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Apache Struts脆弱性に関するbiz-Streamの対処方法に関して(biz-Stream Webサービスサーバ・専用サーバ)

2014年04月28日

Apache Struts脆弱性に対して、biz-Streamの対処方法をお知らせいたします。
【対象】 biz-Stream v4.8以前の Webサービスサーバ/専用サーバ

1 概要

以下にて公開されました Apache Struts の脆弱性に関して、biz-Stream Webサービスサーバ及び専用サーバの対処方法をお知らせいたします。
biz-Stream では Apache Struts 1 のみ使用しています。Apache Struts 2 は未使用です。

対象は、biz-Stream v4.8以前の以下のインターフェイスとなります。

  • biz-Stream Webサービスサーバ
  • biz-Stream 専用サーバ

上記 biz-Stream Webサービスサーバ/専用サーバ のWeb管理機能にて Apache Struts を使用しています。このため、悪意を持ったユーザにWeb管理機能を利用されないように、Web管理機能アプリケーションの削除 または アクセスの抑止をお願いいたします。

お使いのインターフェイス及びバージョンにより対処方法が異なりますので、以下をご参照のうえ対処をお願いいたします。

biz-Streamの以下のモジュールはApache Struts未使用のため対象外です。

  • biz-Stream ライブラリ(Javaクラスライブラリ)
  • レイアウト・デザイナ、レイアウト・デザイナ for Excel
  • COMインターフェイス
  • ダイレクト印刷(クライアント版・ActiveX版 モジュール)
  • バッチ印刷モジュール
  • 専用サーバクライアントモジュール

2 Webサービスサーバ(バージョン4.4.0~4.7.x)をお使いの場合

以下の 【対処策1】 または 【対処策2】 を実施してください。

【対処策1】 Web管理機能の削除

以下の手順でWeb管理機能を削除してください。
なお、文中に記載してある<bsws_server_home>につきましては「biz-Stream v4.X Webサービスサーバ ユーザガイド」の「2.1 biz-Stream Webサービスサーバのインストール」をご参照ください。

●Windowsの場合
  1. Tomcatを停止する
    スタートメニューのApache Tomcat 6.0 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Stop]ボタンを押します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsws_server_home>\webappsフォルダ以下に存在する
    ・bsadmin2.warファイル
    ・bsadmin2フォルダ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    スタートメニューのApache Tomcat 6.0 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Start]ボタンを押します。
●Linux/UNIXの場合
  1. Tomcatを停止する
    <bsws_server_home>/bin/shutdown.shファイルを実行します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsws_server_home>/webappsディレクトリ以下に存在する
    ・bsadmin2.warファイル
    ・bsadmin2ディレクトリ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    <bsws_server_home>/bin/startup.shファイルを実行します。

上記設定終了後 Webブラウザで以下のURLにアクセスし、Web管理機能にアクセスできないことを確認してください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin2/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin2/

【対処策2】 Web管理機能へのアクセスを制限する

悪意を持ったユーザがWeb管理機能へアクセスできる状態にある場合は、 お使いのファイアーウォール等の設定で以下のURLへのアクセスを制限するようにしてください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin2/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin2/

3 Webサービスサーバ(バージョン4.4.0以前)をお使いの場合

以下の 【対処策1】 または 【対処策2】 を実施してください。

【対処策1】 Web管理機能の削除

以下の手順でWeb管理機能を削除してください。
なお、文中に記載してある<bsws_server_home>につきましては「biz-Stream v4.X Webサービスサーバ ユーザガイド」の「2.1 biz-Stream Webサービスサーバのインストール」をご参照ください。

●Windowsの場合
  1. Tomcatを停止する
    スタートメニューのApache Tomcat 5.5 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Stop]ボタンを押します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsws_server_home>\webappsフォルダ以下に存在する
    ・bsadmin2.warファイル
    ・bsadmin2フォルダ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    スタートメニューのApache Tomcat 5.5 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Start]ボタンを押します。
●Linux/UNIXの場合
  1. Tomcatを停止する
    <bsws_server_home>/bin/shutdown.shファイルを実行します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsws_server_home>/webappsディレクトリ以下に存在する
    ・bsadmin2.warファイル
    ・bsadmin2ディレクトリ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    <bsws_server_home>/bin/startup.shファイルを実行します。

上記設定終了後 Webブラウザで以下のURLにアクセスし、Web管理機能にアクセスできないことを確認してください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin2/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin2/

【対処策2】 Web管理機能へのアクセスを制限する

悪意を持ったユーザがWeb管理機能へアクセスできる状態にある場合は、 お使いのファイアーウォール等の設定で以下のURLへのアクセスを制限するようにしてください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin2/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin2/

4 専用サーバをお使いの場合

以下の 【対処策1】 または 【対処策2】 を実施してください。

【対処策1】 Web管理機能の削除

以下の手順でWeb管理機能を削除してください。
なお、文中に記載してある<bsserver_home>につきましては「biz-Stream v4.X 専用サーバ ユーザガイド」の「2.1 biz-Stream 専用サーバのインストールについて」をご参照ください。

●Windowsの場合
  1. Tomcatを停止する
    スタートメニューのApache Tomcat 5.5 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Stop]ボタンを押します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsserver_home>\webappsフォルダ以下に存在する
    ・bsadmin.warファイル
    ・bsadminフォルダ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    スタートメニューのApache Tomcat 5.5 → Monitor Tomcatをクリックし、表示されたApache Tomcat Propertiesパネルの[Start]ボタンを押します。
●Linux/UNIXの場合
  1. Tomcatを停止する
    <bsserver_home>/bin/shutdown.shファイルを実行します。
  2. Web管理機能を削除する
    <bsserver_home>/webappsディレクトリ以下に存在する
    ・bsadmin.warファイル
    ・bsadminディレクトリ
    の2つをバックアップを取得の上、削除します。
  3. Tomcatを起動する
    <bsserver_home>/bin/startup.shファイルを実行します。

上記設定終了後 Webブラウザで以下のURLにアクセスし、Web管理機能にアクセスできないことを確認してください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin/

【対処策2】 Web管理機能へのアクセスを制限する

悪意を持ったユーザがWeb管理機能へアクセスできる状態にある場合は、 お使いのファイアーウォール等の設定で以下のURLへのアクセスを制限するようにしてください。

http://ホスト名:ポート番号/bsadmin/
(例) http://bssrv:8080/bsadmin/

5 対処後の機能制限

上記の【対処策1】 の方法でWeb管理機能を削除された場合は、Web管理機能がご利用できなくなります。

帳票出力機能は引き続きご利用できます。
ただし、【対処策1】 の方法でTomcatが停止している間は帳票出力が行えませんのでご注意ください。

6 Web管理機能の代替処理

biz-Stream Webサービスサーバ/専用サーバ のWeb管理機能で設定及び参照可能な項目は、ほぼ直接ファイルを編集及び参照することが可能です。このため、設定ファイルの直接編集及び参照をお願いいたします。

設定項目に該当するファイル等でご不明な点がありましたら、弊社テクニカルサポートまでお問い合わせください。

7 今後の対応方針

biz-Stream Webサービスサーバ/専用サービスサーバのWeb管理機能に関しての今後の対処方法に関して、進捗がありましたら、このページにて公開いたします。

8 変更履歴

  • ● 2014/04/30
    「6 Web管理機能の代替処理」 及び 「7 今後の対応方針」 の追加
    ● 2016/06/09
    biz-Stream v4.8で Webサービスサーバの管理機能 及び専用サーバインターフェイス廃止に伴い、v4.8以降は対象外の記述を追加
    Apache Struts 2 は対象外の記述を追加