2.1 ワークシート
ワークシート
Excel 出力機能は、ひとつのドキュメント、またはページレイアウトに対してひとつのExcelファイルを生成します。また、異なるページレイアウトに対しては別々のワークシートを生成します。複数ワークシートフラグ
ひとつのページレイアウトに対して複数ページになる場合、単一ワークシートにするかページそれぞれを複数のワークシートにするかのフラグを複数ワークシートフラグといいます。
Excel 出力時にパラメータとして与えます。パラメータとして入力しない場合はプロパティファイルの設定値が使われます。
複数ワークシートフラグの設定方法
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パラメータとして設定する場合は、プログラムから以下のように設定します。
excel.setMultiSheet(true);
- 『4.1 Excelファイルの作成方法』のサンプルプログラムをご参照ください。
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プロパティファイルの設定値を使用する場合は、default_values.properties の以下の項目を設定します。
excel.multisheet=true
- ライブラリ共通ガイド『default_values.propertiesでカスタマイズ可能な項目』をご参照ください。
出力結果
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複数ワークシートフラグがtrueの場合
ページごとに異なるシートとして出力されます。
ドキュメントレイアウト ページレイアウト ページ シート 1 1 1 sheet1 2 sheet2 3 sheet3 2 1 sheet4 2 sheet5 -
複数ワークシートフラグがfalseの場合
ページレイアウトごとに異なるシートとして出力されます。
同一のページレイアウト中の各ページの内容は同じシートに出力されます。ドキュメントレイアウト ページレイアウト ページ シート 1 1 1 sheet1 2 3 2 1 sheet2 2
シート名
シート名はドキュメントレイアウトのfo:page-sequenceのname属性の値が参照されます。
name属性が設定されていない場合はプロパティファイルで設定されている値が参照されます。
name属性が重複する場合、自動的に連番が振られます。
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ドキュメントレイアウトのfo:page-sequenceのname属性の値が設定されていない場合
プロパティファイルの設定値:BizSheet複数ワークシートフラグ 出力対象のページ シート名 true ページレイアウト1のページ1
ページレイアウト1のページ2
ページレイアウト1のページ3
・
・
ページレイアウト2のページ1
ページレイアウト2のページ2
・
・BizSheet (1)
BizSheet (2)
BizSheet (3)
・
・
BizSheet_1 (1)
BizSheet_1 (2)
・
・false ページレイアウト1のページ1・2・3・・
ページレイアウト2のページ1・2・・
・
・BizSheet
BizSheet_1
・
・
-
ドキュメントレイアウトのfo:page-sequenceのname属性の値が下記のように設定されている場合
ページレイアウト1:pageA
ページレイアウト2:pageB
複数ワークシートフラグ 出力対象のページ シート名 true ページレイアウト1のページ1
ページレイアウト1のページ2
ページレイアウト1のページ3
・
・
ページレイアウト2のページ1
ページレイアウト2のページ2
・
・pageA (1)
pageA (2)
pageA (3)
・
・
pageB (1)
pageB (2)
・
・false ページレイアウト1のページ1・2・3・・
ページレイアウト2のページ1・2・・
・
・pageA
pageB
・
・