5.1 ユーザの認証と承認
ユーザ認証のタイミング
Webサービスサーバでは、次のタイミングでユーザ認証・承認プロセスが行われます。
- WebDAVからコンテンツリポジトリへのアクセス時
- コンテンツ生成/管理サービスが内部からコンテンツリポジトリへのアクセス時
- SOAPクライアントからコンテンツ生成/管理サービスへのアクセス時

ユーザの認証と承認
WebDAVからコンテンツリポジトリへのアクセス時
承認対象のユーザはユーザ情報に登録されている全ユーザとなります。
コンテンツ生成/管理サービス内部からコンテンツリポジトリへのアクセス時
承認対象のユーザはユーザ情報に登録されている全ユーザとなりますが、アクセス時に使用される認証対象のユーザの設定は、
<bsws_server_home>/webapps/axis2/WEB-INF/conf/axis2.xml の
<parameter name="bizstream.repository.user.name">
<parameter name="bizstream.repository.user.password">
SOAPクライアントからコンテンツ生成/管理サービスへのアクセス時
任意のロールに対してのみ承認されるように設定することができます。
<bsws_server_home>/webapps/axis2/WEB-INF/web.xml の<security-constraint>、<login-config>、<security-role>
デフォルトでは、roleがbizstreamのユーザ(デフォルトの場合、該当するユーザはbizuser1)のみを承認される設定がされています。認証方式は、デフォルトではBASIC認証が設定されています。
また、SOAPクライアントではサービスへアクセスする際に、BASIC認証を行うようにする必要があります。 具体的な例については、『第11章 サンプルプログラム(Java)』『第12章 サンプルプログラム(.NET)』をご参照ください。
- WSE3(.NET)を利用してクライアントを作成する場合は、通常、BASIC認証機能を使用することが出来ません。スタブ生成時に、/type:webClientオプションを付加することによりBASIC認証のためのメソッドも生成されますが、MTOM/XOPを使用したバイナリデータ転送方式が使用できないなどの問題があります。