6.1 データマスター設定(JDBC 経由データベースアクセス)
JDBC経由データベースアクセス設定方法を解説します。
リソース定義
- ドキュメントレイアウト画面にて、「リソース定義」を作成します。
ここでは、データベースへ接続するために必要なドライバ、サーバURL、ユーザID、パスワードの指定をします。 - ドライバを選択リストへ追加するには「ドライバを追加」を選択してください。ドライバ選択画面が起動しますので必要なドライバを選択してください。
「リソース定義」画面右下の[追加]ボタンクリックで決定となります。
基本的には、JDBCドライバが存在する RDBすべてに対応します。ただし、JDBCドライバの jar(zip)ファイルが必要となります。
使用する JDBCドライバを選択した際、以下の DBはサーバ URLのテンプレートが自動的に表示されます。
- IBM DB2
- Oracle Oracle Database
- Microsoft SQL Server
- MySQL
- PostgreSQL
- Apache Derby
- Instant DB
- HSQLDB
- FrontBase
※JDBC-ODBCブリッジドライバはv4.8以降ではサポート対象外です。
SQL 定義
次に「SQL定義」を作成します。ここでは、(6-1-1)で設定したリソース定義(接続するデータベース)のテーブルから情報を取得するための検索条件(SQL文)を設定します。
[編集]ボタンから設定する場合
検索条件の[編集]ボタンをクリックするとクエリ編集画面が起動します。作業画面を右クリックすることで、(6-1-1)で設定したデータベースからテーブルリストが表示されます。
このリストからテーブルを選択してください。表示されたテーブルのフィールドを選択すると、「クエリ編集」タブに追加されます。抽出条件などを決定してください。設定された内容が「SQLビュー」タブに、SQL文として表示されます。
SQL文を作成したら画面左下の[OK]ボタンクリックで決定となります。
ここで指定した名称が、ページレイアウトのレイアウトタグの name属性と一致することで、データ連携が行えます。
画面左下の[追加]ボタンクリックで決定となります。「検索条件」に直接入力する場合
検索条件欄に直接SQLを入力します。
データソース設定
- 次に「データソース設定」を行います。
- 追加ボタンをクリックするとデータソース定義名が1行追加されます。追加された行をクリックして (6-1-2) で作成した SQL定義を選択してください。
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「集計定義」、「グループ・サプレス」については、「10.8 サンプルレイアウト(7) - グループサプレスを使用したサンプル」をご参照ください。
画面左下の[追加]ボタンクリックで決定となります。
ページ設定
- 最後に、「ページ設定」で、レイアウト設定と (6-1-3) で作成した対象データソースを選択します。
(6-1-3)で作成したデータソースのレコードが1行の場合
「XMLファイル」欄に関連付けしたいページレイアウトファイルのパスを設定し、「データソース定義名」欄に(6-1-3)で作成した対象データソースを選択します。
すべてのリージョンに共通して指定する場合は「対象データソース」欄に設定をしてください。 -
- (6-1-3)で作成したデータソースのレコードが複数行の場合
上記の方法では指定せず、ページレイアウト上で設定します。詳細は「10.2 サンプルレイアウト(1) - 固定行数の帳票出力」を参照して下さい。
これで関連付けは完了です。画面左下の[追加]ボタンクリックで決定となります。
ページレイアウトファイルとの関連づけ
- (6-1-4)で指定したページレイアウトファイルを開きます。
- 例としてLabelオブジェクトを配置します。作成したオブジェクトを右クリックすると「データソース」が選択でき、カラム名を指定します。
- ドキュメントレイアウトファイルを表示しプレビューすると、データソースと対応した PDFファイルが表示されます。