Qbiz-Streamのサーバ構成について、サポートされる構成例を教えてください。
A回答
biz-Stream ライブラリ、および、biz-Stream Webサービスサーバの構成・サポート対象環境に関して図解で説明いたします。
1.biz-Stream ライブラリ 構成
biz-Streamの帳票生成を行うのはJavaのクラスライブラリであるbiz-Streamライブラリです。
このbiz-Streamライブラリは、通常はお客様開発のアプリケーションよりライブラリとして呼び出され帳票を生成します。
2.biz-Stream Webサービスサーバ: サポート構成
biz-Stream Webサービスサーバでは帳票生成機能をアプリケーションから分離し、独立したハードウェア(OS)にて帳票生成を実現します。


上記の図2・図3のように、biz-Stream Webサービスサーバはお客様開発のアプリケーションが稼働するアプリケーションサーバとbiz-Stream Webサービスサーバはそれぞれ独立したハードウェア(OS)で稼働する構成がサポート対象環境です。
3.biz-Stream Webサービスサーバ: 未サポート構成
biz-Stream Webサービスサーバはアプリケーションとは異なるハードウェア(OS)にて稼動することが前提としています。 このため、以下のような構成はサポート対象外です。


上記の図4・図5のようにお客様開発のアプリケーションがWebサービスサーバ内に混在する場合、お客様のアプリケーションとWebサービスサーバのモジュールが競合することにより正しく帳票生成ができなくなる恐れがあります。 また、お客様のアプリケーションにより、Webサービスサーバの構成自体が変わってしまい、障害時の原因特定が困難となります。
さらに、お客様作成のアプリケーションおよび他サーバソフトウェアがWebサービスサーバが稼働するハードウェア(OS)に混在する構成もサポート対象外です。


上記の図6・図7のようにお客様開発のアプリケーション及び他サーバプログラムが同一ハードウェア(OS)に混在する場合、図4・図5と同様にモジュールの競合により正しく帳票生成ができなくなる恐れがあります。さらに、同じハードウェア(OS)上に複数のサーバが存在する構成ではWebサービスサーバがハードウェアのリソースを十分に使用できず、パフォーマンス向上の観点においてこれらの構成はお奨めできません。
以上のようにお客様開発のアプリケーションとWebサービスサーバはそれぞれ独立したハードウェア(OS)でご利用いただく環境がサポート対象環境です。
4. 留意事項
上記の記載では「ハードウェア(OS)」と記載しましたが、お客様開発アプリケーションとbiz-Stream Webサービスサーバを別の仮想OS上で利用することは可能です。
この場合、モジュールの競合などの問題は発生しませんが、パフォーマンスの向上という観点において問題が発生する恐れがあるため、メモリ/CPUなどのリソース割り当てに関して留意お願いいたします。
その他構築環境にてご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。
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