PDFバージョン設定について
2007年01月17日
biz-Stream v4.3新機能のPDFバージョン設定機能に関して説明いたします。
1. PDFバージョン
PDFファイル形式の仕様レベルを表すPDFバージョンはAdobe Acrobatのバージョンにより異なり、利用可能な機能も異なります。Adobe Acrobatで作成可能なPDFバージョンの対応表は以下になります。
| Acrobat | PDFバージョン |
|---|---|
| V3.x | 1.2 |
| V4.x | 1.3 |
| V5.x | 1.4 |
| V6.x | 1.5 |
| V7.x | 1.6 |
| V8.x | 1.7 |
2. biz-StreamのPDFバージョン
biz-Streamは通常PDFバージョン1.4のPDFを出力しますが、biz-Stream v4.3からはこのPDFバージョンを変更可能となりました。
このPDFバージョンの変更は以下のようなケースで利用します。
■ PDFバージョンに依存する機能を利用する場合
biz-Stream v4.3以前では「透かし」は最前面に表示されましたが、biz-Stream v4.3より透かし機能の前面/背面配置指定が可能となりました。
この透かしを背面に配置は、PDFバージョン1.5以上でのみ動作するため、PDFバージョンを1.5以上に設定する必要があります。
■ PDFバージョンによりAdobe Readerのバージョンアップをユーザに促す場合
PDFファイルのPDFバージョンに対応していないAdobe Readerで表示した場合Adobe Readerは以下のようなメッセージを出力します。(PDFファイルのPDFバージョン > Adobe Readerが参照可能なPDFバージョン)

このメッセージによりPDFファイルを見たユーザがAdobe Readerをバージョンアップすることにより、ユーザが利用するAdobe Readerのバージョンを統一することができます。
【 例 】
PDFバージョンを「1.6」に設定することにより、Adobe Reader v5及びv6ユーザがPDFファイルを参照した場合には上記のダイアログが出力し、Adobe Reader v7へのバージョンアップを促します。
3. レイアウトデザイナによるPDFバージョンの設定方法
レイアウトデザイナでは、以下の手順でPDFバージョンを設定を行います。
● レイアウトデザイナでドキュメントレイアウトを作成(又は開く)
● 左にある「ツリービュー」の「文書の概要」を選択
● 文書の概要にある「タイトル」「サブタイトル」「作成者」「キーワード」のフィールドに入力を行う
● 入力が終わったら入力フィールドの下にある[適用]ボタンを押す

4. ドキュメントレイアウトXMLファイルによるPDFバージョンの設定方法
レイアウトデザイナにより作成するレイアウトXMLファイルは、XML形式のファイルのため、直接XMLタグを編集することによりPDFバージョンを設定することも可能です。
| XMLタグ | 属性名 | 属性値 |
|---|---|---|
| bs:pdf-version | version | PDFのバージョンを指定します |
《 レイアウトサンプル 》 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <!-- XML file created by biz-Stream Designer --> <!-- Copyright by Brainsellers.com Corporation --> <fo:root xmlns:fo="http://www.w3.org/1999/XSL/Format" ... <bs:processing-option-set> <bs:pdf-version version="1.7"/> </bs:processing-option-set> <fo:layout-master-set> <fo:simple-page-master master-name="A4" page-height=...
上記のレイアウトファイルで作成したPDFファイルをAdobeReaderで開いた場合、PDFバージョンは以下のように表示されます。

※ レイアウトファイルのタグに関しては、「XMLドキュメントレイアウトタグ リファレンスガイド」「2.1.6.2 PDFヘッダバージョン」を参照ください。
5. 留意事項
レイアウトファイルに直接指定すれば、数値の文字列をそのままPDFバージョンとして作成しますが、PDF参照ツールが正しく動作するとは限らないため、実在するPDFバージョンを指定してください。











