6.4.1 追加設定の手順
biz-Stream では、ダイナミックフォントで使用するフォントについてあらかじめ設定しておりません。 ダイナミックフォントをご利用になる前は、bsxml.dtd、pdf.properties への追加作業が必要です。
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bsxml.dtd に、biz-Stream で使用するフォント名(任意)を追加します。
a) 横書きフォントの場合: dFont エンティティに追加
b) 縦書きフォントの場合: dVFont エンティティに追加
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pdf.properties に、フォントの詳細を追加します。
<フォント名>部分には、「bsxml.dtd」で指定したフォント名を指定してください。
a) load.font.<定義名>.<フォント名>.file=(フォントファイル名)(※1)
b) load.font.<定義名>.<フォント名>.name=(PostScript 名)(※2)
c) load.font.<定義名>.<フォント名>.encoding=(指定可能エンコーディング)(※3)
d) load.font.<定義名>.<フォント名>.cmap=3,10(※4)
e) load.font.<定義名>.<フォント名>.ivscmap=0,5(※5)
- ※1フォントファイルがインストールされているディレクトリを含めた指定を行ってください。
- ※2フォントファイルの拡張子が ttc の場合のみ設定が必要です。
- ※3指定可能エンコーディングは、フォント種類に応じて以下のように指定を行ってください。
フォント種類 定義名 指定可能エンコーディング 和文フォント japanese 横書き:PDF90msp_RKSJ_H
縦書き:PDF90msp_RKSJ_V
(省略時は横書きのエンコーディングが有効になります)欧文フォント latin PDFWinAnsiEncoding Unicodeフォント ※6 unicode 横書き:PDFIdentity_H
縦書き:PDFIdentity_V
(省略時は横書きのエンコーディングが有効になります) - ※4サロゲートペアを表示する場合に設定が必要です。Unicodeフォントの場合のみ指定可能です。
- ※5異体字セレクタを表示する場合に設定が必要です。Unicodeフォントの場合のみ指定可能です。
- ※6代替フォントで表示されないため、表示側にも同じフォントがインストールされている必要があります。
- プロパティファイルを修正した際に、ASCII 文字以外の文字(日本語など)が含まれている場合は、JDK のnative2asciiなどのツールでASCII 文字のみ含まれる形に変換する必要があります。