11.1 Java で開発するための環境構築
この章では、Webサービスサーバ用のクライアントアプリケーションを開発するための環境構築について説明します。
JAX-WS を使用するサンプルプログラムを実行する場合は以下の手順を実行してください。
Java のインストール
Java のインストールを行います。JDKをOracle社のサイトよりダウンロードし、インストールしてください。
WSDL の取得
WSDL(Web Services Description Language)では、Webサービスサーバ で提供している Webサービスの仕様を定義しています。
クライアントアプリケーションは、下記 URL から WSDL を取得し Web サービスを利用するための入出力メッセージのフォーマットやプロトコル等の情報を入手します。
http://ホスト名:ポート番号/axis2/services/bizstream?wsdl
(例)http://wsssrv:8080/axis2/services/bizstream?wsdl
コンテンツ管理のための WSDL 取得先 URL
(例)http://wsssrv:8080/axis2/services/bizstream?wsdl
http://ホスト名:ポート番号/axis2/services/cms?wsdl
(例)http://wsssrv:8080/axis2/services/cms?wsdl
(例)http://wsssrv:8080/axis2/services/cms?wsdl
実行手順
JAX-WS を使用するサンプルプログラムを実行する場合は以下の手順を実行してください。
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デフォルトでは上記URLはアクセス制限をかけているため、WSDLの取得時には手動でユーザ認証を行うか、次の作業を行い、一時的にアクセス制限を解除する。
【アクセス制限の解除方法】
<bsws_server_home>/webapps/axis2/WEB-INF/web.xmlの<security-constraint>要素内の<url-pattern>/services/bizstream</url-pattern>の部分をコメントアウトして保存し、Webサービスサーバを再起動する。
<url-pattern>/services/cms</url-pattern>
- JDKのwsimportを実行し、スタブクラス群を生成する。
【実行方法】
wsimport -s 生成したソースを保存する場所 WebサービスサーバのWSDLのURL(コンテンツ生成サービスとコンテンツ管理サービスそれぞれを指定する)【実行例】 (bswssは Webサービスサーバのホスト名)
wsimport -s src http://bswss:8080/axis2/services/bizstream?wsdl
wsimport -s src http://bswss:8080/axis2/services/cms?wsdl- biz-Streamでは SOAP1.2を使用していますが、wsimportではデフォルトでSOAP 1.1を使うため上記コマンドを実行すると警告が表示されます。機能には特に問題はないので警告は無視して頂いてかまいません。
- WebサービスサーバのBASIC認証の設定を元に戻す(有効化する)。
- サンプルプログラムと2のソースを一緒にコンパイルし、実行する。