biz-Streamマニュアルライブラリ共通ガイド第6章 フォントについて6.1 フォントの種類について

6.1 フォントの種類について

フォントの種類について

フォント種類は、その使用用途により次の5 つに分類されます。
各要素で使用するフォント種類は、それぞれの属性説明をご参照ください。
  • 非埋め込みフォント
    • 横書きフォント
    • 縦書きフォント
  • 埋め込みフォント
  • ダイナミックフォント
  • 外字フォント
  • フォームフォント

非埋め込みフォント

横書きフォント、縦書きフォントが該当します。
閲覧環境で同じフォントがインストールされていればそのフォントで表示され、インストールされていない場合は見た目が近い代替フォントで表示されます。 PDF生成速度が最も高速となります。
閲覧環境でも同じフォントがインストールされている場合や、フォントの再現性をあまり重視しない場合に選択します。


埋め込みフォント

横書きフォント、縦書きフォント以外のフォントを指定したい場合に利用します。
フォントデータをPDFに埋め込むことにより、指定したフォントがインストールされていない環境でもPDF内部よりフォントデータを抽出するためフォントの再現性が高くなります。
その反面、PDFファイルサイズの増加およびPDF生成速度の増大というデメリットがあります。
PDFファイルサイズについては、フォントファイルそのものを埋め込むのではなく、フォントデータのうち出力文字に関連するデータのみを切り出して埋め込むため、出力する字形数に依存します。
フォントの再現性を重視する場合に選択します。


ダイナミックフォント

横書きフォント、縦書きフォント以外のフォントを指定したい場合に利用します。
フォントデータはPDFに埋め込まず、リアルタイムにフォントデータを解析してPDF内部にフォントの特性のみを記載します。
非埋め込みフォントと同様に、閲覧環境で同じフォントがインストールされていればそのフォントで表示され、インストールされていない場合は見た目が近い代替フォントで表示されます。
PDF生成速度は非埋め込みフォントと埋め込みフォントの中間となります。
横書きフォント、縦書きフォント以外のフォントを非埋め込みで利用したい場合に選択します。


フォント種類 PDF生成速度 フォントの再現性
非埋め込みフォント
埋め込みフォント
ダイナミックフォント

外字フォント

指定したフォントが持っていない字形(異体字など)を出力したい場合に利用します。
あらかじめWindowsの外字エディターなどで外字フォントを作成しておく必要があります。

  • 異体字セレクタの機能により異体字を出力可能なフォントもあります。
    異体字セレクタは閲覧環境で同じフォントがインストールされていてもフォントバージョンの違いにより字形が無い場合もありますので、非埋め込みフォントやダイナミックフォントではなく埋め込みフォントを利用されることをお奨めします。
    どのフォントにどの異体字が含まれているかにつきましてはフォントメーカーにお問い合わせください。

フォームフォント

biz-StreamではPDFにフォームを表示させることができ、フォームで表示させるフォントを指定できます。