biz-Streamマニュアル ライブラリ共通ガイド 第5章 環境の移行 5.3.2 グラフのAutoScale機能にmargin-Scaleプロパティを追加(v4.2.0)

5.3.2 グラフのAutoScale機能にmargin-Scaleプロパティを追加(v4.2.0)

旧バージョンとの互換性を維持するには下記の互換オプションを設定します。

概要 v4.2から、キャンドルチャート、折れ線グラフ、複合グラフに「margin-Scale」プロパティが追加され、AutoScale機能によるY軸目盛の表示を指定できるようになりました。
AutoScale機能を使用する場合「グラフの実データ中の最大値、最小値」「margin-Scale」から算出した結果に合わせてY軸の最大値、最小値を表示します。
バージョン v4.2.0~
対象ファイル ページレイアウト
互換オプション
  1. チャートプロパティで、Y軸の最大値、最小値を設定しない場合
    最大値、最小値の指定がされていない場合は、AutoScale機能によりY軸目盛の表示を以下のように動的に決定します。

    v4.1以前のAutoScale機能(margin-Scale プロパティなし)
    margin-Scale プロパティY軸目盛の表示
    -最小値が正の場合:「0」固定
    最小値が負の場合:設定された値
    最大値:「Y軸目盛中の最大値」に合わせて表示
    v4.2以降のAutoScale機能
    margin-Scale プロパティY軸目盛の表示
    設定なし最小値が正の場合:「0」固定
    最小値が負の場合:設定された値
    最大値:「Y軸目盛り中の最大値」に合わせて表示
    設定あり ※1 ※2最小値:「Y軸目盛り中の最小値にmargin-Scaleを対応した値」
    最大値:「Y軸目盛り中の最大値にmargin-Scaleを対応した値」
    に合わせて表示
    「0」を設定 ※2最小値:「Y軸目盛中の最小値」
    最大値:「Y軸目盛中の最大値」
    に合わせて表示
    • ※1「margin-scale」は実データの最大値と最小値の差分に対する百分率(0%~100%)で指定します。
    • ※2「step-value」を指定した場合、最大値/最小値それぞれ外側に一番近い目盛りを値として使います。
      また、step-valueを指定した場合、目盛り位置は "0" を起点に算出します。
      (例)step-value=25の場合、AutoScaleによる最大値、最小値の候補は、0,25,50,75,...となる。
  2. チャートプロパティで、Y軸の最大値、最小値を設定した場合
    最大値、最小値の指定がされている場合は、Y軸目盛の表示は、AutoScaleせずにその値を優先して使用します。