biz-StreamマニュアルPDF出力ガイド第2章 biz-Streamを使ったアプリケーション開発の基本編2.1 biz-Streamを使ったアプリケーション開発の概要

2.1 biz-Streamを使ったアプリケーション開発の概要

biz-Streamを使ったアプリケーション開発の概要

biz-Streamライブラリによるアプリケーション開発では、以下の両方を実施します。

  1. PDF出力のひな型である『レイアウトファイル』の作成
  2. PDFライブラリを使った『出力制御プログラム』の作成

レイアウトファイルの作成


レイアウトファイルは、PDF生成のためのひな型であり、レイアウト・デザイナやレイアウト・デザイナ for Excelで作成できます。レイアウトファイルには、ページ単位での出力定義である『ページレイアウト』と生成した PDFファイルに対するセキュリティや各種プロパティの定義できる『ドキュメントレイアウト』で構成されています。後述のサンプルを参考にすることで、移植性に優れメンテナンス効率の高いレイアウトファイルを作成できます。


出力制御プログラムの作成


出力制御プログラムは、レイアウトファイルとレイアウトファイルに差し込むデータをパラメータとして、PDFライブラリに PDF生成を指示するものです。 プログラムで生成したPDFは、ファイルとして出力したり、ストリームとして出力したりすることができます。

出力制御プログラムの基本的な処理の流れは以下のとおりです。

  1. PDF生成に使用するデータを準備します。
  2. レイアウトファイルと出力先を指定し、インスタンスを生成します。対象のクラスは、使用する XMLパーサに応じて指定が変わります。 詳細は、apidocをご参照ください。また、XMLSuperを各パーサのインターフェイスとして指定することもできます。
  3. レイアウト情報を解析します。
  4. 書式設定を行います。
  5. 1で準備したデータを引数にPDFを生成します。
  6. PDFを出力します。複数ページにまたがる場合、flush()メソッドで 1ページ単位で出力すると、メモリを有効活用できます。

アプリケーション開発の概要