biz-Streamマニュアル ライブラリ共通ガイド 第4章 ログ設定 4.3 出力する書式の設定

4.3 出力する書式の設定

出力する書式

encoder でログ出力時の書式を設定することができます。設定できる項目には以下の項目があります。

項目 説明
c{length}
lo{length}
logger{length}
出力するロガーの文字列の長さを設定します。
C{length}
class{length}
出力するクラスの文字列の長さを設定します。
d{pattern}
date{pattern}
イベントの発生した日時の出力書式を指定します。
JavaのSimpleDateFormatに対応しています。
また、ISO8601フォーマットも使用することができます。
F / file ログのリクエストが発生したJavaのソースの場所を出力します。
この項目の出力は実行速度の低下を招くので、必要ない限り設定をしないでください。
caller{depth}
caller{depth,
evaluator-1, ...
evaluator-n}
ログイベントの発生した階層をどの段階まで出力するかの設定をします。
L / line ログリクエストが発生した行数を出力します。
この項目の出力は実行速度の低下を招くので、必要ない限り設定をしないでください。
m / msg / message アプリケーションが出力するメッセージを出力します。
M / method ログリクエストが発生したメソッド名を出力します。
この項目の出力は実行速度の低下を招くので、必要ない限り設定をしないでください。
n 改行の出力形式を設定します。
p / le / level ログイベントのレベルを出力します。
r / relative アプリケーションが起動してからイベントが発生したタイミングまでの時間をミリ秒で出力します。
t / thread ログイベントを生成したスレッドの名前を出力します。
ex{length}
exception{length}
throwable{length}
ex{length, evaluator-1, ..., evaluator-n}
exception{length, evaluator-1, ..., evaluator-n}
throwable{length, evaluator-1, ..., evaluator-n}
例外が発生した際のスタックトレースを出力します。
lengthには以下のオプションがあります。
short: スタックトレースを1行出力します。
full: スタックトレースを全行出力します。
Any integer: スタックトレースを指定行数出力します。
evaluatorではどこで例外が発生したときにログを出力するかを指定します。
nopex
nopexception
例外を無視します。
marker マーカーを出力します。

ログの文字数の設定

出力するログの文字数を細かく設定できます。
出力されたログを固定長のデータとして利用するときに便利です。

書式 左余白 最小幅 最大幅 説明
%20logger false 20 none ロガーの名前が20文字以下のときに左から足りない文字数分スペースを挿入します。
%-20logger true20 none ロガーの名前が20文字以下のときに右から足りない文字数分スペースを挿入します。
%.30logger NA
※1
none
※2
30 ロガーの名前が30文字より長いときに先頭から30文字を超える分を切り捨てます。
%20.30logger false 20 30 ロガーの名前が20文字以下のときに左から足りない文字数分スペースを挿入します。ロガーの名前が30文字より長いときは先頭から30文字を超える分を切り捨てます。
%-20.30logger true 20 30 ロガーの名前が20文字以下のときに右から足りない文字数分スペースを挿入します。ロガーの名前が30文字より長いときは先頭から30文字を超える分を切り捨てます。
%.-30logger NA none 30 ロガーの名前が30文字より長いときは後ろから30文字を超える分を切り捨てます。
  • ※1NA: not available(該当無し)
  • ※2none:設定しません
【記述例】:
<encoder>
    <Pattern>%d{yyyy-MM-dd HH:mm:ss.SSS} [%thread] %level %logger - %msg%n%ex{full}</Pattern>
</encoder>