活が決定。レスポンスの改善を中心とした、使いやすく分かりやすいツールを実現するための開発方策が検討された。また、内容をPDF形式で出力する案もこのタイミングで浮上したという。

「弊社が最初にお送りした資料を、ずっと手元に取って置いて後から何度も見直すというお客様が意外と多い。それでしたら、きちんとキレイにA4サイズで印刷できて保管に向いているPDF形式で出力してはどうか? ということになりまして」(朝長氏)

採用の決め手となったのは導入実績から読み取れる信頼性

選定条件として挙げられたのは3つのポイント。「レスポンスの速さ」、「印刷を前提とした表示」、そして「大量のアクセスにも安定した動作」だったという。毎日多数の訪問がありアクセスが集中する場合もあるという損保ジャパンDIY生命のWebサイト上で稼働させるツールだからこそ、スピードと確固たる安定性が不可欠。biz-Streamの採用についてマーケティンググループ・WEBマーケティングチームリーダー山田祐嗣氏はこのように話す。

プログラム構成図

※図をクリックすると拡大図がご覧になれます。

「いろいろなツールを検討させていただきました。しかし、大手メーカーからベンチャー系企業まで多くの企業がPDF生成ツールを発表していて、カタログ上のスペックではもう比較できない状態でした。だとすると導入実績で判断すべきかな、と。後日biz-Streamが出展していたセミナーに参加したとき、有名企業を含む多くの企業への導入実績や活用事例を知り、大量アクセスが発生する企業のシステムで数多く導入例があるソフトだから大丈夫だろうと確信しました。その後さまざまな調査を行った結果、採用を決めました」

biz-Streamは、損保ジャパンDIY生命が掲げていた「レスポンスの速さ」、「印刷を前提とした表示」、「安定した動作」という3つのポイントを見事にクリア。実績に違わぬ能力を発揮し、ユーザーが今後20年に必要な保障額や保険料を、一瞬で表示できるシステムを実現した。また、損保ジャパン DIY生命にも、開発を委託されたベンダーにも、biz-Streamに関する経験を持つ者はいなかったが、それでも体裁の整った詳細を簡単に開発することができ、短期間で技術も習得することができたという。デザインの自由度や仕上がりのキレイさも申し分ないとの評価を受けた。

納得感のある商品訴求力が、確かな顧客満足につながる

こうしてbiz-Streamとともに再スタートを切った「DIY組み立てキット」は、損保ジャパンDIY生命が提唱する「納得した上での保険の加入」を促進させるのに大きな役割を果たしているという。ユーザーが同社に寄せた感想について山田氏はこう話している。

「お客様からは、分かりやすくて使いやすいとの評価をいただいています。1年ごとに必要な保障額を見直して、無駄な保険料を省くことができる「1年組み立て保険」の特長を、しっかりと理解してもらえていると感じています。この「DIY組み立てキット」を使って申し込んでいただくお客様の数は右肩上がりで増えています。これからも、よりお客様の利便性をアップさせるために、さらに使いやすいツールにするべく改訂していく予定です。」

また、朝長氏は今後biz-Streamを基幹系システムにも応用していきたいと、抱負を語ってくれた。

「たとえばお客様に直接ご記入いただく申込書は、製造コストがものすごく高いうえ、改訂しようとすると全部の在庫が無駄になってしまい、在庫の調整も困難という問題を抱えています。そこで、申込書はbiz-Streamを基盤としたPDF形式で作成することを検討しています。現在WebサイトでPDF形式の申込書のダウンロードを始めているのですが、それが全部の申込書に適用できれば、帳票の改訂もあっという間ですし、在庫の調整も必要なくなります。ご契約者様向けの各種帳票もbiz-Streamで生成したPDF形式なら変えたいときに自由に変えられます。biz-Streamはさまざまなことに応用でき、展開していけますね。」

損保ジャパンDIY生命保険
本社:
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-10-1/
資本金:
97.5億円/
株主:
株式会社損害保険ジャパン/
業務内容:
生命保険業
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