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セキュリティ更新適用後のWebサービスサーバ .NETクライアントのエラー発生に関して
2007年08月31日
Windows UpdateなどでMicrosoft社の「セキュリティ更新プログラム (KB931212)」適用後、VB.NETによりWebサービスサーバクライアントアプリケーションが正しく動作しないケースが発生します。
この現象の原因及び対応策に関して説明いたします。
対象バージョン: biz-Stream v4.3以降
1. 対象環境
対象環境: Webサービスサーバのクライアントアプリケーションを、VB.NET等の.NET Framework 2.0 を使用して作成した後、「セキュリティ更新プログラム」 (KB931212)を適用した場合。
2. 発生する現象
Webサービスサーバのクライアントコード実行時、以下のエラーが発生します。
「InvalidOperationException: XML ドキュメントでエラーが発生しました。」
3. 原因
VB.NETよりWebサービスサーバを利用する場合には以下の手順を実行します。
- ① WSE(Web Services Enhancements 3.0)によりWebサービスサーバのWSDLからスタブコードを生成
- ② 生成されたスタブコードからVisual Studio 2005によりクラスライブラリを作成
- ③ ②で作成したプロジェクトの参照設定を行う
- ④ スタブコードの修正を行う
- ⑤ 新たにWebサイトを作成し、ASPXファイルを追加
- ⑥ ⑤で作成したWebサイトにて参照設定を行う
詳細はマニュアル「Webサービスサーバ ユーザガイド 6.3.3 VB.NET(WSE3)を使った例」を参照下さい。
「セキュリティ更新プログラム (KB931212)」を適用後は.NET Framework 2.0のランタイムが更新され、適用前に生成したスタブコードでは正常に動作しません。また、①で生成したスタブコードは適用前と適用後では異なるものになります。
このため、「セキュリティ更新プログラム (KB931212)」を適用した場合には、①~⑥を以下の「4. 対処方法」に従い再度実行します。
4. 対処方法
マニュアル「Webサービスサーバユーザガイド 6.3.3 VB.NET(WSE3)を使った例」にて以下の手順を実行します。
- ● ①~③を実行する
- 「セキュリティ更新プログラム (KB931212)」適用前と同じ処理を行います。
この①で生成されるスタブコードは適用前とは異なるものとなります。 - ● ④スタブコードの一部修正を行う。
- スタブコードが異なるものとなるため、未修整のコードおよび修正後のコードは以下のようになります。
- 《 置換前のコード 》
-
... GetBodyObject(typeof( (A) ), this.SoapServiceAttribute.TargetNamespace) ...
- 《 置換後のコード 》
-
... GetBodyObject(typeof( (A) ),"http://schemas.brainsellers.com/webservices/ (B) /2006-10") ...
- ● ⑤~⑥を実行する。
5. その他
- Webサービスサーバに関しての変更は不要です。
- 「セキュリティ更新プログラム (KB931212)」をアンインストールすることにより以前のスタブコードでも正常に動作します。