biz-Streamマニュアル レイアウト・デザイナ for Excel ガイド 第2章 レイアウト・デザイナ for Excel の基本操作 2.8 レイアウト定義の注意点

2.8 レイアウト定義の注意点

レイアウト・デザイナ for Excelでは、すべての Excel機能を利用することはできません。本章で挙げられている項目以外が Excel上で指定された場合は XMLレイアウト情報に反映されないため、Excelとは異なるイメージの PDFが作成されることになります。
<bs_designer_home>/sample/excel/sample.xls は、レイアウト・デザイナ for Excel利用時にとくに間違えやすい点をまとめたファイルとなります。

レイアウト定義の注意点
Excelの設定イメージ                            生成結果(PDF)イメージ
  • 1未対応フォントの指定

レイアウト・デザイナ for Excel で対応していないフォントが指定された場合、自動的にMS ゴシックが適用されます。
  • 2レイヤの相違

レイアウト・デザイナ for Excel では、書き出し順序が固定となるため、Excel 上で指定された順序が PDF に反映されない場合があります。書き出し順序による Excel と PDF のイメージ相違にご注意ください。本例では、テキストボックスを利用せずセルに直接文字列を入力すると、PDF 上に「管理部長」「所属長」「申請者」が表示されます。
  • 3未対応項目(図形)の設定

レイアウト・デザイナ for Excel では、Excel 上で設定可能な項目のすべてには対応していません。本例では、「印」の文字について楕円に直接指定するのではなく、テキストボックスに変更することで表示できます。
  • 4未対応項目(セル)の設定

本例では、文字列「定期代」について、セルの配置に「選択範囲内で中央」が設定されています。正常に PDFに出力するためには、セルを結合し、配置に「中央揃え」を指定します。
  • 5設定の混在

フォントや配置などの設定は、1 つのセル/テキストボックスを対象に行います。設定が混在している場合は、各設定の biz-Stream ライブラリ初期値が適用されます。設定を変えて表示を行いたい場合、セル/テキストボックスを分ける必要があります。