8.4 文書設定:セキュリティ
セキュリティ
文書に対してパスワードや高度な設定を設定できます。
レイアウトのツリービューから [文書設定]-[セキュリティ]をクリックします。
【互換性】
- 選択できるセキュリティレベルは4種類あります。
互換性 説明 Acrobat 3.0~ 暗号化レベルが「40-bit RC4」の場合。認証方法は「パスワード」のみです。 Acrobat 6.0~ 暗号化レベルが「128-bit RC4」の場合。認証方法は「パスワード」と「証明書」の2種類があります。 Acrobat 7.0~ 暗号化レベルが「128-bit AES」の場合。認証方法は「パスワード」と「証明書」の2種類があります。 Acrobat 9.0~ 暗号化レベルが「256-bit AES」の場合。認証方法は「パスワード」と「証明書」の2種類があります。 - 暗号化レベルが「256-bit AES」の場合は、<JRE_HOME>/lib/security/に、local_policy.jarとUS_export_policy.jarを置く必要があります。詳細は以下をご参照ください。
- PDF出力ガイド『3.14 サンプルプログラム(9) - PDF 文書のセキュリティ設定』
- XMLドキュメントレイアウトタグ リファレンス『5.7 セキュリティ AES<bs:document-security-aes>』
【パスワード】
パスワードには2種類あります。文書を開くのに必要な「文書を開くパスワード」と、権限やパスワードを変更するのに必要な「権限パスワード」です。
パスワードを設定する場合、それぞれの項目にチェックをして、パスワードを入力します。
平文を入力してレイアウトを保存すると自動的にBASE64でエンコードされます。
文書を開くパスワードと権限パスワードは32文字以内で設定し、同じ値を設定しないでください。
暗号化レベルが「256-bit AES」の場合は127文字以内となります。【証明書】
- 証明書には2種類あります。文書を開くユーザの証明書である「文書を開く証明書」と、後でセキュリティ設定を変更可能なユーザの証明書である「権限証明書」です。
【権限】
- 権限ではそのユーザに対してどのような権限を付与するかという設定ができます。
いずれかの設定を変更したら画面下の [適用]ボタンをクリックしてください。[適用]ボタンがクリックされなかった場合は変更された内容は設定されません。 - 編集を許可しない場合には、「許可しない」を選択します。
- 文書にページ単位の変更を加えることを許可する場合は、「ページの挿入、削除、回転」を選択します。
- フォームの入力と署名のみを許可する場合は、「フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名」を選択します。
- フォームにユーザーの意見や感想などを付加することを許可する場合は、「注釈の作成、フォームフィールドの入力と既存の署名フィールドに署名」を選択します。
- 文書のページ構成を変更できないようにする場合は、「ページの抽出を除くすべての操作」を選択します。
- 高解像度
- 低解像度(150dpi)
- 許可しない
変更を許可
印刷
以下から選択します。
制限事項
ダイレクト印刷機能を使用して印刷を行う場合、セキュリティ設定を行っているレイアウトファイルは正しく印刷できません。 詳細はダイレクト印刷ガイド『第6章 制限事項』を参照してください。