10.1 biz-Stream Webサービスサーバを使ったアプリケーション開発の概要
Webサービスサーバを使ったアプリケーション開発は、SOAP メッセージに必要な要素/属性を設定しWebサービスサーバへ送信します。SOAP メッセージを受信したWebサービスサーバでは、受信したメッセージ内容にしたがって必要な処理が行われます。Webサービスサーバ側での処理後、クライアントは処理結果を SOAP メッセージとして受け取ります。

PDF 生成機能
ユーザアプリケーションが、生成する PDF ファイルのレイアウト情報やファイル名等データを設定したSOAPメッセージを生成し、Webサービスサーバへ送信します。SOAP メッセージを受け取ったWebサービスサーバでは、PDF ファイルが生成されます。Webサービスサーバは処理完了後、生成された PDF ファイルの保存場所を示す URI もしくは PDF ファイルデータそのものを SOAP メッセージとして送信します。Webサービスサーバを利用した PDF 生成機能のイメージは、以下の図のようになります
Excel 生成機能
基本的にPDF 生成と同じです。生成するファイルの種類にExcelを指定して SOAP メッセージをユーザアプリケーションで作成し、Webサービスサーバへ送信します。Webサービスサーバは処理完了後、生成された Excel ファイルの保存場所を示す URI もしくは Excel ファイルデータそのものを SOAP メッセージとして送信します。Webサービスサーバ を利用した Excel 生成機能のイメージは、次の図のようになります。
CSV 生成機能
基本的にPDF 生成と同じです。生成するファイルの種類にCSVを指定して SOAP メッセージをユーザアプリケーションで作成し、Webサービスサーバへ送信します。Webサービスサーバは処理完了後、生成された CSV ファイルの保存場所を示す URI もしくは CSV ファイルデータそのものを SOAP メッセージとして送信します。Webサービスサーバ を利用した CSV 生成機能のイメージは、次の図のようになります。
ダイレクト印刷機能
ダイレクト印刷において、ユーザアプリケーションに対して印刷要求を出しクライアント側にダウンロードされた PDF ファイルをダイレクト印刷モジュールで印刷、 処理結果を返す一連の処理は、通常のダイレクト印刷機能と同じです(詳細は別紙『ダイレクト印刷ガイド』参照)。Webサービスサーバとしては、印刷するための PDF ファイルの生成機能をダイレクト印刷機能と連携するようになり、 PDF 生成のための SOAP メッセージ送信、処理結果を受信する処理をユーザアプリケーションで実装します。Webサービスサーバ を利用したダイレクト印刷のイメージは、以下の図のようになります。
バッチ印刷機能
ユーザアプリケーションが PDF 生成、印刷指示の SOAP メッセージをWebサービスサーバへ送信します。SOAPメッセージを受け取ったWebサービスサーバは PDF を生成し、生成した PDF と共に印刷指示を印刷サーバへ送信します。印刷サーバでは、Webサービスサーバから受信したPDFと印刷指示により印刷処理されます。印刷サーバでの印刷結果をWebサービスサーバが SOAP メッセージとしてユーザアプリケーションへ送信し、一連の処理が完了します。印刷状態の取得も基本的には同じ流れで、ユーザアプリケーションでは印刷状態取得用 SOAP メッセージを作成しWebサービスサーバに送信すると、Webサービスサーバが印刷サーバから印刷状態を取得します。取得結果をSOAP データとしてユーザアプリケーションへ送信します。SOAPインターフェイス を利用したバッチ印刷機能のイメージは、次の図のようになります。
コンテンツ管理
ユーザアプリケーションがWebサービスサーバ内にあるコンテンツリポジトリに対してディレクトリ/ファイルの新規作成、削除等各種操作するために、SOAP メッセージを生成しWebサービスサーバへ送信します。SOAP メッセージを受け取ったWebサービスサーバでは、ディレクトリ/ファイル作成等各種操作を実行します。Webサービスサーバは処理完了後、処理結果をSOAP メッセージとして送信します。Webサービスサーバを利用したコンテンツ管理機能のイメージは、以下の図のようになります。