12.2 AutoScale 機能について
12.2機能説明
3つのグラフ(キャンドルチャート、折れ線グラフ、複合グラフ)におけるY軸目盛りの最小値、最大値が設定されていない場合、表示すべき値を設定データから算出し自動設定します。これがAutoScale機能です。(縦棒グラフ、面グラフ、円グラフ、レーダーチャートには対応しません)
最大値、最小値の指定がされている場合は、AutoScaleせずにその値を優先して使用します。

AutoScale機能は、「グラフの実データ中の最大値、最小値」「margin-scale」から算出した結果に合わせてY軸の最大値、最小値を表示します。
「margin-scale」は実データの最大値と最小値の差分に対する百分率(0%~100%)で指定します。
最小値、最大値の設定によるY軸の振る舞い
最大値、最小値 | margin-scale | AutoScale機能、Y軸メモリの振る舞い | |
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AutoScaleなし | 設定あり | 設定あり | 「最大値」、「最小値」に合わせて表示 ※AutoScaleしません |
設定なし | |||
AutoScale対応 | 設定なし | 設定あり | 最小値:「Y軸目盛り中の最小値にmargin-scaleを対応した値」 最大値:「Y軸目盛り中の最大値にmargin-scaleを対応した値」 に合わせて表示 |
「0」が設定 | 最小値:「Y軸目盛中の最小値」 最大値:「Y軸目盛中の最大値」 に合わせて表示 | ||
設定なし | 最小値が正の場合:「0」固定 最小値が負の場合:設定された値 最大値:「Y軸目盛り中の最大値」に合わせて表示 |
StepValueを指定した場合、最大値/最小値それぞれ外側に一番近い目盛りを値として使います。
また、StepValueを指定した場合、目盛り位置は "0" を起点に算出します。
(例)StepValue=25の場合、AutoScaleによる最大値、最小値の候補は、0,25,50,75,...となる。
- v4.1以前のAutoScale機能については『5.2 互換性維持について』を参照してください。